日本語にいろいろなルールがあるように、中国語にも発音・文法・作文などのルールがあります。日本語と似ている部分もありますが、中には全く違うルールがあって驚くかもしれません。日本語との違いを比べるのも、中国語学習の楽しみの一つですね。中国語を早くマスターしたいなら、まず基本ルールを覚えることをオススメします。
この記事では、発音と文法と作文の基本的なルールを紹介します。ぜひ、中国語を効率よく学習するための参考にしてください。
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目次
1. 中国語「発音」の基礎ルール
1章では、中国語を発音するときの細かいルールをまとめました。
発音記号「ピンイン」の読み方や、表記と発音の違いなど、発音の重要ポイントを説明しますので、学習の参考にしてみてください。
1-1. ピンインは音(読み方)を表す
中国語の漢字を見た時、意味が分かったとしても、読み方が分からないと発音できませんよね。そこで必要なのが「拼音(pīnyīn)ピンイン」です。ピンインとは、読み方を表現する発音記号で、アルファベットで表した日本語の読みがなのようなものです。
ピンインが分かると、初めて見る単語でもピンインを頼りに読むことができるでしょう。
中国語マスターのためには、ピンインの学習が欠かせません。まずは全てのピンインが整理された音節表を見ながら、一つ一つ音声を確認してみてください。そして、音声を聞きながら口に出し、繰り返し練習するのが効果的です。何度も口に出していると、次第にピンインのルールにも慣れてきますよ。
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1-2. 同じアルファベットでも読み方は複数
ピンインとは、アルファベットで表記された発音記号。日本語をアルファベットで表すときのローマ字と同じように、読み方・音を表しています。中国語の場合、同じアルファベットでも組み合わせによって発音が変わる場合があります。
ここでは、注意すべき「読み方のルール」を紹介します。
「a」の読み方は、基本的に「ア」ですが、下記のピンインは「エ」と発音されます。
yan | tian | xian |
bian | nian | yuan |
pian | lian | juan |
mian | jian | quan |
dian | qian | xuan |
1-3.「子音+母音」と「母音のみ」で表記と発音が違うことも
中国語の母音は全部で6個あり「a,o,e,i,u,ü」で形成されています。
この単母音がいくつか組み合わさって二重母音や三重母音、nやngを伴って複合母音を形成します。ここで注意すべきルールは、前に子音が付くことで、母音だけの時とは表記や発音が異なること。
例えば「ia」の発音は表記上は「ya」になります。「iao」は表記上は「yao」、「iou」は表記上は「you」になります。
表記 | 実際の発音 |
yi | i |
ya | ia |
ye | ie |
yao | iao |
you | iou |
yan | ian |
yin | in |
yang | iang |
ying | ing |
表記 | 実際の発音 |
wu | u |
wa | ua |
wo | uo |
wai | uai |
wei | uei |
wan | uan |
wen | uen |
wang | uang |
weng | ueng |
表記 | 実際の発音 |
yu | ü |
yue | üe |
yuan | üan |
yun | ün |
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1-4. ピンイン声調符号のルール
中国語の読み方はピンインによって示されますが、それだけで完成ではありません。正確な読み方を示すためには、その上に声調記号というものを付けます。声調記号は音の高さや抑揚を示す記号で、これを正しく発しないと意味が通じません。
中国語の声調は4つあるので四声と呼ばれることもあります。
第一声 | 第二声 | 第三声 | 第四声 |
高くて平ら | 一気に上がる | 低い位置から低く | 一気に下がる |
お母さん mā 妈 マー |
植物の麻 má 麻 マー |
馬 mǎ 马 マー |
ののしる mà 骂 マー |
各声調を音声でも確認してみましょう。
第一声: mā |
各ピンインの声調記号は、基本的に母音の上に付けられます。母音の音が重なった場合は、優先順位によって付け方のルールが決められます。
優先順位の一番目は「a」ですが、「a」がない場合は「o」か「e」になります。「o」と「e」が一緒に出てくる音節はありません。「i」と「u」が並んだ場合は、後ろの母音に付きます。「i」に声調記号が付く場合は「i」の上の点を取って声調記号を付けます。
2. 中国語「文法」の基礎ルール
2章では、文章を作るときに大切な文法のルールをご紹介します。文法の基本となる語順や否定文の作り方など、参考にしてみてください。
2-1. 基本の語順は英語に似ている
中国語の基本語順は、英語と似ていて「主語(誰が)+動詞(どうする)+目的語(何を)」の順番になります。一般的に英語が70%、日本語30%似ていると言われています。
主語 | 動詞 | 目的語 |
私 | 愛している | あなた |
Wǒ 我 ウォ |
ài 爱 アイ |
nǐ 你 ニー |
『発音付:【中国語文法】中国語を勉強するなら|実は語順を理解することが重要だった』
2-2. 否定文は英語式、疑問文は日本語式に
中国語の否定文は英語の否定形に似ています。英語の[not]に相当する中国語は、「不(bù ブー)」になります。
私は英語が話せません 我不会说英语。 Wǒ bú huì shuō yīngyǔ ウォ ブー フゥイ シュォ インユー |
疑問文の場合は、日本語の疑問形に似ています。日本語と同じように、末尾に疑問符を付けるだけです。中国語でよく使われる疑問符は「吗(ma マー)」です。
あなたは英語を話せますか? 你会说英语吗? Nǐ huì shuō yīngyǔ ma? ニー フゥイ シュオ インユー マー |
2-3. 文法は英語式か日本式で分けると覚えやすい
この記事を読んでいる方は、もちろん日本語を理解していて、英語を学んだ経験のある人がほとんどかと思います。お伝えした通り、中国語の文法は英語と日本語に似ている部分があるので両方の知識を活用すると、より理解しやすくなります。
日本語ほど複雑ではない中国語文法。動詞や形容詞の活用もなく、英語のような単数形・複数形の変化もありません。まずは苦手意識をなくして「楽しもう!」という意識で取り組んでくださいね。
『ゼロから中国語の文法をマスターする!重要文法12項目』
3. 中国語「作文」の基礎ルール
中国語の作文にもルールがあります。作文は、中国語力を伸ばす効果的なトレーニング方法。ぜひ学習に取り入れてみてください。
3-1. 作文は横書きに
中国語は縦書きと横書きのどちらでも書けますが、時代の変化とともに、今では日本と同じくほとんどが横書きになっています。アルファベットのピンインを書くのにも便利ですし、中国語を勉強するときは横書きのほうがスムーズです。
3-2. 段落を変える時にはスペース
日本語の作文は、段落を変えるときにはスペースをあけますよね。中国語の作文でも同じように段落を変えるときは、スペースをあけます。しかし、1マスあける日本語とは異なり、中国語では2マス空けることがルールです。
3-3. 中国語にも句読点がある
日本語には「、」「。」などの句読点がありますが、中国語にも同じように句読点があります。これらの句読点やかっこなどの記号のことを中国語で「标点符号(biāodiǎn fúhào)ビィャォ ディェン フー ハオ」と言います。
日本語の読点は「点=、」を使いますが、中国語では「カンマ=,」です。中国語の「点」とは使い方が異なりますので注意しましょう。
中国語はルールさえ解れば勉強しやすい
この記事では中国語のルールを紹介しましたが、慣れてしまえば難しいことはありません。少しずつ文章を書いたり読んだり、中国語に触れていくうちに自然と身につくものもたくさんあります。日本語とルールが似ているものもあるので違いを比べながら勉強してみてください。
記事をお読みいただきありがとうございました。
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