- 中国語を覚えるために何から始めたらいいの?
- 初心者が短期間で習得する勉強法を知りたい!
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中国語が気になっているあなたへ、中国語を習得した先輩のリアルな体験談をお届けします。
フルーエント中国語講座の受講生インタビューvol.3は杵渕洋美さん。仕事で中国に出張する経験もあり、現在は働きながら大学院で教育学を研究されています。
母親の顔も持つ杵渕さんは、時に悩みつつ、トレーナーに支えられながら中国語の勉強を続けました。
中国語で人生が好転したストーリー。あなたの人生が理想の方向へ転換するヒントが見つかるはず。
目次
1. 新しい仕事に就いて、中国語と出会う
中国ゼミ 高田(以下 高田):まず、杵渕さんが中国語の勉強を始めるまでのことを簡単に伺いたいと思います。
杵渕洋美さん(以下 杵渕さん):はい。もともと大学は教育学部の出身で、学生時代に中国語との関わりはありませんでした。一方で私は、日本語教師の資格を持っていたので「日本のことを伝えたい」という想いがありまして。当時、日本の教育に疑問を抱いていたこともあり「何とかしたい!」という気持ちで、学び直そうと思っていました。
高田:なるほど。そこから、どう中国語学習につながったのか興味があります。
杵渕さん:そのころ、たまたま学校法人の面接を受ける機会があって、ご縁があって入職することになりました。今の職場でもある学校法人は、(文部科学省から委託された)研究事業を受託していまして。具体的には「国際通用性のある介護人材を養成するプログラムを開発」する事業で、私は介護も未知の世界でしたが、このプロジェクトメンバーの一員になりました。この事業では、インドネシアと中国でトライアル講座を実施する経験ができました。
高田:へー!新しいお仕事のプロジェクトから、中国とつながったのですね。
杵渕さん:そうなんです!
2.「来年は中国へ!」上司の一言で中国語の勉強をスタート
高田:その頃、中国語を学び始めた?
杵渕さん:はい。当時、インドネシアで介護の実証講座を開いた後、プロジェクトのボスに「来年は中国へ行くぞ!」と言われまして。中国語の勉強を始めることにしました。
杵渕さん:私は、三宅先生の英語講座「バイリンガルズ」も受講していて、英語を三宅式でマスターしていたので、インドネシアのお仕事でも英語力がとても役に立ったのです。「次は中国語!」となって、迷わず三宅先生のコンテンツを参考にしました。
はじめは中国語の発音動画を見て練習したり、「HSK・中国語検定 最強の学習法」の本を読んで、ぼちぼち勉強していた頃…ちょうどフルーエント中国語の通信講座がスタートする案内が届いて。受講を即決しました!
高田:何というタイミングの良さ!(笑)
杵渕さん:ですよね。もう一つ、後から思い出したんですが、亡くなった祖父が「中国語はやっておいた方がいい、中国は大きく発展するから」と言っていました。その時、私は祖父に共感しつつも中国語を学ぶ気はありませんでしたが、今中国語を話している私の姿を祖父にも見せたかったです!
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3. 中国語トレーナーが心の支え。講座の魅力と勉強法とは?
高田:中国語は全くのゼロからですよね?
杵渕さん:はい!初心者の私にとって、何より専属トレーナーの存在が大きかったです。フルーエント中国語講座では、日本人のプロトレーナーがマンツーマンで学習をサポートしてくれます。もう「トレーナーがいなかったら、今の私はありません!」と断言できるほど。お世話になりました。
高田:1人で語学を学び続けるのは孤独ですよね。
杵渕さん:そうですね。トレーナーご自身も、大人になってから中国語を身につけた方なので「私も同じように苦労してね…」とか、経験談も聞けるのです。そんな言葉にも励まされました。あと、私にとって「学習状況のメール報告システム」が効果バツグンでした!
高田:メール報告システムのこと、詳しく紹介してください!
杵渕さん:何をどのくらい学習したか、トレーナー宛にメールで報告するシステムです。学習しなかった時も「今日は勉強していません」と報告することがルール。忙しくて勉強していない時に、ゼロの報告を送るのが心苦しかったですね。逆にすごく頑張って勉強した時は、メールするのが嬉しくて。トレーナーから「頑張っていますね!」と返信がくるので、「明日も頑張ろう」とやる気になり、好循環が生まれました。
高田:素晴らしいですね。その他、杵渕さんにとって講座の魅力は何ですか?
杵渕さん:スカイプでのコーチングも良かったです!同期の受講生とグループで受けるコーチングなので、他の方の学習状況に刺激をいただけますし、自分のレベル感も確認できます。通信講座はどうしてもサボりがちになりますよね。グループコーチングは、他の講座にはない魅力だと思います!
高田:心に寄り添ってくれるトレーナーがいて、共に頑張る仲間の存在も感じられる。だから続けられるのですね!
杵渕さん:その通りです。常に中国語を学ぶ目的を確認し、将来の自分の姿を描きながら、前向きに勉強を進められました。
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4. 徹底した発音練習!早朝の子どもが起きる前に
高田:中国語の基礎で大切な「発音」の学習はいかがでしたか?
杵渕さん:はじめの2ヶ月間は、徹底して発音トレーニングを行いました。2ヶ月間やり切ると「通じる中国語」が身につきます。
高田:毎日、発音練習をしていたのですか?
杵渕さん:はい!私は朝の時間を活用していました。娘が寝ている時間、5時くらいから朝の支度するまで。娘を起こさないように、洗面所のドアを閉めて。1人、思いっきり声を出して練習していました(笑)
高田:朝トレ!仕事と子育てで忙しい中、頑張っていたのですね。
杵渕さん:毎朝の日課にしていました。発音はすごく大事なので頑張りました!
三宅先生も教材の中で「発音を身につけた後も、ラジオ体操のような準備運動として練習しましょう!」とお話しされていました。私はレベルが上がってからも、ピンイン表の発音練習をしていました。中国出張に行った際も、発音練習をしてからホテルの部屋を出ていましたね。
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5. 勉強が全く手につかない…挫折を味わい尽くす
高田:そんな感じで順調に中国語学習を進められたのですね。
杵渕さん:いえいえ!それが全く順調ではなかったのです。
実は、全く勉強できない時期がありまして。仕事が上手くいっていなくて、気分が沈んでいたんです。中国語レベルで中級くらいの時、HSK試験でいうと3級・4級を受験していた頃です。どんどん内容が難しくなって、分厚いテキストを目の前にするとやる気が無くなってしまう。全く勉強が手に付かない状態でした。
高田:それは辛いですね。
杵渕さん:睡眠時間も短くて。体力的にも精神的にもキツかったです。仕事が終わって、夜中の2時3時まで勉強していましたが、気付いたら過去問のテキストに顔をくっつけて寝ていたり。あまりに辛くて勉強をやめた時期もありました。トレーナーにも正直に「全然勉強していないんです…」と報告メールを送っていましたが、それも情けなくて。
高田:やめようとは思わなかったのですか?
杵渕さん:はい。教材が手元にありますし、トレーナーがいてくれるし。勉強をやめる気はありませんでした。とにかく、自分で何とかして時間を作らないと勉強は進みません。苦しみながらも、電車の中でテキストを開いたり、ヘッドホンで中国語を聞いたり。できることから少しずつ勉強を再開しました。私は「悩みながら続けてきた」感じですよ。
高田:仕事、勉強、育児などの両立に葛藤されていたのですね。
杵渕さん:そんな中、自信を取り返せたのは、HSK試験があったからです。私は、HSK3級を受ける前に、下のHSK 2級や1級のレベルをやり直してみました。すると「あれっ?簡単に読めちゃう!」みたいな。そこで自分の成長を感じて、完全復活しました!
高田:やはり検定にチャレンジし続けることが大事ですね。
6. HSK試験、HSKK(口語試験)に次々と合格!
高田:フルーエント中国語講座では、カリキュラムにHSK試験の受験が含まれていますよね。
杵渕さん:はい。目標の一つが「HSK合格」です。HSKには6レベルがあり、テキストもレベル1(HSK1級対応)からレベル6(HSK6級対応)の6冊に分かれています。1冊(1レベル)のテキストを終える頃に、そのレベルに応じたHSKを受験できるスケジュールが組まれているので、進め方に迷うことがありません。HSK試験に狙いを定めて、自分の学習ペースを築くことができます。私は筆記試験のHSKだけでなく、口語試験のHSKKにもチャレンジしましたよ。
高田:先に試験に申し込むことで、自分のスケジュールもブロックできますし。お金を払ったから、何が何でも試験は受けますよね。
杵渕さん:その通りです!HSKは、レベルが上がると受験料もグッと高くなります。まず「試験に申し込む」という行動を起こすと、お金を払ったからには合格したい気持ちになり、自然と勉強するんです。
高田:とはいえ、受験し続けるって大変なことです。
杵渕さん:HSKの結果はインターネットでも見られるので、合格発表の後、そのまま気分良く次の試験に申し込むようにしていました。あと、合格発表をスクリーンショットに撮ってSNSで友人にシェアしたり、仕事のプロジェクトのボスにも画像を送っていましたね(笑)例えば、HSK4級合格は中国の4年制大学に留学できるレベルと言われているので、ボスに対して「私、もう中国の大学に入学できまーす!」なんて堂々と自慢していました!
高田:自分を奮い立たせることも大切!上司の方も、優秀な部下をもって誇らしいことでしょう。
杵渕さん:それが、HSK合格を伝えた時の反応はイマイチで。ボスは「何だ?そのAKBみたいな試験は」とあしらわれた程度(笑)あまり褒めるタイプじゃないんです。
高田:(爆笑)HSKからAKBとは…新しい受け取り方です!
『HSKを受験するなら必読!<レベル>の話 1級~6級』
【中国語の検定試験】HSK、中国語検定などの試験を比較した記事もオススメ!
『中国語検定試験の種類|HSKや中検など7種類を徹底比較』
7. いざ中国出張へ!白酒で何度も「乾杯!」
高田:フルーエント講座で中国語を学んだ後、中国へ行ってお仕事されたんですよね。
杵渕さん:はい!2回ほど仕事で中国に滞在しました。現地の大学で介護のトライアル講座を開講するために、中国へ出張しました。まず、講座の日程表や講義のスライドの翻訳(中→日)が余裕で分かる。通訳を介さなくても相手が言っていることが理解できる。もう「中国語を学んでよかった」と思うことの連続でしたよ。
高田:素晴らしいです!現地でご自身の中国語力を証明されましたね。
杵渕さん:ある時、中国側の中国人スタッフが通訳に対して「ココは日本語に訳さなくていい」と言って、先方と中国語で話し始めたのですが、私はその内容が聞き取れたのです!ビジネスにおいて、通訳が訳さない言葉まで理解できると本当に強いですね。相手の印象も態度も変わります。
その後、上司に「中国語で何を言ってるの?」と聞かれて、ちゃんと答えることができました。HSKをAKBと言っていた上司ですが、その時ばかりは褒めてくれましたね。このように、想像以上に中国語が自由に使えて嬉しかったです!
高田:それは嬉しいですね。中国語ができると仕事にプラスになります。
杵渕さん:はい。私は、最初の自己紹介から「中国語をぶちかましてやろう!」という気持ちで臨みました(笑)周囲は「あれあれ?中国語できるの〜?」的な態度で、一目置かれた感じでした。その分、白酒で何度も乾杯することになりましたが。
高田:あぁやっぱり!中国と言えば、白酒。お酒は大丈夫な方ですか?
杵渕さん:はい!白酒は確かにキツいですが、皆で「干杯」と言って乾杯していただくことでコミュニケーションがとれますので、楽しく飲ませていただきました(笑)
とにかく現地の仕事で中国語を実践できたことが、大きな自信になりました。
『突然決まった中国出張の不安を解消するためにやる4つの準備』
【中国のビザ】外国人が中国で働くために、知っておきたいポイントはこちら!
『2017年度版:中国語検定HSKと中国の外国人就労許可・ビザの関係』
8. 大学院入試も中国語で突破!
高田:中国でのビジネス経験を経て、今は日本で大学院生なのですね。
杵渕さん:はい。教育学研究科で学んでいます。大学院入試の時、英語でも受験できたのですが、中国語での試験にチャレンジしました。入試前、フルーエント講座のトレーナーに過去問を見てもらったところ「中国語検定2級くらいのレベルだよ」と教えていただいて。中検2級の文章を読んだり、「聴読中国語」という教材を復習しました。それだけの試験対策でしたが、無事に合格できたのです。
高田:中国語で大学院入試も突破!
杵渕さん:フルーエントで学んだ積み重ね、ビジネスの経験があったからだと思います。他の日本人は、みんな英語で受験していました。職場でもそうですが、周囲に中国語を学んでいる人は少ないですね。
中国語の勉強をはじめると、想像を超えた世界が見えてきます。私も、まさか中国語で大学院入試を受けるとは全く想像していませんでした。学びやビジネスのチャンスが広がるので、ぜひ多くの方に学んで欲しいですね。
高田:日本での大学院生活、中国語に触れる機会はありますか?
杵渕さん:大学には外国人入試で入った留学生がすごく多くて。クラスの半分は中国からの留学生というありがたい環境です。あと、日頃から中国語を使うことを意識しています。今でも、中国の仕事で知り合った中国人コーディネーターとWeChatでやり取りも続けています。
9.「迷ったら、やる!」中国語を始めると人生が変わる
高田:中国語を始めたことで、杵渕さんの人生が好転していますね!
杵渕さん:想像をはるかに超えています。自分ではあまり意識していなくて、ご縁に導かれた感じですね。フルーエント中国語学院の学長からも、「中国語を覚えて人生変わったね」と言われたことがあります。振り返ってみると、確かに三宅先生のおっしゃる通り、人生が変わりました。
高田:では、最後に読者のみなさまへメッセージをお願いします。
杵渕さん:中国語を学んでいると、チャンスがどんどん引き寄せられます。 一番言いたいことは「迷ったら、やってみる」こと。迷ったということは、既にやりたい気持ちが生まれていますよね。せっかく中国語に興味を持ったのなら、とりあえずスタートした方がいい。始めないことには何も生まれません。
私は「とりあえず始めてみて、あとで考えよう!」的なノリで、自分の気持ちの赴くまま中国語をはじめました。語学は決してゴールではありませんが、学べば学ぶほど世界が広がって、想像以上に毎日が楽しくなりますよ。
高田:最後に心に響くメッセージ、ありがとうございます!
* * * * *
気づいたら「人生が変わっていた」という杵渕さん。
中国語をマスターするまでのストーリー、とてもドラマチックで刺激をいただきました!
とにかく「迷ったら、やってみる」。
新しいチャレンジをすると、人生がおもしろくなること間違いありません。
記事をお読みいただきありがとうございました。
中国語ゼミ読者のみなさまは、
・ネイティブとの会話を楽しみたい
・仕事で中国語を使えるようになりたい
・HSK、中国語検定に合格してキャリアアップしたい
・ドラマや映画を字幕なしで楽しみたい
・旅行で使える中国語を身につけたい
などなど、夢や目標をお持ちだと思います。
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