漢字が分かる日本人にとって、中国語は、ズバリ「簡単な言語」!
私中国ゼミライターHT(中国生活2年)は、語学留学で欧米人と一緒に中国語を学んでいます。いつも欧米人が一生懸命に漢字を覚える姿を目する度に、「大変そう…」と感じていました。既に漢字が分かることは、圧倒的なアドバンテージです。
日本と中国、それぞれ漢字の種類は違いますが、実は中国語の常用漢字3805個のうち、日本語の漢字と同じ文字が1013個もあります。日本人が学ぶのに圧倒的に有利な外国語と言えますね。初心者でも日本人というだけで、既に多くの中国語を知っているのです。
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目次
1. 日本人は中国語の漢字をカンタンに学べる
日本人の中国語学習における強みは、漢字に慣れ親しんでいること。多くの漢字は、中国語より日本語の漢字の方が複雑なのです。さらに、ひらがなとカタカナでさえも中国語の漢字と関係があること、ご存知でしたでしょうか。
1-1. 日本のひらがなは中国の漢字から
漢字は4世紀〜5世紀に中国から日本に伝わったといわれています。それ以前、日本には表記法がなかったので、初めは漢字の音を使って日本語の音を表記する「万葉がな」が開発されました。
ひらがなとカタカナの起源は、その「万葉がな」です。
ひらがなは、漢字を崩して草書体にしたものを簡略化しました。カタカナは、漢字の一部を取って作られたものと考えられています。
例えば以→い、加→か、呂→ロ、利→リというふうに作られたようです。
このように私たちは昔から中国由来の漢字に触れ、恩恵を受けてきました。中国の漢字は日本人にとって身近なものなのです。
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1-2. 漢字の意味は現代でもあまり変わらない
「表意文字」とされている漢字。「表意文字」とは象形や抽象概念から発生したものといわれていて、ひとつひとつの漢字に独特の意味があります。古代文字の中でも現代に至るまで使い続けられ、漢字の意味合いもほぼ変わっていません。長い歴史の中で変わらず残り続けた特異な文字なのです。
例えば、「立」という漢字は、大と一とを組み合わせた形からできました。大は手足を広げて立つ人を正面から見た形で、その下に引かれた一はその人の立つ位置を示しています。
「火」という漢字は、燃え上がっている火の形から。上に火の粉を散らした形になっています。「炎」の字は、燃える炎そのものを表されています。
1-3. 注意!中国語と日本語の漢字はすべて同じではない
中国語と日本語で、多くの漢字の意味が共通していますが、すべて同じではありません。中には、同じ漢字でも違う意味のものがあるので、注意が必要です。
例えば、「手紙(shǒu zhǐ) 」という漢字→中国語の意味は「トイレットペーパー」です。中国語で手紙を意味する漢字は「信(xìn)」なので、お間違いなく。
中国語の「娘(niáng)」→主に「母親」のことを指しています。
ここで、間違えたらちょっとまずい中国語をご紹介! 中国語で「爱人(ài ren)」は、日本語の愛人(あいじん)の意味ではありません。「爱人 ài ren」→中国語で「配偶者」の意味です。日本語でいう愛人の中国語は「第三者(dì sān zhě)」、「情人(qíng rén)」といいます。
また、「丈夫(zhàng fu)」という中国語は「夫」を指します。昔の中国語は強い成人男子のことを意味し、日本語では「強い」という意味に変化したと思われます。
このように、日本語と中国語で意味が全く違う漢字に注目すると面白いですね。その意外性にびっくりして印象に残るので、多くの単語を覚えられることでしょう。
『中国語で「妻・奥さん」「夫・旦那さん」は何て言うの?』
2. 「簡体字」と「繁体字」について
中国語の表記には2種類あり、「簡体字」と「繁体字」に分類されます。国や地域により使い分けられています。中国語初心者は、どちらを学べばいいのでしょうか。
2-1.「繁体字」と「簡体字」どちらを学ぶ?
簡体字は、中国大陸を中心にシンガポールやマレーシアで使われています。
繁体字は、台湾、香港、マカオで使われている漢字です。
それぞれの違いを紹介しましょう。
日本語の「雑誌」は
- 簡体字で「杂志」
- 繁体字で「雜誌」
と書きます。
また、日本語の「歓迎」は
- 簡体字で「欢迎」
- 繁体字で「歡迎」
です。一見、日本語と繁体字が似ているように見えるかもしれません。よく見てみると、一部が違っていますね。
漢字の種類としては、中国で使われている「簡体字」「繁体字」のほかに、日本の「略体字」の3つがあります。中国ではもともと繁体字が使われていましたが、1956年に漢字簡略化法案が公布され、1964年には簡化字総表としてまとめられました。こうして、従来の漢字を簡略化した字体が誕生し、現代まで受け継がれています。
日本人中国語学習者は、多くの繁体字も読むことができます。(例えば「気=氣」、「広=廣」など)。
繁体字は、中国語学習上級者から古典の教養をつけるため読む必要がでてきますが、台湾でお仕事などの需要がある場合以外は、書けなくても困りません。特別な事情がない限り、これから中国語を学ぶ初心者は簡体字から覚えましょう。
『中国語の繁体字と簡体字の違いは?学ぶべきはどっち?』
2-2. 地域によって分かれる
簡体字は主に中国大陸で使われます。その他、シンガポールやマレーシアでも簡体字を目にします。 シンガポールは1965年にマレーシアから独立し、同年に漢字の簡略化に乗り出しました。1976年から中国と同一の簡体字が採用されています。
マレーシアでは簡体字が教育の現場で教えられていますが、街中では繁体字もよく見受けられます。
繁体字は、主に台湾や中国の特別行政区である香港やマカオなどで使用されています。
2-3. 表記の違い
簡体字と繁体字、それぞれの表記の違いは2-1でも触れましたが、ここでもいくつかご紹介します。
日本語の「飛行機」は
- 簡体字で「飞机」
- 繁体字で「飛機」
「テレビ」は
- 簡体字で「电视」
- 繁体字で「電視」
「電話番号」は
- 簡体字で「电话号码」
- 繁体字で「電話號碼」
いかがでしょうか。
日本語と全く同じ漢字がいくつか見つかりますね!簡体字も繁体字も、何となく意味が想像できる文字が多いです。日本人にとって中国語の漢字が簡単であることが分かりますね。
2-4. まずは簡体字から勉強しよう
中国語をマスターしたいなら、まず簡体字から学びましょう。中国語の学習者にとって、今は漢字=簡体字です。そもそも日本で手に入る教材や辞書はほとんど簡体字であり、中国語人口のほぼ大半は簡体字を使っています。
おすすめは、まず簡体字に慣れて、その後必要に応じて繁体字を学ぶこと。日本人にとって、繁体字は漢字の形態が似ているため、比較的学びやすいともいわれています。中国語がわかるようになれば、繁体字は特に学ばなくても読めることも十分にありえます。
3. 中国では外来語も全て漢字
日本語ではカタカナ表記の地名や人の名前なども、全て漢字表記になる中国語。なかなか興味深いと思いませんか?
新たな固有名詞の表記は、中国の国営通信社、「新華社通信」が決めているそうです。
3-1. カタカナがない中国語の表記
中国にはカタカナがありませんので、外来語も漢字を用いて表記されます。
全てが漢字の中国語を見ると、初心者はどこからが外来語の地名や人名なのかわかりません。外来語はカタカナが常識であった私たちにとって、漢字で表現された外来語には馴染みがないもの。はじめは慣れませんが、これも中国語の面白さの一つとして、楽しんで学習していきましょう。
訳し方は、イメージによる意訳をはじめ、音訳だったり、その組み合わせだったりします。
意訳の例としては、
- 机器人→ロボット
- 电脑→コンピューター
面白い例は、掘れば掘るほど出てきます。ぜひ楽しみながら探してみましょう!
3-2. 意訳できないときは音訳で
地名やメーカーの名前、欧米人の名前など意訳できない場合は、似た音の漢字が当てられます。
例えば、
- 马来西亚 Mǎ lái xī yà (マーライシーヤー):マレーシア
- 贝多芬 Bèi duō fēn (ベイドゥオフェン):ベートーベン
- 夏普 Xià pǔ (シヤァプ):シャープ
- 纽约 Niǔ yuē (ニョウユエ):ニューヨーク
日本人の私たちからすれば「全然違うのでは?」と思うかもしれませんが、中国ではこれで通っているのです。
3-3. 音訳と意訳の合わせ技も
中には、意味合いと音を上手に合わせた訳もあります。
例えば、インターネット→「因特网 yīn tè wǎng (インターワン)」。「网」とはネットのこと。これも「因特=インター」の音と意味合いを組み合わせた巧みな訳だといえます。ちなみにインターネットは全部意訳で「互联网 hù lián wǎng (フーリエンワン)」と訳されることも多いです。
コカ・コーラ→「可口可拉 Kě kǒu kě lè (クァコウクァラア)」 「可口」の意味は「口に合う、おいしい」といった意味。音も近く、おいしさのアピールもしています。うまく訳されている例でしょう。
ビール→「啤酒 pí jiǔ (ピージウ) 」「ピー」の部分は英語のbeerの音訳、ジウは「酒」という意味なので、アルコールであることもわかります。これも音訳と意訳の素晴らしい組み合わせですね。
3-4. 漢字がない場合は強引に漢字へ
正式にはひらがなやカタカナの表記が中国語になると、強引に漢字表記されます。 例えば日本人の名前で、ひらがな表記のもの。
- 宇多田ヒカル→宇多田光
- 浜崎あゆみ→滨崎步
- 石原さとみ→石原里美
中国語では、このような漢字で表記されるそうです。
中国で人気の日本のアニメはどう表記されているのでしょうか。
- ドラえもん→哆啦A梦
- ルパン三世→鲁邦三世
- ちびまる子ちゃん→樱桃小丸子
漢字を見て、アニメのタイトルを想像できましたか?
まとめ. 難しく考えずに身近なものから慣れていこう
いかがでしたか? 日本人にとって中国語は、とても身近な存在なのです。学習する前から既に多くの漢字を知っているという点は、大きなメリットですね。
もちろん漢字の意味の違いもありますが、まずは難しく考えないで好奇心を持ってください。中国語が上達するコツは、楽しみながら学ぶことです!
記事をお読みいただきありがとうございました。
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