中国語検定の有効期間|留学、就職でプラスになる資格5種

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中国語検定やHSKなど、中国語の資格はそれぞれ有効期間が異なります。

資格の有効期間とは、取得からその期間内のレベルを保証するもの。有効期間内の資格は、就職の際に「即戦力」として最大のアピールポイントになります。

しかし、その有効期間を過ぎたら履歴書に書いてはいけないのでしょうか?

いえいえ、そんなことはありません。

面接官は、過去にその資格を取得するだけの努力ができた人、過去に資格習得の能力があった人として判断しますので、せっかく持っている資格は履歴書で存分にアピールしましょう。

今回は、中国語に関する検定の有効期限と、その詳細を紹介します。留学する場合や中国系・外資系企業などで即戦力として資格をアピールしたい場合、有効期間内の資格が必須!この記事を参考に計画的に資格を取得しましょう。

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中国語の検定や資格について、さらに詳しく知りたい方はこちら!
中国語検定の種類|私が受けるべき試験はHSK?中検?
中国語を勉強している方におすすめする7つの資格とは?』 

1. 中国語検定それぞれの有効期間と特徴

中国語に関する検定5種の有効期間と、それぞれの特徴を紹介します。

1-1. 中国語検定 (中検)の有効期間は級によって異なる

  有効期限
準4級・4級・3級 認定日から2年
2級・準2級・1級 認定日から5年

中国語検定(中検)を主催する日本中国語検定協会では、認定日(合格)からの中国語運用能力を保証する期間を設けています。有効期限過ぎても、合格が取り消しとなるわけではありません。

1-1-1. 中国語検定とは

中国語検定は、日本国内では最も認知度のある中国語の検定です。この検定を大学の入学や単位習得の基準として定める大学もあったり、就職活動の履歴書でもアピールできます。

1981年に一般財団法人日本中国語検定協会が主催で始められた検定で、現在では日本以外に中国・台湾・シンガポールでも試験が行われています。

検定は年に3回(3月・6月・11月。1級のみ年1回11月に実施)行われ、2017年では年間志願者数約3万5000人、累計志願者数は2018年現在100万人を超えており、日本国内では大きな広がりを見せています。

詳しくは公式HPを参考にしてください。 

中国検定については、こちらの記事も併せて参考にしてください。
必読!中国語検定に挑もうと思ったら ≪級とレベル編≫』 

1-2. HSKの有効期間は2年

HSKは級に関わらず、受験日から2年です。

この有効期限は、主に留学生が中国の大学入学の際に能力の証明として期間で、HSKの合格や取得したスコアが取り消されるわけではありません。

特に就職・転職活動時、企業側が直近の合格級やスコアを確認する場合が多いため、活動中に有効期限内の合格証書を提出できるよう計画的に受験しましょう!

1-2-1. HSK (漢語水平考試)とは

HSKは中国政府が認定する資格です。現在、世界118の国と地域、合計875箇所で開催され、日本国内では、全国主要都市でほぼ毎月受験可能です。

日本国内での受験者数は、1999年で約2300人でしたが、2015年では10倍の約2万3500人に達しています。このことからも、中国語のニーズが高まっていることが分かりますね。

HSKは世界中で公式な資格として活用することができます。HSKは、日本と中国国内での就職・転職活動・社内での昇進に役立つのはもちろん、中国現地法人での勤務の条件などとして選ばれています。

私(中国在住、中国ゼミスタッフS.I.)が留学している大学のクラスメートたちも、このHSKを目指して勉強に励んでいます。

詳しくは公式HPを参考にしてください。

目安のレベルについては知りたい方はこちらの記事をチェック!
必読!中国語検定に挑もうと思ったら ≪級とレベル編≫』  

1-3. TECCの有効期限は2年

TECCスコアの有効期限は2年です。

1-3-1. TECC (中国語コミュニケーション能力検定)とは

TECCとは、Test of Communicative Chinese(中国語コミュニケーション能力検定)の頭文字。中国語のコミュニケーション能力を測定する日本国内での検定です。

断片的な知識や高度に専門的な内容ではなく、実際にコミュニケーションする際の中国語運用能力を正確に測定するため、出題内容も日常生活やビジネスシーンでよく使われる中国語を題材にしています。

評価方法として、日本で初めて1000点満点のスコア表示方式を採用。易~難までの問題をバランスよく出題した1種類のテストで行われます。そのため、あらゆるレベルの人が受験でき、受験者一人一人の実力の度合いが詳しく分かります。さらにスコアはA~Fの能力別レベルでも分けられるので、実際にコミュニケーションをする際の自分の実力レベルをより具体的に把握することができます。

詳しくは公式HPを参考にしてください。 

1-4. TOCFLに有効期限は設けられていない

TOCFLの成績結果に有効期限はありません。

成績結果の再発行に関しては、試験日から2年以内の試験のみが可能です。

1-4-1. TOCFL(華語文能力測験)とは

TOCFLとは、台湾政府が認定する唯一の繁体字検定試験です。台湾の国家中国語能力試験推進委員会が開発を行い、全世界の中国語を母語としない人向けの能力試験です。2003年12月から正式に施行され、受験者の国籍は60ヶ国以上に増えています。

TOCFLの試験は、日本国内では年に2回、東京地区、大阪地区にて開催され、レベルの段階別に6つの級があります。 外国人留学生を募集している台湾の大学や専門学校へ「台湾奨学金」を申請するための参考基準として、さらに就職活動をする際の中国語能力の証明として活用できます。

詳しくは公式HPを参考にしてください。 

1-5. 全国通訳案内士に有効期間は設けられていない

全国通訳案内士の資格に有効期限はありません。

1-5-1. 全国通訳案内士とは

全国通訳案内士試験とは、外国人旅行者に付き添って外国語で旅行に関する案内をするのに必要な知識・能力を判定する試験です。

毎年1回実施され、中国語の全国通訳案内士試験の合格率は、わずか10%前後。ハイレベルな中国語人材として認められる「語学系で唯一の国家資格」です。

合格すると「全国通訳案内士」として都道府県に登録できます。それほどに、高度な外国語の能力や日本全国の観光に関する質の高い知識が必要な試験です。

詳しくは公式HP『JNTO 日本政府観光局』 を参考にしてください。 

全国通訳案内士とは?詳しい情報はこちらをチェック!
【中国の全国通訳案内士】合格率は? 筆記試験の免除とは?

 

2. 中国語検定の概要


2章では、それぞれの検定の試験内容や合格基準を紹介します。

2-1. 中国語検定 (中検)の試験内容・合格基準

各級 試験内容 配点
準4級 リスニング
(選択式)
筆記
(選択・記述式)
リスニング100点
筆記50点
4級 リスニング
(選択式)
筆記
(選択・記述式)
各100点
3級 リスニング
(選択式)
筆記
(選択・記述式)
各100点
2級 リスニング
(選択式)
筆記
(選択・記述式)
各100点
準1級 リスニング
(選択式)
筆記
(選択・記述式)
各100点
1級 リスニング
(選択式)
筆記
(選択・記述式)
各100点

一次試験の配点は、以上の通りです。解答はマークシートによる選択式、及び一部記述式を取り入れています。

準1級と1級は、2次試験試験として面接があります。

2-1-2. 中国語検定(中検)の合格基準

    合格基準点
準4級 リスニング・筆記 合計60点
4級 リスニング・筆記 各60点
3級 リスニング・筆記 各65点
2級 リスニング・筆記 各70点
準1級 リスニング・筆記 各75点
1級 リスニング・筆記 各85点

合格基準点は、準4級がリスニング・筆記を合計した点数、4級~1級はリスニング・筆記それぞれの点数です。

準4級は合格基準点に達していてもリスニング試験を受けていないと不合格となりますので注意してください。

中国語検定の日程や合格するコツについてはこちらをチェック! 
中国語検定2019年の日程は?合格を勝ち取る計画とは?
中国語検定の合格率は?|級や時期での違いを紹介!

2-2. HSKの試験内容・合格基準

2-2-1. HSKの試験内容

試験内容
リスニング 全て選択式で、主に対話文や長文の内容から正解を選ぶ問題
読解 選択式:短文〜長文の内容から正解を選ぶ
作文 記述式:短文の並び替え問題と、実際に中国語で文章を書く問題

2-2-2. HSKの合格基準

リスニング、読解、作文合計300点です。1級〜4級は総得点の6割の180点が合格ラインとなっています。

5級と6級には合格点数の記載はありませんが、目安としてはこちらも6割の総得点180点以上です。 各級の合格率については非公開となっています。

【HSK試験】レベルの目安を知りたい方はこちらの記事をチェック!
HSKを受験するなら必読!<レベル>の話 1級~6級

2-3. TECCの試験内容・スコア

2-3-1.TECCの試験内容

試験パターン 試験内容
第1部基本数量 音声を聞いて、それが表しているものをA〜Dの中から選ぶ。
第2部図画写真 図表や写真に対してA〜Dの説明が読まれます。その中から最も適切なものを選ぶ。
第3部会話形成 甲乙男女の会話を聞いて、甲の会話に続く乙の返答をA〜Dの中から選ぶ。
第4部会話散文 会話、または散文を聞いて、それぞれの問いに対する返答をA〜Dの中から選ぶ。
第5部語順 文章を見て、それぞれの語句を文章に入れる場合、最も適当な位置をA〜Dの中から選ぶ。
第6部補充 空欄に入る最も適切な語句をA〜Dの中から選ぶ。
第7部語釈 下線部の意味に最も適切なものをA〜Dの中から選ぶ。
第8部読解 文章を読んで、問に最も適するものをA〜Dの中から選ぶ。

1-3でもお伝えした通り、TECCは受験者全員が1種類の問題を受け、0〜1000点までの点数によって能力が測定されるスコア式の試験です。

TECCの問題の説明は日本語となっています。日常生活で実際に目にし、耳にし、口にする中国語を素材にした8パターンの出題形式により、総合的な中国語コミュニケーション能力を測定します。

2-3-2. TECCはレベル別のスケールスコア

TECCには「合格」という概念がなく、スコアによってスケールスコアというレベル別に分類されます。

TECCのスコアは項目応答理論に基づいて統計処理を行っているため、全問のうち半分正解したから500点という正答数と連動しているものではありません。つまり、異なる問題で受験しても、難易度などのレベルに影響されず、常に実力に相当するスコアを客観的に数値化できるようになっています。

相対的なスコアが出るため、受験するたびにスコアを比較して自分の能力の伸びを把握できるのもTECCの特徴です。

2-4. TOCFLの試験内容・合格基準

2-4-1. TOCFLの試験内容

TOCFLの認定資格は入門級・基礎級・進階級・高階級・流利級・精通級の6レベルに分かれています。

試験時間は、全レベル、聴解、読解ともに各60分で、試験問題は50問ずつ。つまり、試験全体の時間はリスニングとライティング合わせて120分、問題数は100問となります。

問題構成は受験レベルにより異なり、入門基礎級 Band Aの試験問題は日本語、進階級・高階級のBand B からは問題自体も台湾華語(繁体字)になります。解答は全てマークシート式です。

2-4-2. TOCFLの合格基準

各レベル リスニング
合格基準(80点満点)
リーディング
合格基準(80点満点)
Level 41点 42点
Level2 60点 60点
Level3 46点 48点
Level4 61点 64点
Level5 50点 52点
Level6 61点 69点

2-5. 全国通訳案内士の試験内容・合格基準

2-5-1. 全国通訳案内士の試験内容

1次試験は「外国語」「日本地理」「日本歴史」「一般常識」「通訳案内の実務」の5科目。マークシートと記述式で、内容は伝統的な日本の文化について中国語で説明をするものなど、中国語と日本文化両方の知識が問われます。

2次試験では、提示された3枚のカードからトピックを30秒以内に1つ選び2分でプレゼンテーションをします。さらに、それについての質疑応答、日本語の文章の外国語訳、面接官をお客様と想定して外国語での受け答えなどがあります。

2-5-2. 全国通訳案内士の合格基準

試験科目 合格基準
外国語 70点
日本地理 70点
日本歴史 70点
一般常識 30点(50点中)
通訳案内の実務 30点(50点中)

1次試験は5科目で、それぞれ合格基準点以上を取得する必要があります。

2019年現在、「外国語」「日本地理」「日本歴史」では100点満点中70点、「産業、経済、政治及び文化に関する一般常識」「通訳案内の実務」はそれぞれ50点満点で各科目30点以上が必要です。

「通訳案内の実務」は平成30年度の試験から初めて追加された科目で、情報が少ないので、特に対策が必要です。

 

3. 中国語検定をアピールするためのポイント

英語の資格を持っている人数が多い中で、中国語の資格を持っていることは就職で有利です。それぞれの資格に特徴があるので、有利になるポイントや具体的なレベルを説明します。

3-1. 中国語検定(中検) は国内の企業や大学で有利

一般企業であれば、3級から履歴書に書くと面接官の目を引くでしょう。

中国との取引がある企業、日常的に中国語を使用している企業では2級の実力が必要となります。準1級であれば、中国語の通訳としての採用枠に入ります。通訳や翻訳家を目指す人は、準1級合格レベルを目指しましょう。

3-2. HSKは全世界でアピールできる

中国やシンガポールなどの国で就職する場合は、圧倒的にHSKの能力を見る企業が多いです。

日本の一般企業の場合は、アピール材料としてはHSK4級以上が認められます。中国と取引のある企業が中国語の即戦力としてはHSK5級以上と言われています。

3-3. TECCはコミュニケーション能力のアピールに

コミュニケーション力に特化しているテストのため、自身の会話力を示すには良い資格です。主に空港免税店で働く方や、VIP運転手、化粧品販売員などを目指す方は有利です。国内の中国関連業務に就きたい場合、600点以上あれば十分アピール材料となるでしょう。

公式サイトでレベルをチェックしてみてください。 

3-4. TOCFLは台湾での留学や就職に有利

TOCFLは、台湾などの繁体字が使われる圏内で就職するための就労ビザ申請の際にも加点ポイントとなります。もちろん就職前に台湾に留学してみたいという人にもTOCFL受験は必須です。

台湾から日本への旅行客も増えているため、台湾系列のサービス・観光業を目指す方、さらに台湾現地での就職を目指す方に有利です。

台湾現地での就職を目指すにはBand Cの聴解問題50点以上・読解問題61点以上を目標にすると良いでしょう。

公式サイトでレベルをチェックしてみてください。 

3-5. 全国通訳案内士は「日本観光通訳協会」へ登録を

通訳案内士はフリーランスとして働く人が多いです。

中国人観光客の増加や東京オリンピックに向けて、この先ますます日本を訪れる外国人が増え、通訳案内士の需要が増えるでしょう。しかし現在はこの資格を発揮できる場は限られているので、身に付けたスキルを落とさないためにボランティアとして活動したり、他の仕事と掛け持ちして働くといった人が多いのが実情です。

フリーランスで働く場合は、まず「一般社団法人 日本観光通訳協会」に通訳案内士として登録し、仕事を斡旋してもらった上で仕事をします。代表的な仕事内容は、観光ツアーに訪れた外国人のガイド役として観光地の文化や歴史を紹介したり、ツアー中のスケジュール確認などのサポートです。

 

4. 中国語の検定を受ける意味


4-1. 有効期間を過ぎていても履歴書に書ける

冒頭でもお伝えした通り、有効期間が過ぎてしまった資格でも、履歴書に書けます。資格のレベルが高いほど、それを取得するだけの能力があった人として判断されますので、努力して取った資格は履歴書でアピールしましょう。

中国語を就職に活かすには?こちらの記事を参考にしましょう。
中国語検定を履歴書でアピールする方法・面接官を納得させるコツ 

4-2. 現状の実力を試す

定期的に資格検定を受けることで、自分の中国語レベルを客観的に判断することができます。その資格取得に向けて取り組むことは、結果として中国語を効率的に習得する近道になります。

4-3. 学習のモチベーションを保つ

中国語を勉強していく中で、資格試験を受けることは、学習の中でのモチベーションになります。

純粋に語学レベル向上のための受験はもちろん、試験のために割いた時間も、受験費用も無駄にできませんよね。それも大切なモチベーションのひとつ。さらに受験日を明確に設定すると、一層努力をせざるを得ません。努力の結果、「合格」に結びついた時の達成感は、次のモチベーションに繋がることでしょう。

HSKを受けよう! HSKをオススメする理由

中国ゼミでは、中国語の資格試験の中でもHSKの受験を一番におすすめします。

その理由は、まず中国政府が公認する世界共通基準の資格であること。次に、出題される問題は実際の日常生活の中で使われるものが多く、この資格を目指すことが実際にネイティブに通用する中国語の習得に通じるからです。 現在、中国をはじめ世界中の多くの国と地域で、毎月実施されていますので、海外在住の方も受験しやすいのでおすすめです。

HSK協会の公式サイトでは、フルーエント中国語学院の学長三宅裕之が「HSKとは?」で解説させていただいています。ぜひご覧ください。

 

まとめ. 有効期間を確認して留学や就職でアピールを!

有効期間に関わらず、努力して取得した資格は履歴書でアピールすることができます。しかし、有効期間内の資格の方が即戦力としての決め手になることには違いありません。

今後も、世界中に広がっている中国人のネットワークを通して中国経済はどんどん成長していくことが予想されています。中国語を使える人材の重要性も、必ず増高まっていくでしょう。自分の中国語能力を最大限にアピールできるよう、今回の記事を参考に、留学や就職の時期と照らし合わせて受験の計画を立ててみてくださいね。

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