日付が知りたいとき、買い物をしていて商品の値段が知りたいときなど、コミュニケーションを取るうえで、数字は必要不可欠な表現ですよね。
中国語の数字は日本語と表記の仕方もほぼ同じなので覚えやすいですし、よく使うものなので覚えて損はありません!
この記事では、覚えておきたい中国語の数の覚え方と発音のコツを伝授します。
繰り返し練習をして体にしみ込ませましょう。リズムに乗って覚えるのもおススメです。中国語の数字を覚えてコミュニケーションの幅を広げましょう。
「発音が難しい」と思っているかもしれませんが、実際は7割のピンインをローマ字読みできるので、それほど難しくはありません。
まずは記事を参考に、数字1〜10の発音練習からチャレンジしてください。特にローマ字読みできない発音を繰り返し練習する。それが中国語マスターへの第一歩です!
そんなあなたへ、お願いがあります。
現在、弊社で開催している中国語習得セミナーの無料モニターを募集しています。
私たちのセミナーに参加して、感想を教えて頂けませんか?(モニター参加費は無料です!)
スマホ、パソコンからオンラインで希望の日時に自宅から参加することができます。詳しくはこちらのページに書いてありますので、ぜひ判断してみてください。
1. 中国語の数字はまず1~10の読み方を覚える
中国語と日本語は似ている部分が多く、1~10を覚えることから始める人も多いです。中国語の数の表記は、日本語とほぼ同じなので覚えやすいです。
『発音付|読み方から応用まで!中国語の数字まるわかりガイド』
1-1. 漢字の表記は日本語と同じ
中国語と日本語の数字の表記は同じで、とても覚えやすいです。発音のコツをきちんと把握できれば、簡単にマスターできます。読み方、発音などのポイントを抑えていきましょう。
一 | 二 | 三 | 四 | 五 |
六 | 七 | 八 | 九 | 十 |
1-2. 1~10の読み方をカタカナにする
読みにくい、発音しにくいと感じる人へ、1~10の読み方をカタカナにしてみました。読みかたをざっくり掴んでみましょう。
一 イー |
二 ァー |
三 サン |
四 スー |
五 ウー |
六 リィゥ |
七 チー |
八 バー |
九 ジゥ |
十 シー |
1-3. 麻雀と同じ数え方になる
日本の麻雀の数字の数え方は中国語のそれとほぼ同じです。麻雀が分かる人なら、もっと簡単かもしれません。「7」のピンズは「チーピン」ですので「7」は「チー」という具合です。
一 イー |
二 リィャン※ |
三 サン |
四 スー |
五 ウー |
六 ロー※ |
七 チー |
八 バー |
九 ジゥ |
十 シー |
「※」は中国語の読み方と少し違う部分です。日本の麻雀では「6」の「ロー」が、中国語では1-2のように「リィゥ」になっていますよね。また、「二」は後ろに単位が付く場合「两(リィャン)」に変化します。3-2-2で詳しく解説していますのでご覧ください。
ちなみに日本の麻雀用語には多くの中国語が使われています。例えば「ポン」は、ぶつかるを意味する「碰(pèng ポン)」、「チー」は食べるを意味する「吃(chī)」です。麻雀用語で中国語も覚えられそうですね!
1-4. ピンインを使って表す
カタカナ読みに慣れたら、ピンインを使って表してみましょう。中国語の発音はアルファベットを使った「ピンイン」と、音の上げ下げを表す「声調」で表されます。日本語と中国語には発音に違いがあり、カタカナでは正確な音は表せません。中国語の発音をマスターするには、ピンインを正しく発音できるようになることが不可欠です。
ピンインを見ながら、実際に発音練習してみましょう。
一 Yī |
二 Èr |
三 Sān |
四 Sì |
五 Wǔ |
六 Liù |
七 Qī |
八 Bā |
九 Jiǔ |
十 Shí |
ピンインは、ローマ字読みでほぼ読めますが、注意しなければならないのは違う部分です。「四」の「sì」は、「シー」ではなく「スー」になります。
また、中国語で重要なのは「声調」です。伝わるか伝わらないかは声調が正しいか正しくないかにかかっていると言っても過言ではありません。例えばこの「四」の「sì」という発音は第四声です。コツは早く思い切って落とすのがポイントです。決してやさしく言おうとはせずに、きつい印象になるくらいに一気に音を下げます。
また「十」の「shí」は第二声なので、発音のイメージは不良高校生が怒って聞き返すときの「あぁ!?」というイメージです。短くグッと上げるのがポイントです。
ピンインと声調について詳しくは、次の章で解説します。
2. 中国語の発音を表す「ピンイン」「声調」とは?
中国語を学ぶにあたり、ピンインについてきちんと理解しておくことが大切です。ピンインについて確認しておきましょう。
2-1. ピンインとは中国語の読み仮名
ピンインとは、中国語の発音表記法のことで、読み方をアルファベットで示した発音記号です。ピンインには母音が36個、子音が21個あります。これらが組み合うことで約400通りの音になります。ローマ字読みと同じものも多いですが、違う発音もあります。
『中国語のピンインとは何? ピンインの読み方・発音を解説』
・また、中国語の発音をマスターする方法と、具体的な発音のコツを徹底解説しています。
『中国語発音(ピンイン)動画講座|初心者が2ヶ月でマスター』
2-2. 音の上がり下がりを表す声調(四声)
ピンインには約400通りの音があるとお伝えしましたが、中国語はこれに4つの音の上がり下がりがあります。第一声~第四声、それに軽く発音する軽声があります。これを声調(せいちょう)または四声(しせい)と呼びます。同じピンインでも、声調が違うと全く違う意味になってしまうことがあるので、正しく発音できる必要があります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、発音のときの口の形や舌の位置などを理論的に理解することで、効率的にマスターすることができます。日本人の中国語学習者にとって発音がもっとも重要といっても過言ではありません。学習の肝ですので、しっかり取り組みましょう。
『【音声・動画付】これで解決!四声(声調)の発音と入力』
2-3. 動画や中国語講座サイトを活用して発音をマスター
中国語の発音をマスターするには、口の形や舌の位置を理論的に解説している教材を下に発音トレーニングしていくことが効率的です。
2-3-1.数字の発音が学べるYoutube
フルーエント中国語YouTubeチャンネル動画「中国語の数字まるわかりガイド<1. 基本編> 」
中国語講座サイトの動画を活用することで、口元の動きや舌の位置などがわかりやすく学ぶことができます。中国語の発音を大人が効率的にマスターするには、理論的に学ぶのが一番です。音だけを聞いてマスターするのは大人には至難の業だからです。こちらの動画で日本人講師が丁寧に解説しています。
2-3-2.発音に特化した教材
60日間で中国語の発音をマスターする教材「見てマネ60」。1日30分の動画を見ながらマネするだけで中国語をマスターできるようになっています。
日本人講師が口の動かし方についてのコツをわかりやすく解説。そのあと中国人講師による発音のお手本をマネするだけなのです。動画なのでじっくりと先生の口元を確認しながらマスターできます。
「見てマネ60」教材の特徴・開発秘話をお話しているこちらの動画をご覧ください。
3. 11以上の数字の数え方
1~10が数えられるようになったら、11以上の数字にもチャレンジしましょう。
3-1. 11~99
2桁の数字の場合でも、日本語と同じように単位が続き、数字を組み合わせて読みます。10はシーと読み、11になるとシーイーになり、20になるとァーシーと読みます(下を巻くように発音します)。読み方に変化が出ますが、組み合わせることで簡単に覚えることができ、すぐ活用できるようになります。
組み合わせ方をマスターすれば、2桁の数字も楽に覚えられます。基本的な10までの発音ができると、組み合わせただけで11以上の数字をいえるようになるのです。
Shí yī 十一 シー イー |
Èr shí 二十 ァー シー |
3-2. 100以上の単位
日本は百、千、万と付くように、中国も同じ仕組みです。100は「百(bǎi バイ)」、1000は「千(qiān チェン)」、10000は「万(ワン)」と読みます。
100 | Bǎi 百 バイ |
1000 | Qiān 千 チィェン |
10000 | Wàn 万 ワン |
1億 | Yì 亿 イー |
3-2-1.「一」が付くときの数え方
日本語では「10」は「いちじゅう」と言わず「じゅう」、「100」は「いちひゃく」と言わず「ひゃく」、なのに「10000」は「まん」ではなく「いちまん」と呼ぶ不思議なルールがありますよね。
中国語の場合は「100」以上の場合に「一」を付けて呼びます。
10 | Shí 十 シー |
100 | Yī bǎi 一百 イー バイ |
1000 | Yī qiān 一千 イー チィェン |
10000 | Yī wàn 一万 イー ワン |
1億 | Yī yì 一亿 イー イー |
※一十(イー シー)とは読まない。
※「一」の声調は通常第1声ですが、後ろに続く単語によって声調が変化します。例えば万のように後に続く単語が4声の場合は第2声に、その他の声調の場合は第4声に変化します。表記上は第1声のままで変化がありませんが発音する際変化するのでこのような決まりもぜひ一緒に覚えておきましょう。
3-2-2.「二」が付くときの数え方
2百、2千、2万など、100以上の数で最初に「2」が付く数は、「二」という字を使わず、「两」という字を使用します。
20 | Èr shí 二十※ ァー シー |
200 | Èr bǎi/Liǎng bǎi 二百/两百 ァー バイ/リィァン バイ |
2千 | Liǎng qiān 两千 リィァン チィェン |
2万 | Liǎng wàn 两万 リィァン ワン |
※「二十」の場合、「リィャン シー(两十)」にはなりません。
百の場合のみ、「两」を使わず、「二」を使うこともできます。なお、「二」を「两」に変化させるのは、あくまでも最初に「2」が来るときだけなので、「222」の読み方は「两百二十二」になります。
222 Liǎng bǎi èr shí èr 两百二十二 リィァン バイ ァー シー ァー |
3-3. 「101」など、間に「0(ゼロ)」が入る数字の読み方
間に0が入る数字の読み方は、日本語と違い、0を発音して読みます。
例えば、「101」は「一百零一」、「1004」は「一千零四」という具合です。
ポイントは、間に0が何個あったとしても、「零(リン)」という読みは1回しか加えないということ。この場合の「零」は、前の数字と後の数字をつなげる役割と解釈するとわかりやすく覚えられますよ。
101 Yī bǎi líng yī 一百零一 イー バイ リン イー |
1004 Yī qiān líng sì 一千零四 イー チィェン リン スー |
3-4. 「130」など、最後が「0(ゼロ)」になる数字の読み方
お伝えした法則によると、「130」は「100+30」の読み方になるので「一百三十」になります。これでも正しいのですが、実生活の中では、中国語では最後の「十」はよく省略されます。
「130」は「一百三(イー バイ サン)」と発音されます。「一百三」が「103」ではないことに注意しなければなりません。「103」は5-3でお伝えしたように「一百零三」と発音します。
130 Yī bǎi sān shí / Yī bǎi sān 一百三十/一百三 イー バイ サン シー/イー バイ サン |
後ろの「0(ゼロ)」は全部省略されるので、「3500」の場合は「三千五百(サン チィエン ウー バイ)」「三千五(サン チィェン ウー)」になります。
3500 Sān qiān wǔ bǎi / Sān qiān wǔ 三千五百/三千五 サン チィェン ウー バイ / サン チィェン ウー |
4. 数字を使う実用的な例
日常会話でよく使う数字が入った表現を確認していきましょう。
4-1. 1~12月を発音する
何月かを表現する場合、日本語と同じ仕組みになっています。英語のように毎月名前が違う!なんてことは無いのです。数字の後ろに「月(yuè ユエ)」を付け加えると1~12月まで発音できることになります。
『発音付│理解してしまえば簡単!中国語の「年・月・日」の表現』
4-2. 100円~1000円を発音する
お金を表す単位は中国語では「元」を使います。中国元ではなく日本円を言う時には例文のように「~日元(リ゛ーユェン)」と表現します。
3-2-1と3-2-2でお伝えしたとおり、「一」を読むことと「二」の発音にも注意してみてください。
100円 | Yī bǎi rì yuán 一百日元 イー バイ リ゛ー ユェン |
1000円 | Yī qiān rì yuán 一千日元 イー チィェン リ゛ー ユェン |
100元 | Yī bǎi yuán 一百元 イー バイ ユェン |
1000元 | Yī qiān yuán 一千元 イー チィエン ユェン |
※例文の1000円と1000元の音声が「qiān yuán(チィエン ユェン)」となっていますが、正しくは表記通りの「yī qiān rì yuán(イー チィェン リ゛ー ユェン)」「yī qiān yuán(イー チィエン ユェン)」です。
まとめ
中国語の数字は、日本とは少しだけルールが違います。でも漢数字なら同じ漢字を使いますし、私たち日本人にとってはとってもハードルの低いものです。決まりを覚えて使いこなしましょう!
1~10の数字は、漢字にすると同じなので、発音に注意すれば簡単に覚えることができます。
記事をお読みいただきありがとうございました。
中国語ゼミ読者のみなさまは、
・ネイティブとの会話を楽しみたい
・仕事で中国語を使えるようになりたい
・HSK、中国語検定に合格してキャリアアップしたい
・ドラマや映画を字幕なしで楽しみたい
・旅行で使える中国語を身につけたい
などなど、夢や目標をお持ちだと思います。
そんなあなたにお願いがあります。
実は今回、「中国語スタート講座」の動画が完成し、このページをご覧いただいた方を対象にモニター受講生を募集します。
日本人が中国語を学ぶ驚きのメリット、話す力・聴く力が同時に上達する学習法がわかる講座に、参加してみませんか?(受講費は無料です!)
講師は、中国語ゼミ監修者の三宅裕之。2001年に語学コーチングスクールを設立し、今まで15,000人以上を指導した語学×コミュニケーション力開発のプロフェッショナルが、わかりやすく解説しますので一生モノの知識を得られるはずです。
スマホ、パソコンから気軽にオンライン受講できます。詳しくはこちらのページに書いてありますので、ぜひ判断してみてください。
・中国ゼミでは日本人が効率よく中国語をマスターするためのノウハウをすべてご紹介しています。ぜひ実践してください。
・中国語は発音が重要!この記事では初心者にもわかりやすく解説しています。