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※筆者が上海でHSKを受験した当時の情報となります。
HSKを上海で受けようと思っても、どうやったら受けられるのか、初めてのことで心配という方は多いようです。
私（中国語ゼミスタッフKT）は、夫の駐在に伴って上海へ来たのですが、その時も初めての事だらけで、HSKをどうやって受けたらいいのかもわかりませんでした。
（例えば、サイトからしか決済が出来なかったり、受験票の出力方法で悩んだり、日本みたいに整っているわけではないので本当に大変でした。）
なので、今日は上海でHSKを受けるための全てをお伝えしたいと思います。
いろいろな壁を乗り越えましたが、おかげさまで中国にも慣れてHSKの6級（一番難しい級）を合格するまでになりました。
なので、これから上海でHSKを受ける人が迷子にならないように細かなところまでお伝えします。
受験、上手くいくといいですね。
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目次
1 HSK の上海会場の申込方法
大学や塾からの申込みは手伝ってくれる人がいるので簡単ですが、個人で申し込む場合は手順がわからない方もいると思います。まずは申し込み方法を確認して行きましょう。
[1] 申込みはインターネット上の＜汉语考试服务网（http://www.chinesetest.cn/ChangeLan.do?languge=jp）＞から行います。 「日本語」に言語選択（画面①）をして日本語表記に切り替えたのち、画面右上の「登録」（画面②）からIDを取得します。
[2] IDを取得後、「今すぐ申し込む」（画面③）または「試験申込み」（画面④）をクリック、表示される手順に添って申し込みを進めることができます。
申込みの際にわかっているとスムーズに作業が進む注意点がありますので下記に紹介致します。
注意点1【受験生情報登録の画面で】
『推广码』（画面⑤）の欄は入力せず、空欄の状態で「次へ」進んでOKです。
注意点2【申し込み写真について】
申込みをする際に、指定の顔写真データが必要となります。アップロードは、「ファイルから選択（画面⑥）」→「40mm×30mmに断裁（画面⑦）」→「確定（画面⑧）」の手順で行います。
アップロードできる写真の容量が100kb以下と小さいですので、スマホやデジカメで撮影したデータの場合リサイズ（縮小）が必要になるので注意して下さい。
注意点3【申し込み完了画面をスクリーンショットで保存する】
申し込みが完了すると、以下の画面が表示されます。この画面に、受験料支払いの期限（画面⑨）と受験票が印刷可能になる予定日（画面⑩）が表示されるのでスクリーンショットなどをして保存しておくと安心です。
注意点4【試験費用の支払いについて】
試験費用の支払いは、オンライン決済になります。オンライン決済の方法は3種類で、「网银支付（インターネットバンキング）」、「快捷支付（モバイルペイメント）」、「クレジットカード（银联/VISA/MASTER）」のいずれかです。
中国の銀行のネットバンクや、クレジットカードがない場合は、事前に受験会場にて直接支払い出来る場合もあります。実際私は事前に受験会場（长宁区 Mandarin House上海美和语言进修学校）にて現金で支払いをしました。会場で支払いしたい場合は、事前に可能かどうか受験会場へメール等で確認する事をお勧めします。受験会場のメールアドレスは＜汉语考试服务网＞にログイン後、「個人情報センター」に入ると表示される「試験記録」の下線の引かれた試験会場をクリックすると表示されます。（画面⑪）
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2 上海でHSKを受験出来る会場
上海にはHSKを受けられる会場が数多くあります。会場によって開催日程の違いや試験の種類の違い（筆記タイプかPC入力タイプ）がありますので、ご自身の便利な場所や都合の良い日程を選んでください。
【試験会場の検索の仕方】
＜汉语考试服务网（http://www.chinesetest.cn/ChangeLan.do?languge=jp）＞にログイン後、「試験会場の情報」から検索することが可能です。
試験会場の名称の欄に「上海」（画面⑫）検索すると上海にて受験可能な会場情報が表示されます。
3 申し込んだ日時と費用の確認方法
＜汉语考试服务网＞にログインし「試験記録」から試験日時（画面⑬）と費用（画面⑭）の確認を行う事が出来ます。尚、費用の支払い期日が過ぎても支払いを行わなかった場合は、試験予約は自動的にキャンセルされますので気を付けて下さい。（画面⑮）
4 受験票を印刷する
申込みの際に提示された受験票印刷開始日以降に、＜汉语考试服务网＞から印刷を行って下さい。（画面⑯）試験当日、受験票がないと受験をさせてもらえませんので必ず出力して下さい。
自宅にプリンターがない場合
方法1．試験会場にて出力
事前に試験会場に受験票の印刷が可能か確認をしてみましょう。（試験会場の連絡先の検索方法は1章の「注意点3」に記載。）実際私は会場に確認後、当日少し早く会場に行って出力してもらいました。対応していない会場もあるので必ず事前に確認して下さい。
方法2．印刷屋にて出力
日本とは違って上海のコンビニは複合機が置いていない場合が多いので、「复印（Fù yìn フーイン＝コピーのこと）」と看板が出ている印刷屋さんにUSBメモリなどでデータを渡すと1枚5角（0.5元）程度で出力してもらえます。
5 受験当日の流れ
試験当日は、以下の流れで行われます。これは日本で受験する場合も同じです。
| ① 試験開始・注意事項の説明 ② 必要事項の記入 ③ 問題用紙の配布 ④ ＜リスニング＞試験（約35分間） ⑤ ＜読解＞試験（50分間） ⑥ ＜書写＞試験（黙読10分間・作文35分間） ⑦ 試験終了 |
なお、試験対策については、7章に対策法のリンクをつけてあるので参考にして下さい。
6 会場の雰囲気・注意点
当日の雰囲気は、会場の種類によって違いました。
私は4級を大学で、5級と6級を語学学校で受験しました。
語学学校は収容人数が少ないうえに、普段からいる職員の方がいるのでアットホームな雰囲気、一方、大学の方は受験人数が多く“資格試験”という形式ばった感じでした。
また、大学と語学学校は設備や雰囲気が違いましたので一部をご紹介します。
【大学は校内が広い】
大学は校内がとても広く、正門から会場となる校舎までかなり時間がかかるので時間に余裕を持って家を出る事をお勧めします。事前に下見しておくのも良いと思います。
※上海交通大学の校内の広さ
【大学の椅子と机】
大学ではこの横続きの机1台を受験生2名で使用し、前後の受験生はぴったりくっついている感じでした。
【語学学校の椅子と机】
私の受験した語学学校の机は、椅子に小さな机がついているタイプだったので机上に受験票とパスポートを提示しながら回答をするのがとても大変でした。
【受験時に気をつけた方がいいと思ったこと】
受験中の雰囲気についてですが、6級試験の時は1教室に20人弱の受験生がおり、ほとんどが韓国人でした。韓国人の受験生の回答スピードは驚くほど早く、読解試験開始後早々に回答を終えて、トイレに立つ生徒が2名もいたのでとても焦りました。プレッシャーに負けない心構えが大切だと思いました。
また、日本で受験するのと違い試験監督の事前説明および質問等の会話も勿論中国語になります。自分が試験時間中に試験管に言うと想定される言葉「音声がよく聞こえない」「トイレに行きたい」などは、あらかじめ中国語で何と言えばいいのか覚えておくといいと思います。
そしてマークシートへの記入は「必ず鉛筆で」と念を押されるので、シャープペンではなく鉛筆の持参を忘れない様にしましょう。
7 実際の試験対策法
試験対策法は「中国ゼミ」の中で詳しく紹介されていますので、こちらを参考にしてみて下さい。
| 1級 | 『HSK1級に2ヶ月で満点合格する方法』 |
| 2級 | 『プロが教える！HSK2級に最短一発で合格するための勉強法』 |
| 3級 | 『HSK3級｜中国語ゼロから半年で合格するための勉強法と過去問分析』 |
| 4級 | 『プロが教える！HSK4級に合格するための方法』 |
| 5級 | 『プロが教える！HSK5級に一発で合格する方法』 |
| 6級 | 『HSK6級に最短で一発合格するための対策・勉強法』 |
特に過去問題集の使い方に関しては、とても重要なので『HSKの過去問題集を120％活用する試験対策法』を参考にしてください。
8 まとめ
私はHSKを受験した事によって、単語数は飛躍的に増え中国語への自信がつきました。
また、HSKを取得した事によって就ける仕事の幅も広がりました。
受験を悩まれている方、絶賛試験対策中の方、難関突破後の気持ちを想像して突き進んで下さい！
記事をお読みいただきありがとうございました。
中国語ゼミ読者のみなさまは、
・HSKに合格して留学したい
・中華圏ビジネスで活躍したい
・中国人と流暢に会話を楽しめるようになりたい
・ドラマやニュースを字幕なしで理解したい
などなど、夢や目標をお持ちだと思います。
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