「仕事で使える中国語を身につけたい!」と思われている方へ。中国語のビジネスレベルに必要な能力は?何ができればビジネスレベルと言えるのか?何時間程度の学習が必要なのか?そんなあなたの疑問にお答えします。
実は、意外にもビジネスレベルの中国語は習得しやすく、学習の順番やポイントさえ抑えておけば短期間での上達が可能です。まずは中国語の基礎を徹底し、あなたのビジネスに特化した表現、専門用語を覚える、といった流れで学習を進めると、効率よくビジネス中国語の力を伸ばすことができるでしょう。
日本語を話せる中国人はかなり多いものの、中国語を話せる日本人はまだまだ少ないため、非常に希少価値が高く、その存在は重宝されます。
筆者である中国語ゼミライターH(中国在住歴10年以上、内資/外資/日系企業での勤務経験あり)が、本記事でビジネスで使う中国語を効率よく、どのように身に着けていくのか、解説していきます。
就職、転職でキャリアアップしたい、起業してビジネスチャンスをつかみたい方は、ぜひ本記事を参考に「ビジネス中国語」への扉を開いてみてください。
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目次
1.ビジネスレベルの中国語とは?
一般的に「外国語におけるビジネスレベル」でできることは、以下の内容ではないでしょうか。
・自分が携わっている仕事の範疇において
・メールやチャットの内容を自分で読み書きができる
・高度な書類が読めて、ある程度書くこともできる
・会議において他の人の話が聞けて、自分の伝えたいこと・意見を自分で伝えられる
・ひとりで中国人と商談を行い、契約をまとめることができる
こうしたことができれば「ビジネスレベルを習得している」と言っていいでしょう。
1-1. 実は日常会話よりも習得しやすい
ビジネスレベルと聞くと、かなり高度な話をしているように感じるため、日常会話よりも相当上位なレベルを習得しているように感じる人は多いでしょう。
しかし、ビジネスレベルの中国語というものは中国語の基礎+専門用語でほぼ成り立っていると言えるため、比較的習得しやすく、抑えるべき範囲を絞って効率よく学習を進めていくことも可能です。
1-2. 日常会話は覚えるべき範囲が膨大
それに対して、日常会話というのは実に範囲が広く、買い物・交通・宿泊・遊び・簡単な交流に留まらず
・時事問題
・芸能ネタ
・歴史
・政治や社会
・芸術
・IT
・金融
など、抑えておくべき範囲が膨大なため、一言で”日常会話”といっても非常に広くも深いものでもあります。従って、日常会話と比べれば、”ビジネスレベル”というのは比較的習得しやすいと言えます。
ただし、それはあくまでビジネスレベルの対象を”今、現在携わっている仕事”に絞り込んだ場合の考え方です。キャリアアップや転職、業界の変更、起業、進出や誘致、業務提携など、”ビジネスレベル”を幅広く捉えた場合、それだけでは当然心もとないと言えるでしょう。
また、取引先の中国人ビジネスマンと親交を深めていく上で、表面的な中国の知識だけでなく、より広く、かつ深い知見や表現を身に着けて信頼を得ることも重要になってきます。
2.ビジネス中国語を習得するメリット
2-1. キャリアアップ、収入アップにつながる
ビジネスレベルの中国語を習得する一番のメリットは、キャリアアップにつながることでしょう。就職する際はもちろん、転職するときにも「中国語を話せる」というだけで中国関係の仕事を任せられる機会は格段に増えます。
日本語を話せる中国人や台湾人はとても多いものの、中国語を話せる日本人はまだまだ少ないのが現実。中国人や台湾人顧客を多く抱えている企業で勤務していると、とても重宝がられるはずです。筆者自身も、ビジネスレベルの中国語を習得してから1.5倍~2倍の給与アップという転職にも成功したことがあります。
2-2. ビジネスチャンスの拡大
会社員としてのキャリアアップはもちろん、起業家にとってはビジネスチャンスを大きく広げる可能性があります。
商談して「話を持ち帰って検討します」ということなく、通訳を介さずに自身が中国語を話せて、自分でその場にて決済できるようであれば、スピード感を重視している中国企業との商談も進めやすくなるのではないでしょうか。
3.目標達成までの道のり
そのビジネスレベルに到達する中国語の習得は、果たしてどれくらいの学習時間が必要なのでしょう?今回はあくまで「中国語の基礎+専門用語」の習得に絞った場合で考えていきます。
そのために、中国語テストの級とそのレベル、そして、その級に合格するのに必要な学習時間という点から測ります。
3-1.世界で通用する資格「HSK」
まずは、中国政府公認の中国語検定HSK(汉语水平考试)から見てみましょう。HSKには筆記試験と口語試験とあり、各級の想定レベルは以下の通りです。
<筆記試験>
級 |
求められる実力・可能なこと |
学習時間の目安 |
1級 |
簡単な単語やフレーズを理解していて、実際に使うことができる。 |
週2-3回の授業で一学期分(約50-80時間) |
2級 |
中国語で簡単な日常会話ができる。 |
週2-3回の授業で一年分(約100-160時間) |
3級 |
生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションが取れる。中国旅行の際にも大部分のことに対応できる。 |
週2-3回の授業で一年半分(150-240時間) |
4級 |
ネイティブな中国人と自然にコミュニケーションが取れる。中国語で広範囲の話題について会話ができるレベル。 |
第2外国語の授業2年分(約200-320時間) |
5級 |
中国語をビジネスで使うための最低基準。中国語の新聞・雑誌を読んだり、テレビ・映画を鑑賞することができる。中国語でスピーチを行うことができるレベル。 |
週2~4回の授業を2年間(210-420時間) |
6級 |
ビジネスで即戦力として使えるレベル。中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、会話や文章で自分の見解を流暢に表現することができる。 |
目安に関する言及なし |
※学習時間の目安では、授業1回あたり90分として時間を計算
<口語試験>
級 |
試験の程度 |
学習時間の目安 |
初級 |
中国語の基本的な日常会話を行うことができる。 週に2~3時間の中国語学習を半年から1年程度行った学習者に適している。 |
100-150時間 |
中級 |
中国語を母国語とする人たちと流暢に会話をすることができる。 週に2~3時間の中国語学習を2年程度行った学習者に適している。 |
200-300時間 |
高級 |
中国語全般にわたる高度な運用能力を有し、流暢に自分の意見を表現することができる。週に2~3時間の中国語学習を2年以上行った学習者に適している。 |
200-300時間以上 |
とあります。それぞれが対応しているレベルに関しては、少しザックリとしているものの
筆記試験の1級と2級 = 口語試験の初級
筆記試験の3級と4級 = 口語試験の中級
筆記試験の5級と6級 = 口語試験の高級
とも言えます。
3-2. 日本国内向けの中国語テスト「中国語検定」
HSKに対して、日本で有名な「中国語検定」では各級の合格にはどの程度の学習時間が必要としているのでしょう。
級 |
認定基準 |
学習時間の目安 |
準4級 |
中国語学習の準備完了。学習を進めていくうえでの基礎的知識を身につけている。 |
大学第2外国語半年以上、中国語専門学校半年以上(約50-80時間) |
4級 |
中国語の基礎をマスター。平易な中国語を聞き、話すことができる。 |
大学第2外国語1年以上(約100-160時間) |
3級 |
自力で応用力を養いうる能力の保証(一般的事項のマスター)。基本的な文章を読み,書くことができること。簡単な日常会話ができる。 |
第2外国語の授業2年以上 (約200-320時間) |
2級 |
実務能力の基礎づくり完成の保証。複文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3級程度の文章を書くことができる。日常的な話題での会話が行える。 |
言及なし |
準1級 |
実務に即従事しうる能力の保証(全般的事項のマスター)。社会生活に必要な中国語を基本的に習得し、通常の文章の中国語訳・日本語訳、簡単な通訳ができる。 |
言及なし |
1級 |
高いレベルで中国語を駆使しうる能力の保証。高度な読解力・表現力を有し,複雑な中国語及び日本語 (あいさつ、講演、会議、会談等)の翻訳・通訳ができる。 |
言及なし |
中国語検定は、2級以上に関する”学習時間”に関する言及はありません。言及していないということは、「実務能力に必要なレベル」を習得するのに目安となる時間はない、ということを意味しているのかもしれませんね。
それぞれのテストの級のレベルを、英語のTOEICも使ってみてみましょう。英語はできるけど中国語はこれから!という方はこの図を参考にしてください。
3-3. ゼロから中国語ビジネスレベルに到達した筆者の体験談
これまで日本の二大中国語テストで謳っている学習時間の目安を引用してきました。しかし、一学習経験者としての筆者の印象では、200時間や300時間でビジネスレベルに達したり、HSK5級以上に合格するのは少し厳しいと思います。
筆者が仕事でさほど不自由しなくなるレベルを習得するまで、どのように学習を進捗させていたのかをお話しします。最初の3ヶ月では、週5で1日2時間のマンツーマンレッスンに通っていて、1日1時間程度の復習をしていた記憶があります。
それだけでなく、街の看板や標識で読めない漢字をその場で辞書を引いて調べて発音練習もしていたため、調べようのない無意識の学習時間もかなり多かったはずです。4ヶ月目以降は中国語学校に通う時間が全く無くなったために、ずっと独学でした。
独学の際のスケジュールは
・朝 出勤前に1時間30分かけてテキストの音読/シャドーイング
・昼 昼休みの後半30分でテキストの音読/シャドーイング
・夜 退勤後は1~2時間かけて翌日の音読/シャドーイングの準備
というルーティンを崩すことなく、6勤1休というペースで1年近く継続していました。それに加えて、バスや電車に乗っている時間は単文暗記をクイックレスポンスする練習に取り組んでいました。
そうしているうちに、8️~9ヶ月くらい経過した頃には会議に参加して相手の言っていることはわかるようになり、自分も言いたいことを発言できるようになっていました。そんな状態から、過去問も見たことない状態で受験したHSK5級は85%以上の正解率で合格しています。
その私が費やした学習時間はざっくりと計算してみると以下の通りです。
・通学時 1日3時間×週5=1週間15時間×4~5週 1ヶ月60~75時間×3ヶ月=180~215時間
・独学時 1日3~4時間×週6=1週間18~24時間 1ヶ月80~110時間×9ヶ月=720~990時間
学習していた頃はあまり考えていませんでしたが、日々頑張っていた頃は1000時間から1200時間をインプットに費やしていたことがわかります。計測できない時間としては、他に単文暗記のクイックレスポンスや、公私に渡る中国語会話の実践機会も相当ありました。
そうしたものをすべて含めると、1年で1500~2000時間は費やしていたのかもしれません。ですが、中国語学習の成果は単に学習時間・練習時間だけで測れるものではなく、ほかにも音感・漢字の得意不得意・語学センス・そもそもの母語の能力も問われます。
そのため、これらのセンスが高ければ、1000時間もかけずにビジネスレベルを習得出来る可能性もありますし、逆にそれらが欠けているようであれば、3000時間を費やしても習得出来ていないかもしれません。
4.仕事で使えるレベルの語学力を習得する学習方法
それでは、どういうプロセスを経て、ビジネスの現場で最低限使えるようになるための中国語を身に着けていくのかを解説します。
4-1. 学習の進め方を決める
まずは、具体的にどのように学習を進めていくのか決めましょう。中国語学校に通うのか、コーチングスクールに申し込むのか、最初は独学で頑張ってみるのか、それを決めます。語学学校やコーチングスクールであれば、使う教材や、その教材の使い方、学習の進め方がある程度デザインされています。
それらを頼りつつ、日々の学習・練習をどのように習慣化していくのかをデザインすることに注力しましょう。独学の場合は、どの教材を使って、どのように練習していくと身に着けられそうなのか、まずはしっかりリサーチをしましょう。
モチベーション高く取り組めそうな方法をデザインすることから始め、それらをどのように習慣化していくのかを考えていくといいです。学習の進め方や練習方法を確立させていく上で、もし英語をモノにした経験をお持ちであれば、その際の習得方法をある程度参考にしてもいいでしょう。
しかし、まだ英語などの外国語を習得した経験をお持ちでない方は、英語はなぜ身に着けられていないのか、なぜ身に着けられなかったのか?ということを十分に省みた上で、ネットなどから無料で得られる学習法・練習法を参考にしながら考えてみるべきです。
4-2. 中国語の発音「ピンインと四声」をマスターする
中国語の発音は、「ピンイン×四声(声調)」で成り立っています。「ピンイン」とは、アルファベットを使った中国語の発音表記法で、日本語のローマ字のようなものです。
それに対し「四声」とは、中国語の音節一つ一つで発生する「音程の上げ下げ」のことで、それが4種類あるため「四声」と呼ばれています。「ピンイン」にも日本人には難しい発音はありますが、それよりも、音程を上げ下げする「四声」の方がマスターするのに時間がかかるかもしれません。
音程の上げ下げをスピーディにコントロールし続けるというのは、自分自身で自覚している以上にはるかに大変です。そのため、以下のことを日々心がけながら取り組みましょう。
・毎日、口から発する
・大きな声で、口を大きく使って練習する
・自分の発音を録音して聴くクセをつける
音というものはとても厄介で、自分の脳内に聞こえている音と、第三者に実際に聞こえる音にはとても大きな隔たりがあります。音感のいい人はその差が比較的少ないので、自分自身で修正・矯正をしていくことが可能なものの、自分で気付けない人は「こんなものかな」と間違いに気付けないまま練習を積みがちです。
そうならないためにも、自分の発音練習を録音して聴くクセをつけたり、第三者のフィードバックを得て、発音の間違いをきちんと直せるようにしましょう。発音をマスターすることが、その後に続いていく音読やシャドーイングといった練習のクオリティに直結していきます。
英語では発音がイマイチでもネイティブの発音がちゃんと聞けている人がいるものの、中国語においては、それでは少し厳しいかもしれません。
というのも、四声(声調)を正確にコントロールし続けられることと、日本語にはない難しい発音や似ている発音をある程度正確に発音できるようになることで、ようやく聞き分けられるようになるからです。ですから、発音は絶対におろそかにしてはいけません。
中国語の発音のコツについての記事はこちら
4-3. テキストを読み込む
初期の発音練習を頑張ってこなしつつ、単文や文章・会話文を読むような内容になってきたら、シャドーイング・リピーティング・音読を使い分けて、読みこむことに最も比重を置きながら繰り返し練習し続けましょう。
これは、レベルが上がってからも続けていく練習方法で、「耳で聞く・目で読む。口に出す」の3つを一度にこなします。これを1つの文章に対し何度も繰り返しやり続けることで、「聞き取る・しゃべる・読む」力が身に付きます。
筆者もひたすらこのシャドーイング・リピーティング・音読を毎日、1つの課文に対し10回から30回ほどこなし続けていたら、知らない間にレベルが爆上がりしていました。かなり地味ではあるものの、本当に効果のある練習方法です。
シャドーイングのより具体的な実践方法はこちら
4-4. クイックレスポンスの練習
文法をある程度身につけたら、「クイックレスポンス」の練習に取り組んでいきましょう。練習方法としては、最初に中国語の例文やフレーズがたくさん掲載されている教材を使って例文を暗記します。
その上で、対訳となる日本語を見たり聴いたりしたら、その中国語訳を瞬時に思い起こす練習を繰り返し日常的にし続けます。このように、会話文や作文をつくる際の”型”を憶えましょう。
4-5. 置き換え作文力を磨く
そして、クイックレスポンスの練習と同時に「置き換え作文」にも取り組んでいきましょう。話したい日本語をベースに中国語作文をなんとなく作るのではなく、「置き換え作文」からはじめてください。
これはどんな作文かというと、まず自分が言いたい表現に近い中国語例文を暗記します。そして、その暗記した文の単語を自分自身の状況に即したものに置き換えます。クイックレスポンスを通して身につけた中国語の型を、自分自身で応用して振り付けるようなものでしょうか。
この練習は会話にも非常に役立つものですが、会話の練習相手がいない場合は、自問自答やひとり二役の独り言で磨くことが出来ます。
4-6. 実践を積む
発音をマスターし、シャドーイングや音読でリスニングやスピーキングの土台をつくり、クイックレスポンスや置き換え作文で表現できるようなってきたら、その後はどんどん実践を積んでいきましょう。中国人の友人と作って会話する機会をつくったり、オンラインレッスンでもいいので会話する機会をつくってください。
しっかりとインプットし続けてきたことを、どんどんアウトプットして実践を積んでいければ、英語の世界でよく言われている「中学英語を完璧にすれば会話は大方成り立つ」ということの理由は実感できると思います。
基礎をバッチリにしておけば、表現に困ったときでもやりくり上手になり、伝えたいことはしっかりと伝えられるようになります。
筆者が日々頑張っていた当時はIT企業で勤務していて、業務に関係する会話では全然問題なかったものの、ある日突然、日本語不可の弁護士と日本人の間の通訳をする機会がありました。
中国税制などの畑違いに話が及んだために少し苦労したものの、会話を完璧に成立させることができ、その日本人にとても喜んでもらえたことがあります。最初のうちは流暢に話せなくても、基礎を完璧にした上で実践機会を増やしていくことで、即興力・対応力が段々と身についていきます。
4-7. 自身の仕事の関連用語をマスターする
上記でお伝えしてきたシャドーイングや音読、クイックレスポンスなどを楽にこなせるようになってきたら、自分の仕事に関係する専門用語もどんどん憶えて、置き換え作文の練習をしていきましょう。
とはいえ、自分がかかわる仕事の内容を専門的に扱っている教材というものはまず存在しません。ですので、ネットや書籍から入手する必要があります。自分の仕事に関係した専門用語や文章をつかってシャドーイングができれば最高ではありますが、そうした自分だけの教材を作るのは一苦労かもしれません。
5.ビジネスのシーンで役に立つオススメ教材
日中貿易の現場において想定されるビジネスシーンを例として、会話パート、文化・慣習パート、Eメールパートにわけて豊富な専門用語、例文が日本語訳やピンイン・四声とともに掲載されています。
日本人がビジネスメールでのやり取りによく使う表現が多数掲載されています。そのまま使える文や、一部の単語を置き換えるだけで使える文ばかりなので、ビジネスメールの辞書代わりに使える教材でもあります。表現も比較的平易なので、覚えやすいとも言えるでしょう。
Eメールとチャットでのやり取りに特化したビジネス中国語教材。細かく想定シーン別に掲載されているだけではなく、非常に見やすいのが特徴。
ITに特化したビジネス中国語教材。AIやIoT、ブロックチェーン、リモートワーク用語などが掲載されていて面白いです。
北京大学出版社の「基礎実用商務漢語(第3版)」の日本語版。教材音声をダウンロードできるので、聴く・読む練習をするにはもってこいの教材。
インバウンド顧客対応が多い人向けの中国語接客例文集。飲食・販売・レジャー・宿泊・美容・医療など幅広い接客用例文が網羅されているだけではなく、道案内や張り紙・POP例文も掲載されていて、そのまま使える例文も多い。教材音声もダウンロードできる。
6.中国で英語はどれくらい使えるの?
中国で外国人が働く場合、必ずしも中国語が話せなければならないということはありません。外資系企業はもちろんのこと、海外との取引をしている中国企業の社員には必ずと言っていいほど、英語を流暢に操れるスタッフがいます。
外資系企業であれば英語を、日系企業であれば日本語を社内公用語として使っている会社が多く、日系企業でも英語を社内公用語としている会社も少なくありません。ですから、中国でのビジネスシーンでは、中国語を話すことができずとも、英語でなんとかなるケースは多いでしょう。
現地採用者として仕事を探す場合でも、英語ビジネスレベルか中国語ビジネスレベルのどちらかでいいとしている求人案件は多いです。とはいえ、外資系企業や日系企業内であっても中国人同士での会話はやはり中国語で交わされます。
そのため、「そうした中国人同士の会話を聴き取れるようにならないと」といった理由で中国語の勉強を始める方もいればもっとシンプルに「中国語を頑張って勉強している姿を見せて楽しくやっていきたい」とポジティブに取り組んでいる方も多いですね。
ただし、生活していくうえでは中国語を話せないのは極めて不便なので、中国とのかかわりが深い人は絶対に中国語は勉強すべきですね。
まとめ
「ビジネスレベルの中国語」と聞くと、なにか途方もない印象を持ってしまうかもしれませんが、本記事を読んでいただいたら、自分でもなんとかなるのではないか、と思えてきませんか?
はじまりは途方もなく遠い道のりのように感じますが、日々コツコツと淡々と進めていけば、知らない間に到達していた!というのがビジネスレベルの入口だと思います。
記事をお読みいただきありがとうございました。
中国語ゼミ読者のみなさまは、
・中国人と流暢に会話を楽しめるようになりたい
・ビジネスで使えるレベルの会話が出来るようになりたい
・ニュースや映画を字幕なしで読めるようになりたい
・HSKなど中国語の試験に合格したい
などなど、夢や目標をお持ちだと思います。
そんなあなたにお願いがあります。
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