- HSK(漢語水平考試)の受験を考えているあなた。とりあえず公式ホームページから無料の過去問をダウンロードしてみましょう。
- HSKの受験を決めたあなた。書店で過去問題集を購入しましょう!
では、高いお金を出して買った過去問題集。せっかくだったら最大限活用したいですよね。
誰しも高校受験や大学受験の勉強で、「過去問題」にチャレンジした経験があるのではないかと思います。そのとき問題を解いて、答え合わせをして終わる、「問題を解いただけ」で終わった人も多いかもしれません。
しかし、問題の解きっぱなしは、とてももったいない使い方です。過去問題集を使う最大の目的は「復習」です。今回お伝えしたいのは、過去問は「復習」のためにあるということ。過去問をツールとして使うことで、効率よくHSK合格にたどり着く勉強法についてです。
フルーエント中国語学院の受講生で、この方法を確実に実践した方は、100%合格しています。信じて取り組んでみてください。
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実は今回、弊社で開催しているHSKオンライン授業の無料モニターを募集しようと思います。
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このオンライン授業では、中国留学や就職・転職、ビジネスのためにHSK試験に合格したい方、中国語を習得して世界で活躍したい方に向けて「HSK資格を勝ち取る学習法」の全てをお伝えします。
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目次
1 HSKの過去問は無料でレベルチェック・ダウンロードできる
HSKの過去問は公式ホームページで無料でレベルチェックが出来ます。
・汉语考试服务网(中国のHSK公式ホームページ)
汉语考试服务网からは1~5級は4回分、6級は3回分がダウンロードできます。
2 過去問は購入した方が実は効率的
さきほど、HSKの過去問は無料でダウンロード出来るとお伝えしました。しかし、過去問を最大限に利用するためには、日本で発行されている問題集の購入をおすすめします。無料でダウンロードした過去問との最大の違いは、過去問題集には、「復習」に必要な材料(和訳、CD、解説)が付いているという点です。
一番のおすすめは、スプリックス社から発行されている『HSK公式過去問集』。(こちらでは、HSK4級をご紹介していますが、各級ごとに過去問があります。)過去5年分の過去問題が収録されています。リスニング問題の音源、そのスクリプト(台本)、そして問題文の和訳と解説も収録されており、復習のための教材として最適です。
3 過去問を120%活用する方法
過去問題集を使う目的は3つ。①解答にかかる時間を測る ②自分に何が足りていないかを知る ③復習ツールとして使う、です。過去問は受験の2~3週間前(HSK6級は1~2ヶ月前)から取り組みましょう。
3-1 時間を測って問題を解く
HSKは問題量の多さが特徴です。直前の対策では、とにかく時間を意識すること。過去問題集や模擬試験に取り組む際、ストップウォッチで解答にかかった時間をしっかりと計測します。
3-2 自分に何が足りていないかを知る
過去問を解いてみると、わからない問題、正解出来たけどイマイチ解答に自信がない問題などに出くわします。つまり、それはいま自分に足りていない知識です。そこを重点的に復習すればいいのです。効率的な復習のために、正解レベルをメモしながら解答していきます。
過去問題集と解答ノートを用意します。解答ノートに解答していく際、解答の横に次の記号をつけていきます。自信がある解答には何も付けません。
「カ」 ―― 正解がわかったけど、後で解説を読みたいもの 「△」 ―― 解答に自信が無いもの 「?」 ―― 正解がわからなかったもの |
※リスニング><読解>セクションは、わからなくても、当てずっぽうでいいので、選択肢のどれかは必ず選びましょう!
問題を解き終わったら、答え合わせをし、次は教材の方に書き込みをします。問題なく正解できたものには何も書きません。不正解のものと解答のときに自信がなかったものの問題番号の横に印をつけます。こうすることで、何がまだ知識として定着していないのかがわかります。
不正解→「/」 解答ノートに「カ」「△」「?」があるけど、正解→「点線の/」 |
「/」や「点線の/」のついた問題が、いまの自分には足りない知識であることがわかります。「△」や「/」など印の付いた問題だけを復習、暗記すればOK!というわけです。
3-3 過去問題集を「最強の復習ツール」にする5つの方法
過去問題集や模擬試験の解きっぱなしは厳禁! 復習が最重要です。復習しなければ、せっかく解いても何の力にもなりません。「解答後は復習」を習慣にしましょう。
復習のメニューは以下の5つです。
①語彙チェック
「表現ノート」を作ります。問題中のわからない単語をすべて「表現ノート」に書き出します。そして辞書などで意味を調べます。それを「システマチック暗記法」で覚えます。
システマチック暗記法とは「中国語教材のおすすめ厳選23と効率的に使う方法」記事内 「8-2. システマチック単語暗記法とは?」を参照してください。
②再テスト
教材に「/」や「点線の/」が付いている<読解>セクションの問題をもう一度解きます。再テストで間違えたら「×」、正解には「○」を付けます。すべての問題が「○」になるまで繰り返し、かつ全ての問題についての「正解の理由」が言えるレベルを目指します。
③<読解>セクションの復習は「音読&速読」
<読解>セクションの文を何度か音読、さらに何度か速読します。「速読」には難しいテクニックは要りません。頭の中で文字を音声化せずに読むだけです。言葉の意味だけにフォーカスして、普段の2倍くらいのスピードで読んでいきます。
④<リスニング>セクションの復習は「シャドーイング」
<リスニング>セクションのスクリプト(台本)をシャドーイングします。この「シャドーイング」とは、音源を聞きながら、すぐ後に影のように続いて復唱する語学の勉強法です。
<リスニング>問題の音声を聞きながら行いますが、最初はスクリプトを見ながらでOK。何度かやって上手く発音できるようになったら、スクリプトを見ずに音声だけを頼りにシャドーイングします。
ここで、シャドーイングのおすすめ方法をご紹介しましょう。<リスニング>問題音源の余計な部分を音声編集ソフトなどでカットし、自分用にカスタマイズ。それを、ICレコーダーやMP3プレーヤーで再生、シャドーイングするという方法です。試験問題には解答のための空白が多いので、予めカットすることでストレスなくシャドーイングに集中出来ます。
『シャドーイングで語学をマスターする方法』をご覧下さい。
またさらにプラスするなら、<読解>セクションの文章もシャドーイング教材にすることができます。その場合、友人・知り合いの中国語人に頼んで、文章を音読・録音してもらい、音声教材を自作します。<読解>セクションの文章は、<リスニング>セクションよりも少し難易度が高く作られているため、実力のレベルアップが図れます。
⑤<作文>セクションの復習は「再作文」
<作文>セクションの問題は、解答を見た上で、再度自分で書いてみる。これを何度か繰り返し、自分の納得できるクオリティまで持っていきます。新しい問題にどんどんチャレンジするよりも、同じ問題で何度も作文する方が実力につながります。
まとめ
実は、この過去問題集を復習ツールとしてやり込むという試験対策法は、HSK以外のどんな試験にも使えます。過去問題集は最大限活用して、合格を手に入れましょう!
記事をお読みいただきありがとうございました。
中国語ゼミ読者のみなさまは、
・HSKに合格して留学したい
・中華圏ビジネスで活躍したい
・中国人と流暢に会話を楽しめるようになりたい
・ドラマやニュースを字幕なしで理解したい
などなど、夢や目標をお持ちだと思います。
そんなあなたにお願いがあります。
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HSK各級のレベル、級別の対策法を詳しく解説! <中国語検定・HSK> カテゴリーをご覧ください。
中国語学習の効率的な学習法については、
『初心者が中国語を学ぶ勉強法はこれ!10,000人指導のプロが伝授』をご覧ください。