中国語には「簡体字」「繁体字」の2種類の漢字と、さらに複数の方言・発音があります。
私(中国語ゼミスタッフMM上海生活5年女子)は簡体字の勉強しかしたことがありませんが、香港や台湾の映画や音楽の字幕(簡体字)を見るうちに、なんとなく繁体字も読めるようになりました。
しかし、これから中国語を始めたい人は「どの中国語を学べばいいの?」と頭を悩ませることもあるでしょう。
そこで本記事では、中国語の種類や発音の違い、どちらを学習すればよいのかなどの疑問を解決します!
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目次
1. 中国語の漢字は2種類
中国語の漢字は「簡体字」「繁体字」の2種類。それぞれ使用しているエリアが異なります。具体的に、どこでどのように使われているのか紹介します!
1-1. 簡体字は中国大陸やシンガポールなどで使用
簡体字(かんたいじ)は、中国語で「简体字(jiǎntǐzì)ジィェン ティ ズ」と言います。
簡体字が使われているのは、中国大陸やシンガポール、マレーシアなど。漢字を普及させるために、元々使われていた漢字を簡略化し、覚えやすくした文字です。
以前、中華系の多いシンガポールなどでは独自の簡略化した漢字を使っていたこともありましたが、現在は中国大陸とほぼ同じ簡体字が使われています。
日本でもときどき見られますが、古い建物などで「学校=學校」や「会社=會社」のようにあえて昔の漢字が使われていることもあります。
1-2. 繁体字は台湾や香港などで使用
繁体字(はんたいじ)は、中国語で「繁体字(fántǐzì)ファン ティ ズ」と言います。
繁体字が使われている地域は、台湾や香港、マカオなど。中国でもともと使用されていた漢字のことで、簡体字よりも画数が多いのが特徴です。
カラオケなどに行くと、中国人歌手が日本の曲をカバーして歌っているものがいくつかありますが、多くは台湾や香港の歌手なので、字幕も繁体字で表示されています。
1-3. 繁体字と日本の漢字、共通点と違い
日本の漢字は中国の繁体字とよく似ています。日本語の「東京」を例に挙げると、繁体字は「東京」、簡体字は「东京」です。
パッと見は似ていても、日本の漢字よりも複雑であることがよくあります。例えば「豊富」という漢字。繁体字では「豐富」と書きます。
それぞれの漢字は時代とともに独自の変化を遂げています。中国語を勉強しているうちに「おそらくこの漢字とあの漢字は一緒だ!」など、同じ漢字を予想するのが勉強の楽しみの一つになります。
2. 発音の違いは大きい
中国には大きく分けると7つの方言があり、その発音は中国人同士でも聞き取りできないくらいの差があります。
私(中国語ゼミスタッフMM)も上海に5年住んでいますが、いまだに上海語はまったくわかりません。台湾で中国語を学んだ友人の話す中国語を聞いたとき、同じ標準語を喋っているのに、発音が違うので驚いた経験があります。
『数で見る中国語の種類│文字は2種類・方言は7種類・発音は1300音!?』
2-1. 地方によって「普通话 (pǔtōnghuà)」の発音も特徴的
「普通话(pǔtōnghuà)プー トン ファ」とは中国語の標準語のこと。
標準語にも関わらず、地方によって発音に若干の癖のようなものがあります。
繁体字、簡体字での発音の違いではありませんが、知っておくと便利です。それぞれの地方へ行った際、参考にしてみてください。
台湾などの南の方は「h」を発音しない傾向があります。
普通话 | 台湾 |
Shànghǎi 上海 シャン ハイ |
Sànghǎi 上海 サン ハイ |
北京などの北の方では「アール化」と言い、しばしば語尾に「儿(er)ァー」を付けて話します。
普通话 | 北京 |
duōshǎo qián 多少钱? ドゥォ シャオ チィェン |
duō er qián 多儿钱? ドゥォ ァー チィェン |
『中国語の七大方言・十大方言とは? 方言を学ぶ必要はあるの?』
3. オススメは先に簡体字を学ぶこと
中国語ゼミでは、中国語を勉強するなら繁体字よりも簡体字を先に勉強することをお勧めします。
仕事で繁体字が必要であったり、中国の古典を読みたい場合でも、先に簡体字を勉強しておくと便利です。
日本国内で販売されている中国語を学ぶテキストの多くは、簡体字のレッスンですし、HSKや中国語検定などの中国語の資格試験も簡体字で作られているからです。
まとめ. 中国語の漢字は2種類あるから面白い!
中国語には繁体字と簡体字2種類の漢字があり、それぞれに特徴や魅力があります!
以前、上海で私が一緒に中国語を勉強していたイギリス人留学生のノートを見たとき、すべての漢字が繁体字で書かれていました。「どうして繁体字なの?」と聞くと、「歴史のある伝統的な漢字だし、見た目がとてもきれいだからだよ」と返事があり、そういう目で漢字を見たことが無かった私はとても感心したことがあります。
繁体字は日本人から見ると漢字が似ているので勉強しやすい、簡体字は画数が少なくて覚えやすいなどの特徴を知ると、どちらを勉強するかの答えが見えてきますよね。自分が中国語のどこに興味があるのか考えて、楽しみながら勉強してみてください。
記事をお読みいただきありがとうございました。
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