中国語の習得には、その独特な「発音」である「四声(声調)」と「ピンイン」がとても大切です。
美しい響きを持つ一方で、正確な発音が求められるため、初心者にとっては最初の壁となります。逆に言うと、漢字を知っている日本人にとって「発音」さえマスターすれば、中国語の習得はさほど難しくありません。
この記事では、中国語の「発音」について、ピンインの基本、声調のコツ、そして発音を磨く練習方法を具体例を交えながら丁寧に紹介します。
発音を克服することで、より自信を持って中国語を使えるようになりましょう!
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目次
1. 中国語の発音を理解するための基礎知識
中国語は発音が変わると全く意味の異なる言葉になってしまうため、まずは正確な「ピンイン」と「四声(声調)」の習得が必須です。
発音のポイントや注意点など見ていきましょう。
1-1. 中国語の発音は「四声」と「ピンイン」で決まる
四声(声調)は中国語特有の音の高さや抑揚を示し、同じ発音でも四声が異なると意味が大きく変わります。一方、ピンインは発音をアルファベットで表記したもので、正しい発音を学ぶためのガイドとして重要な役割を果たします。
それぞれの特徴については以下の記事をご覧ください。
四声(声調)
ピンイン
1-2. なぜ発音が中国語習得の鍵となるのか
漢字を知っている日本人にとって、中国語の習得は比較的簡単だと言われていますが、実際にネイティブと話そうとすると、話せなかったり、聞きとれない…ということがあります。
この「つまずき」の原因は「中国語の発音の難しさ」にあります。中国語の読み書きができても、肝心の「話す・聞く」という部分が不十分では、現地の人とコミュニケーションしたり、実践に活かすことができません。
中国語の発音が難しいと言われている理由と、発音を克服するコツについてはこちらの記事をご覧ください。
2. 四声(声調)の基本
「四声(声調)」とは、音程の上げ下げのこと。4種類あるので「四声」又は「声調」とも言われます。
中国語を話すとき、この「四声」を間違えると異なる意味になってしまうので、完璧に覚えましょう。
2-1. 四声の種類と特徴
四声(声調)は「第一声、第二声、第三声、第四声」と合計4種類あります。また、音の上げ下げのない「軽声」もあります。
軽声は軽く添えるように出す音で、他の声調の後に続くことはありますが、軽声が最初に来ることはありません。
更に詳しくは以下記事の「1章」をご覧ください。
2-2. 声調の変化で意味が変わる具体例
中国語を学習する際、よく比べられるのは以下の4つです。
第一声 | お母さん「妈(mā)」 |
第二声 | 麻「麻(má)」 |
第三声 | 馬「马(mǎ)」 |
第四声 | 叱る「骂(mà)」 |
こちらは意味も関連性があるため間違いやすいです。
第三声 | 買う「买(mǎi)」 |
第四声 | 売る「卖(mài)」 |
第三声 | どこ「哪儿(nǎr)」 |
第四声 | そこ「那儿(nàr)」 |
三声+軽声 | 目「眼睛(yǎnjing)」 |
三声+四声 | メガネ「眼镜(yǎnjìng)」 |
こちらは、意味が全く異なります。
四声+四声 | 寝る「睡觉(shuì jiào)」 |
三声+三声 | 水餃子「水饺(shuǐjiǎo)」 |
2-3. 四声の組み合わせパターンと練習方法
中国語の発音は繰り返し練習し、体で覚えるのが一番の近道です。
「第三声+第三声」は「第ニ声+第三声」に変化するなど、ルールもあるのでしっかり覚えましょう。
以下記事の「1-2」で音声付きの四声の組み合わせパターンを紹介しているので参考にしてみてください。
また、こちらの記事では、日本人が苦手とする「第三声」を中心に例文を紹介しているので併せてご活用ください。
3. ピンインをマスターする
「1-3」でもご紹介しましたが、中国語の発音をアルファベットで表した「ピンイン」は7割はローマ字読みができるので、日本人であれば比較的理解しやすいです。
ただ、日本語に無い発音もあるので、しっかりと正確に習得しましょう。
3-1. ピンインの仕組みと基本ルール
例えば、中国語で「こんにちは」を表す「你好」のピンインは「ni hao」です。中国語の学習経験が無くてもピンインを見れば「ニーハオ」と何となく発音ができますよね。これに四声を付けて発音すると完璧です。
ピンインは母音が36個と子音が21個あり、これらが組み合わさって、約400の音になります。
400の音と聞くと多く感じますが、基本さえ覚えれば組み合わせで発音できるのでご安心ください。
ピンインの確認についてはこちらの音声付きピンイン表が便利です。
3-2. 母音の種類と発音方法
中国語の母音は36個あり、中国語の音節では「韻母」と言います。
<母音(韻母)> a、o、e、er、ai、ei、ao、ou、an、en、ang、eng、ong、i、ia、ie、iao、iou(-iu)、ian、in、iang、ing、iong、u、ua、uo、uai、uei(-ui)、uan、uen(-un)、uang、ueng、ü、üe、üan、ün |
中国語の「母音」については以下の記事で詳しく解説しています。特に区別の難しい鼻母音「n」と「ng」の違いや効率的な練習方法についても動画付きでご紹介しています。
3-3. 子音の種類と発音方法
中国語の子音は21個あり、中国語の音節では「声母」と言います。
<子音(声母)> b、p、m、f、d、t、n、l、g、k、h、j、q、x、zh、ch、sh、r、z、c、s |
「子音」については以下記事で詳しく解説しています。こちらも動画や音声も付いているので参考にしてしっかりと発音トレーニングしてみてください。
また、「子音」の中でも日本語に無い「有気音」の発音については以下サイトで詳しく紹介しているので併せてご覧ください。
3-4. 日本人が特に注意すべきピンインの発音
ピンインは7割がローマ字読みできるので比較的理解がしやすいです。ですが、そこに該当しないピンインは特に注意してください。
例えば、以下の6つはローマ字読みができません。
e |
「エ」の口の形のまま、喉の奥から「オ」の音を出す。「ウ」や「オ」と聞こえるようなあいまいな音。 |
ü(yu) | アヒルのように口を少し横にすぼめて「ユ」の口で「イ」という。 |
ian(yan) | 口を大きく開けて「イェン」という。「a」は「ア」と読まず、「イァン」ではないので注意。 |
zi | 唇を左右に引いたまま「ズ」という。「ジ」ではないので注意。 |
ci | 唇を左右に引き、息を出しながら「ツ」という。「チ」ではないので注意。 |
si | 唇を左右に引き「ス」いう。「シ」ではないので注意。 |
以下記事の「6章」で日本人が苦手なピンインと発音のコツをご紹介しています。
4. 発音の上達方法
「声調」と「ピンイン」の理解ができたら次は練習です!発音が上達すれば、相手に正しく伝わり、会話がよりスムーズになります。
ここでは、効率的に発音を練習し、自信を持って話せるようになる方法をご紹介します。
4-1. 2ヶ月で基礎をマスターする練習プログラム
これから中国語の学習を始めるという方は、まずは2ヶ月しっかり発音の練習をしましょう!
発音トレーニングは以下の順番で行うのがおススメです。
①四声(声調)をマスターする |
詳しい練習方法については以下記事の「4章」でご紹介しています。
4-2. シャドーイングの効果的な活用法
シャドーイングは、少し長い文章を使って、テキストの音源を聞きながら、影のように後についてその音源をまねながら声に出していく練習方法です。
音声を聞きながらそれを真似て発声すると、「聞く」と「話す」が同時に鍛えられる画期的な練習方法です。
シャドーイングの具体的な練習方法については以下記事の「4章」でご紹介しています。
4-3. おすすめの練習ツールと教材
発音練習に欠かせないアイテムは以下の3つです。
中国語の発音練習に使うテキストは1冊に絞って「この1冊を世界一やりこむ!」くらいの気構えで繰り返しやるのが効果的です。
①テキスト |
具体的な使い方、おススメの教材については以下記事の「4-3」でご紹介しています。
まとめ
中国語の発音を習得するには声調やピンインの習得が欠かせません。語学学校などで、先生や外国人の学生同士では通じていても、いざ中国人と会話をすると全く伝わらないということもよくあります。
また、語学の習得は長期的となるので時に中断してしまうことも。。。まずは、2ヶ月!と期限を決めて最初にみっちり発音練習をしてみてください。
その経験が後の中国語学習を楽に進めることにもなりますし、自信にもつながります。通勤通学時間、朝、寝る前の10分、家事の合間など、スキマ時間を使うのもおススメです。
発音をしっかりマスターして、通じる中国語を習得しましょう。
記事をお読みいただきありがとうございました。
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・中国語は発音が重要!この記事ではわかりやすくピンインの発音について解説しています。