通訳案内士の難易度は?目指すなら中国語専門がオススメ!

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中国語の「全国通訳案内士」試験の難易度は高く、合格率はわずか10%前後。この数字を見てしまうと腰が引けますが、現在、中国語の「全国通訳案内士」のニーズは既に一番高く、これからも訪日中国人はどんどん増加すると予想されています。

ニーズがあるのに人数が足りていない中国語の通訳案内士を目指す絶好のチャンス!

この記事では、中国語の全国通訳案内士の難易度と詳細、そして通訳案内士試験に合格するための情報をご紹介します。

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1. 通訳案内士の難易度を合格率からチェック!

まずは気になる合格率を見て、難易度の目安を確認してみましょう。

1-1. 全言語の通訳案内士・近年の合格率

  一次試験合格率
平成27年
(2015年)
28.5%
平成28年
(2016年)
29.0%
平成29年
(2017年)
21.8%
  2次試験合格率
平成27年
(2015年)
69.5%
平成28年
(2016年)
68.2%
平成29年
(2017年) 
63.0%
  最終合格率(※)
平成27年
(2015年)
19.3%
平成28年
(2016年)
21.3%
平成29年
(2017年) 
15.6%

全体の合格率で見ても、通訳案内士は決して簡単になれる職業ではありません。年度によって多少の変動はあるものの、おおよそ4〜5人に1人の割合で2次試験に進んでいることがわかります。

※最終合格率とは? ⇒一次試験の免除を受けた人が、最終的に合格した割合が含まれます。一次試験免除の条件は、3-7. 前年に合格した科目の免除制度をご参照ください。

1-2. 英語と中国語の合格率比較

  一次試験合格率
英語 中国語
平成27年
(2016年)
29.3% 9.7%
平成28年
(2017年)
32.9% 13.4%
平成29年
(2018年)
23.6% 14.7%
  2次試験合格率
  英語 中国語
平成27年
(2016年)
69.1% 72.9%
平成28年
(2017年)
67.6% 65.7%
平成29年
(2018年)
61.5% 58.8%
  最終合格率
  英語 中国語
平成27年
(2016年)
21.5% 7.2%
平成28年
(2017年)
23.8% 9.5%
平成29年
(2018年)
16.3% 10.6%

英語では全体のおよそ5人に一人が2次試験に進んでいるのに対し、中国語ではおよそ10人に一人程度の人数しか進んでいないことが分かります。2次試験では英語も中国語も約6〜7割の人が合格していますが、いずれにせよ狭き門です。

1-3. 一次試験が合格の鍵となる

通訳案内士になるには、1次試験突破が合格の鍵。全体合格率を参考に、一次試験の合格率が20〜30%、二次試験合格率が60〜70%であることを考えると、1次試験にしっかりと準備をして臨む必要があります。

1次試験をパスした時点で語学スキルはすでに証明されていますが、2次試験ではより実践的なコミュニケーション能力が問われます。

 

2. 通訳案内士について

通訳案内士とは具体的にどのような仕事なのでしょうか。仕事内容や求められるスキル、資格取得の難易度について見てみましょう。

2-1. 報酬を得て外国人に観光案内を行うプロのガイド

通訳案内士とは、日本に訪れた外国人観光客のツアーに添乗し、外国語で観光案内を行うプロのガイド。

語学系で唯一の国家資格であり、現在の日本では外国人客のプロとしての観光案内は通訳案内士のみが認められています。

英語の通訳案内士が約8割を占めますが、実際には英語の他にも中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語などあらゆる言語に対応した通訳案内士資格があり、それぞれの言語ごとに試験を受ける必要があります。

通訳案内士の募集要項など詳細はJNTO公式サイトをチェック

2-2. 中国人観光客向けの通訳案内士が足りない

外国人観光客は年々増加傾向にあります。日本は治安も安定しており、なおかつ最先端の流行から伝統文化まで幅広く触れることができる国として、大変人気の旅行先です。

中でも中国からの観光客の増加ペースはめざましく、ここ数年、過去の増加率と比べものにならない程増えています。10年前の2008年の訪日中国人の数は約100万人、2013年は約131万人、2017年は約736万人と、10年でなんと7倍以上。(参考:JNTO国際観光振興会)

中国人観光客が増えている要因として下記が挙げられます。

1.中国の経済成長によって富裕層が増えた・・・2010年代以降の中国国内のバブルによって、より豊かな趣味として海外への観光を考えるようになりました。

2.円安・・・日本の質の良い商品が安く買えるため、中国人にとっても観光の大きなチャンス。

3.格安航空の運航・・・日本と中国を結ぶ直通便は年々運行本数が増えてきていて、中国人にとって日本旅行は身近なものになっています。

中国からの観光客は今後もさらに増えていくと予想されていますが、現状の日本では英語専門の通訳案内士の数が圧倒的多数を占めており、中国語に対応できる案内士が不足しているというミスマッチが起きています。

2020年の東京オリンピックを目の前に、観光庁は中国語専門の通訳案内士を増やすべく、PR活動や規制緩和などの努力をつづけています。

2-3. 試験を受けるチャンスは年1回

通訳案内士の申込および試験スケジュール
試験の申込期間 毎年5月中旬〜6月末の間
一次試験時期 8月中旬
二次試験時期 12月上旬

受験チャンスは年に1回きり。「気がついたら申し込み期間が終わっていた」という事がないように注意してください。

2-4. 語学以外に日本のことも勉強する必要がある

通訳案内士になるには、語学だけでなく、日本の伝統文化や産業構造、時事流行について幅広い知識を身につける必要があります。

一次試験では筆記試験で、中国語の場合にはマークシートと記述式の問題が出されます。それ以外に日本に関する問題も出題され、日本史、地理、時事という3つのカテゴリに分かれています。

二次試験の口述試験でも、通訳としての語学力はもちろん、日本の歴史や文化に関する知識も問われます。外国人に日本の文化について深く知ってもらう仕事ですから、日本という国について幅広い知識を身につけることが必要なのですね。

3. 通訳案内士の試験内容・免除制度

気になる難易度や試験内容、科目ごとの免除制度を見てみましょう。

科目によっては通訳案内士の試験を受けるよりも免除制度を使った方が難易度を低くする事ができます。既に持っている資格が免除対象の場合は、免除制度を使いましょう。

3-1. 業務独占資格のため難易度も相応に高い

観光案内における通訳業務は、平成29年まで国家試験を突破した「全国通訳案内士」の独占資格となっていました。

業務独占規制は廃止されましたが、試験の難易度は依然として高く、資格取得のためにそれ相応のスキルが求められています。

3-2. 試験内容

一次試験
<筆記>
・受験する外国語
・日本地理
・日本歴史
・産業、経済、政治及び文化に関する一般常識
・通訳案内の実務
試験方式

外国語
マークシート方式のみ(英語)
マークシート・記述式の両方(中国語・韓国語)
記述式のみ(その他の言語)
試験方式

外国語以外
マークシート方式
試験時間 ・外国語:120分
・日本地理・日本歴史:40分
・産業、経済、政治及び文化に関する一般常識・通訳案内の実務
 :20分
合格基準 ・外国語:70点以上(100点満点中)
・日本地理・日本歴史:70点以上(100点満点中)
・産業、経済、政治及び文化に関する一般常識・通訳案内の実務
:30点以上(50点満点中)
二次試験

口述の面接試験
・語学力
・日本の文化や歴史
・ガイドとしての適性
面接時間 8分程

3-2-1. 一次試験は筆記試験

全国通訳案内士の一次試験は、受験する外国語に加え、2-2.中国人観光客向けの通訳案内士が足りないの表にある4科目の筆記試験が行われます。

「通訳案内の実務」は平成30年度から新設された科目です。内容は、通訳案内士法や旅行業法、道路運送法などの法務関係がメインの出題です。

全ての科目を合格した場合に、筆記(第1次)試験合格となります。

試験問題の一部は、公式ホームページから数年分ダウンロードできますので参考にしてみてください。

3-2-2. 二次試験は口述試験

具体的な口述試験内容として、昔から現代までの日本文化に関する用語について外国語でのプレゼンテーションとそれについての質疑応答、日本語の文章の外国語訳、面接官をお客様と想定して外国語での受け答えなどがあります。

面接官は原則として外国語母国者1名と日本語母国者1名の2名対受験者1名で行われます。

3-4.【中国語】通訳案内士試験の免除基準

「HSK6級180点以上」もしくは「中国語検定1級」を取得していれば筆記試験が免除!
合格の可能性が最も高い「HSK6級180点以上」を目指すことをオススメします!

HSK6級も難易度は高いですが、通訳案内士の中国語筆記試験問題よりも、HSK6級以上を取得した方が難易度が低いです。また、中国語検定1級はHSK6級以上に超ハイレベルな力が求められます。

・こちらの記事では、気になるHSKのレベルを紹介しています。
HSKを受験するなら必読!<レベル>の話 1級~6級
・こちらの動画もチェック!「HSKとは?通訳案内士を目指す方、中国語力アップにオススメの検定試験。フルーエント学長 三宅裕之がHSK公式サイトにて解説!」
中国語力アップに中国語検定・HSKを活用する方法

3-5.【社会科目】通訳案内士の免除基準

社会科目は以下の通りです。複数あるので注意して確認してください。

既に取得済み資格 免除科目
・日本地理能力検定1級または2級 日本地理
・日本史能力検定1級または2級
・大学入試センター試験の日本史B60点以上
日本歴史
・大学入試センター試験の現代社会で80点以上(※) 一般常識

※センター試験の免除科目に関しては、全国通訳案内士の試験から過去5年までの点数に限ります。

3-6.【通訳案内の実務】通訳案内士の免除基準

<対象者>

平成29年度以前にいずれかの言語で通訳案内士として合格していて、全国通訳案内士として登録されている人

新たに他の語学で受験する場合に限り、研修の受講で免除可能になります。

試験の免除を受けるためには、観光庁が主催する研修を受講し、研修修了証明書の写しの提出が必要になります。

3-7. 前年に合格した科目の免除制度

前年の1次試験で合格点に達した科目がある場合は、翌年の受験時に、該当科目の免除を受けることができます。また前年の一次試験に合格し、二次試験の口述試験が不合格もしくは試験を欠席した場合でも、一次試験の免除を受けることができます。

こちらの記事でも全国観光案内士の免除基準について詳しく解説しています。
【中国語の全国通訳案内士】合格率は? 筆記試験の免除とは?

 

4. 通訳案内士は規制が緩和されている

外国人旅行者を受け入れる環境を幅広くするため、平成30年1月4日から通訳案内士の規制緩和が決定しました。主な変更点を紹介します。

4-1. 地域通訳案内士

全国通訳案内士の資格を持っていなくても、地域限定で「地域通訳案内士」というガイドができる制度があります。

特定の地域において、その土地固有の歴史・地理・文化等の現地情報に精通していて、通訳としてガイドできる方が対象の資格です。

地域通訳案内士制度を導入している地域は、募集時期や方法等が各地域によって異なるので、各自治体に問い合わせる必要があります。登録していない地域に関しては、各自治体が行う研修を受けて認められれば「地域通訳案内士」として登録されます。

4-2. 無資格者でもガイドができるように

法改正以前は、通訳案内士の国家試験に合格し、登録された人しか通訳案内士としてガイドとして報酬を得ることができませんでした。

法改正後は業務独占規制が廃止されたため、全国通訳案内士の資格を持っていなくても有償でガイドを行えることになりました。

4-3. 信頼面や収入面は資格者の方が有利

この規制緩和は一見、今まさに全国通訳案内士をめざしている方にとってはマイナスな情報に思えるかもしれませんが、たとえ規制緩和が実施されたとしても通訳案内士という資格そのものが廃止されるわけではありません。

全国通訳案内士の資格を持っていなくても、外国人観光客に対してガイドが行えるようにはなりましたが、実際は、全国通訳案内士の資格を保有している人の方が信頼面されます。もちろん収入面に関しても、資格を保有している人の方が有利な状況です。

 

まとめ. 全国通訳案内士を目指すなら準備万端に!

全国通訳案内士の試験は、筆記と面接の2本立てです。難易度が高いので、長いスパンで準備を整える必要があります。難しい資格ではありますが、中国語の全国観光案内士が不足している今は受験のチャンスです。

今、中国人にとって日本は特に人気の観光地。ますます増えていく中国人観光客に対応する全国通訳案内士は、今後もニーズが尽きることはないでしょう。全国通訳案内士は、外国人に日本の素晴らしい文化について伝え、外国人の日本に対する生の声を聞くことのできるかけがえのない職業です。

自分の語学力を試したい!日本文化を世界に発信したい!とお考えの方は是非、全国通訳案内士をめざしてみませんか。

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