中国語と英語を徹底比較!難易度は?同時に学習したい方必見!

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中国語 英語
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中国語は、英語と同じく世界で使用者の数が多い言語。将来の可能性を広げるためにも、今から学びたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

ただ、中学校から学んできた英語と比べて、中国語の学習はその全体像がよくわかりません。英語力を深めてゆくのがいいのか、心機一転、中国語学習を一からスタートした方がいいのか…判断に迷う方もいるかもしれません。

「英語も中国語も、ふたつの言語に精通すれば、人生に彩りも増す気がする…!」そう意気込んで、ならば両方習得しようと決意されている方も多いでしょう。かくいう私(フルーエント中国語学院現役中国語トレーナーS.N:HSK6級取得済)も、そんな志のある一人。せっかく抱いた大きな夢、かならずかなえてゆきたいですよね。

今回の記事では、英語との比較の中で、中国語がどのような特徴を持つ言葉なのかをご紹介。二つの言語を学ぶ上での注意点などにも触れてゆければと思います。

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1. 中国語と英語の難易度比較

言語を学ぶ際の項目は、主に文法、発音、リスニングが挙げられますね。英語については、それらがどのようなものか、把握していると思いますが、中国語はどうなのでしょうか。

1-1. 英語と中国語 文法比較!

中国語と英語との違いは大きく分けて以下の4点です。

  1. 中国語には冠詞がない
  2. 中国語には名詞の単数形・複数形がない
  3. 中国語には格変化がない
  4. 中国語は時制による単語変化がない

1-1-1. 中国語には冠詞がない

冠詞とは英語で言うところの、a,an,theのことです。名詞の前につける語ですが、This is a pen.とThis is the penでは意味が異なります。theはaと違って、ある特定のものを指す言葉になるからです。

日本語には冠詞という概念がないので、中学や高校時代、英語の授業で「で、この場合はaなの?theなの??」と、使い分けに困ってしまった経験がある方も多いでしょう。中国語は、日本人になかなかなじまない冠詞の概念はありません。そういう意味では、学習の際のハードルは、少しだけ下がるかもしれませんね。

1-1-2. 中国語には名詞の単数形・複数形がない

英語の名詞にある【単数複数による変化】その単語が1つか2つ以上かで単語のかたちを変えなければなりません。たとえば

  2匹の犬
英語 a dog two dogs
中国語 一只狗 两只狗

単語の後ろに「s」をつけるだけならまだしも、

  葉っぱ(単数) 葉っぱ(複数)
英語 leaf leaves
中国語 叶子 叶子

と大きくそのカタチが異なるものも。中国語には、こういった単数複数による名詞のカタチの差はないのです。

1-1-3. 中国語には格変化がない

英語では、「彼は」などの主格はhe、「彼を」といった目的格だとhimのようにカタチが変わります。中国語では、こちらもありません。

例:代名詞「彼」
英語 he(主格)・his(所有格)・him(目的格)
中国語 他(この一種類だけで格変化しない
例:「彼は旅行に行く」
英語 He travels.(主格)
中国語 他去旅游。
例:「私は彼を愛している」
英語 I love him.(目的格)
中国語 我爱他。

文のどの場所に位置しても、彼、を表す「他」は「他」でしかありません。

1-1-4. 中国語は時制による単語変化がない

英語には、動詞の【時制による変化】があります。現在進行形はingがついたり、過去形ではedがついたり。不規則変化する単語もあります。時制やその状況によって、カタチが変わるのですね。しかし、中国語にはこの時制による変化すらないのです。

例:動詞「食べる」
英語 eat(現在形)・ate(過去形)・eaten(過去分詞形)
中国語 吃 (※過去形は「吃」の後ろに「了」をつけて「吃了」とするだけ)

ご覧いただいたように、中国語には、英語には存在する時制の変化や単複の差による単語の変化などが起きません。はじめて中国語を学び始めたとき、長年、暗記作業に苦しんできた一人として、「なんて勉強しやすい言葉なんだ!!」と喜んだことを覚えています。

1-2. 発音から比較する中国語と英語

外国語を学ぶ際、その言葉の発音を習得するのは一筋縄ではいきません。
たとえば英語。英語の発音が難しく感じる原因には、母音の数が大きく関わっています。日本語の母音はあ、い、う、え、おの5個。それに対し英語の母音は16個もあります(ちなみに子音は29個)。

また中国語の場合、母音の数が36個と非常に多く、それぞれをきちんと区別して発音しなければなりません。

母音の数 
日本語 5個
英語 16個
中国語 36個

また、中国語にはピンインと呼ばれる独自の「中国語の発音表記法」があります。簡単に言うと漢字の読み方をアルファベットなどで示した一種の発音記号のようなもの。

音声付ピンイン表
こちらの表をクリックすると、それぞれの音声を聞くことができます。

例えば「你好」という漢字ならピンインは「ni hao」です。この読み方は、そのままローマ字読みして、「ニーハオ」となります。ニーハオ ピンイン 声調

英語では、readが「レアド」とならないように、ローマ字読みできるものは少ないですが、中国語の場合、ピンインは一部を除きそのほとんどがローマ字読みができます。

1-3. リスニングの難易度

中国語の発音における大きな特徴が「声調」。中国語などの「声調言語」は、音が同じでもその音の高低によって、意味が変わります。中国語には主に4つの声調があり、これを正確に聞き分けないと、全く違う意味として解釈してしまいます。

また、英語の発音の特徴としては、ローマ字読みできるものばかりではないことです。
それは、英語はPhonetic Language(アルファベットと音声が一致する言語)ではないためです。

日本語では、【は】を、「HA」もしくは「WA」と使い方によって、私は(WATASHI WA)、はなし(HANASHI)など使い分けますが、英語はもっと複雑です。

英語の発音表
英語の発音表です

例えば、book,would,putはアルファベットが異なるにも関わらず、下線部分はgood と同じく/ʊ/で発音します。

また、Knock,Ghost,climb, Wrapなど下線部分は、アルファベット文字があっても、発音しない単語もあります。

そのため、単語を覚えるときには、音とリンクして覚えないと、リスニングでは躓くことになるので、中国語と同様、リスニングが非常に大切です。

中国語のピンインがどんなものか知りたい方はこちら!
中国語ピンイン完全マスター!実践トレーニング【音声付】
ピンインの読み方のコツはこちらの記事を合わせてご覧ください。
中国語のピンインの読み方を徹底解説|日本人が苦手な音の発音のコツは?

1-4. 習得にかかる時間

一般的に、日本人が英語を習得するのに必要な時間は5000時間と言われています。それに対し、中国語は個人差もありますが3000時間程だとされています。とはいえ「語学の習得」という概念は、学習者それぞれが求めるレベルが異なるので、一概に時間数で表せるものではありません。

日本人が習得するのに必要な時間
英語 約3000~5000時間
中国語 約2000~3000時間

例えば、日常会話レベルを「習得」という場合は、日本に住みながらの学習でも約1年で大まかに話せるようになると考えてよさそうです。

中国語の資格試験でいうと、HSK4級が「中国語で広範囲の話題について会話ができ、ネイティブと比較的流暢にコミュニケーションが取れる」とされています。日常会話ができるという証明にもなるHSK4級は、約1年の学習で合格を目指すことも可能。このように、中国語習得の目安を試験に置き換えて考えるとわかりやすいですね。

短期間で効率よく中国語を話せるようになりたい方は、フルーエント中国語学院のマンツーマンサポートコースがおすすめ。コースでは、週に7〜10時間の学習時間を確保いただき、集中的に学ぶことで短期間で目標のレベルに到達できます。ご受講生のHSK4級の合格率は、なんと97.8%!驚異的な結果を出している講座です。

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2. 同時に中国語と英語を学ぶなら

1章では、中国語と英語を比較しましたが、この章では、同時に2か国語を学ぶときのメリット・デメリットをお話しします。

同時に学ぶするために、注意したいことを事前に知ることによって、中国語も英語もマスターできます!

2-1. 同時に2ヶ国語を学ぶメリット・デメリット

英語と中国は、使われている文字はアルファベットと漢字、というふうにまったく違いますが、文法には似ている部分があります。

とはいえ、おさえておかないといけないポイントは、ふたつは別の言語だ、という意識。もし、2つの言語を同時に学ぶ時は、英語で当てはまったから中国語もそうだろうと決めつけてしまわないように注意する必要があります。

たとえば、動詞や形容詞といった品詞。同じ品詞でも、英語と中国語では、それぞれの品詞が担える役割が少しずつ違います。

例えば、英語の「動詞」。皆さんは、どのようなイメージがありますか?主語がした行動の内容を具体的に言い表す、文章の中のキーともなる重要な部分だ、という認識をお持ちの方もおられるでしょう。

He goes to Tokyo.

ここでの動詞はgoesですが、彼がした行動の内容を具体的に表していますね。

英語は「文をまとめる」ともいえる動詞は基本的に主語の直後に来ます。(もちろん、副詞などの修飾語が間に入ることはありますが)基本的に、動詞の定位置はここ、といえるのです。

さぁではここで中国語の動詞を眺めてみましょう。
中国語の動詞は、英語と異なり、そのままのカタチで「主語」や「目的語」になれる、のです!これは、英語の常識からするとかなりはずれているともいえる性質ではないでしょうか。

もし、英語で動詞を主語のように使いたいのであれば、カタチをかえないと不可能ですね。

Sleeping till late in the morning is pleasant.
朝遅くまで寝ているのは気持ちがいい。

というふうに。

しかし、繰り返しますが中国語の動詞はそのままのカタチで主語にも、そして目的語にもなれます。

例)動詞の「去」が主語になる:
、不过我不想一个人去。
「行くのはいくよ。でも、一人では行きたくないよ。」
例)動詞の「去」が目的語になる:
她非常想
「彼女はとっても行きたがっているんだ。」

「形容詞なんだからこう!」「動詞はこういう使い方しかしない!!」といった考えでいると、別の言語を学んだときに、戸惑ってしまうこともあるかもしれません。柔軟な頭が必要かもしれませんね。

2-2. 中国語と英語の共通ルールを知る

「私はリンゴを食べる。」という時の日本語の語順は、主語、目的語、述語の順番ですが、英語と中国語は主語、述語、目的語の順番になります。似ていますね!

【日本語】 主語-目的語-述語
私は リンゴを 食べます。
主  目   述
【英語/中国語】主語-述語-目的語
英語 I eat an apple.
主+述+目
中国語 我吃苹果。
主+述+目

とはいえ、似ていると感じるケースは比較的短い文章。いつ、どこで、誰と、などの修飾語が入ると、その語順はかなり違ってきます。

英語は基本的に動詞の後に修飾語が入るのですが、中国語の場合は主語と動詞の間にほとんどの修飾語が入ります。

2-3. 似ているようで違う語順

<共通している語順の例>

「私は歌を歌う。」

英語 I sing songs.
中国語 我唱歌。

英語・中国語ともに 主語+述語+目的語

<修飾語の配置が異なる例>

「私はステージで彼女と歌を歌う。」

英語 I sing songs with her on a stage.
主語+述語+目的語+修飾語
中国語 我在舞台上跟她唱歌。
主語+修飾語+述語+目的語

3. 中国語と英語の勉強法

ここでは、具体的な中国語、そして英語のおススメ学習法などについてご紹介します。

3-1. 中国語も英語も学習教材やツールが豊富

現代の日本では、英語も中国語も、スマホのアプリなど、オンライン環境下での学習教材が実に多様に存在する点は共通していますね。

どこにいても、学ぶ気持ちさえあれば、十分な機会が与えられていることは、学習者にとってとても幸せなことでしょう。ここでは、みなさんの学びを助ける様々なツールについても触れてゆきます。

3-2. 中国語の通信講座

新しい言語を学びたいけれど、家事や育児、仕事が忙しく通学する時間がない!そもそも近くに良い学校が見当たらない…。そういった方々の強い味方ははやり、「オンラインスクール」。PCとWi-Fi環境さえあれば、場所を選ばず受講可能することが可能なので、自分のライフスタイルにあわせて学習することができ、ほんとうに便利ですよね!

フルーエント中国語学院が提供するコースでも、それぞれの受講生が、それぞれの生活・環境に沿った学びを進めることができるようサポートしています。

マンツーマンサポートコース
オリジナルカリキュラムと指定の教材をもとに、受講生お一人お一人が好きな時間に好きな場所で、学習を進めてゆくことができます。日本人の専任トレーナーが受講生一人一人につき、1年間の中国語学習に伴走するので、たとえモチベーションがさがったとしても、フォローする体制もばっちり!語学学習の一番のかなめはやはり、「毎日続けることができるか」それだけといっても過言ではありません。スランプに陥ったとき、中国語学習に迷いが生まれたとき…いつでも相談できる存在がいることは心強いのではないでしょうか。

3-3. 英語の通信講座

個人コーチングやSkypeレッスンなど、英語は中国語以上にオンラインスクールが充実しているかもしれません。

バイリンガルズは、体系化されたオリジナルのメソッドをもとに、基礎から英語力をつけることができるコース。時間が限られているからこそ、最短で、最高の結果が出せると嬉しいですよね。英語学習法にとどまらず、学習期間中において大切なメンタルの維持などについても触れられた内容になっているので、コース終了後もしっかりと自走できる力が身につくのではないでしょうか。

4. 中国語、英語のコミュニケーションを助ける辞書・翻訳・学習アプリ

外国語学習において必須になるものが辞書。もし中国語を勉強しようとして、電子辞書の購入を考えているのならば、少し待ってください。スマホ社会である今、電子辞書を選ぶ必要があるか、もう一度考えてみましょう。電子辞書よりも安価で、かつクオリティが電子辞書と変わらないスマホアプリ辞書もあります。

これらの記事では、中国ゼミがおすすめする中国語のスマホアプリを紹介していますので、ぜひご覧になってください。

中国語学習アプリ7選・Podcast3選│中国語をマスターした私がオススメする最強スマホ活用術
中国語│私が電子辞書よりスマホ・アプリ辞書をススメる理由』

4-1. Weblio辞書

Weblioダウンロード:Androidのみ(無料)日本語⇔英語

こちらは翻訳サイトでも既に使いやすさで既に人気。サイトをまるごと翻訳する機能もあります。

一番のおすすめポイントは、なんと言っても翻訳した中国語を音声で聞けること。さらにその再生スピードが自分の好みに変更できる点です。 中国語が上達し、少し早口の中国語にも慣れておきたいと思ったら、こちらの機能を活用してみてください。

Weblioダウンロード:Androidのみ(無料)日本語⇔中国語

「Weblio辞書」は、英単語のスペルや例文をすぐ調べたい、調べた単語を復習したい、といった様々なニーズに対応してくれるアプリ。音声再生もあるので、発音も確認できます。例文検索機能など、英語の定型句や慣用表現など、さまざまな文例も収録されているだけでなく、語彙力診断テスト機能まで付随。まさに至れり尽くせりの内容です。

4-2. ケンブリッジ辞書

ダウンロード:Android/iOS(無料)

英英辞書機能が優れており、英語を英語で理解したい、という中級レベル以上の方におススメの辞書。調べた単語のアメリカ英語・イギリス英語の発音までチェックすることができます。実際の会話でも役立つ同義語・異義語、例文が豊富。文章の翻訳機能もあります。
また、英語ー中国語(簡体字・繁体字)の辞書機能も選択できるため、英語の単語を中国語で理解したい場合にもお役立ちのツールです。

4-3. Google翻訳

ダウンロード:Android/iOS(無料)

「Google翻訳」は、入力したテキストの翻訳ができます。また、カメラや音声、手書きにも対応する翻訳アプリですので、手軽に利用することができ、海外でも重宝するでしょう。翻訳精度も以前に比べ大きく向上しています。辞書機能も優れもので、単語を入力すると、研究社新英和辞典、Eゲイト英和辞典、ハイパー英語辞書など、様々な辞書からの検索結果が表示されるのも利点。単語の説明や例文、イディオムも豊富に学べます。

4-4. 中国語ゼミおすすめ!中国語学習に効果的な学習アプリ

現代的な学習方法として、スマホを活用しない手はありません。移動時間や待ち時間など、ちょっとした隙間時間でもできることはたくさんあります。

数ある中国語アプリの中、こちらの記事『中国語学習アプリ7選・Podcast3選│中国語をマスターした私がオススメする最強スマホ活用術』では非常に効率よく学習できるおすすめのアプリを紹介しています。発音、リスニング、単語など、手軽に学習しましょう。

まとめ. 英語・中国語のスキルアップで活躍の場を広げよう

英語と中国語を比較し、中国語を学ぶにあたって参考になるような特徴を提示してきました。グローバル言語である英語、存在感を増すおとなり中国の言葉、どちらの言語もこれからの社会の要となる言語なのかもしれません。中国語を学び、スキルアップを図る方も、英語をさらに掘り下げる方も、自分のニーズに合うように学習し、社会で活躍できるように精進していきましょう。

記事をお読みいただきありがとうございました。

中国語ゼミ読者のみなさまは、

・ネイティブとの会話を楽しみたい
・仕事で中国語を使えるようになりたい
・HSK、中国語検定に合格してキャリアアップしたい
・ドラマや映画を字幕なしで楽しみたい
・旅行で使える中国語を身につけたい


などなど、夢や目標をお持ちだと思います。

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講師は、中国語ゼミ監修者の三宅裕之。2001年に語学コーチングスクールを設立し、今まで15,000人以上を指導した語学×コミュニケーション力開発のプロフェッショナルが、わかりやすく解説しますので一生モノの知識を得られるはずです。

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編集部のスタッフはの在住地も中国・日本・ヨーロッパと様々です。フルーエント中国語学院(https://fluent.asia/tsushin/)の
現役トレーナーも執筆しています。ゼロから中国語の勉強をスタートさせて、HSK6級や旧HSK7級を取得した上級者だからこそわかる、
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