【音声付】中国語で「どういたしまして」ってなんていうの?

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中国語 どういたしまして
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日本語や中国語に限らず感謝の気持ちを伝えた後に、相手からそれにこたえる言葉をもらえると嬉しいものです。

私(中国語ゼミスタッフMM、上海生活6年)は普段からコンビニなどで会計を終えたとき「谢谢(ありがとう)」と声をかけていたのですが、仏頂面の店員さんがボソボソと言っている言葉が中国語の「不客气(どういたしまして)」だと気が付いた時は、その日一日とても気分がよかったのを覚えています。

この記事では、音声付きで中国語の「どういたしまして」や褒められた時の謙遜の表現についてご紹介します。

中国語の音声で発音を覚えて中国語の「どういたしまして」をマスターしてみてください。きっと気持ちの良いコミュニケーションに繋がります!

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1 どんな場面でも使える便利な「どういたしまして」

席を譲ったとき、ドアをあけてあげたとき、道を教えてあげたとき、贈り物をあげたとき、相手から感謝の言葉を伝えられることがあります。そんなときに使える便利なフレーズは、

Bú kè qi
不客气
ブー クァ チー

これさえ覚えておけば大丈夫です。これは、直訳すると「遠慮しないで」という意味で、日本語でいうところの「どういたしまして」という意味でよく使われています。相手からお礼をいわれた場合、迷惑をかけたといわれた場合、どんなときにも使うことができます。

他の「客气」を使った表現も紹介します。ただ、ここでご紹介する表現は、上述の「不客气」よりも「お気遣いなく」「ご遠慮なく」という意味合いが強くなる表現です。

Bú yòng kèqi
不用客气
ブー ヨン クァチー

Bié kèqi
别客气
ビィェ クァチー

Tài kèqi le
太客气了
タイ クァチー ラ

このいずれの表現を使っても大丈夫ですが、強いて言うなら「太客气了」が最も気持ちが強く伝わる表現です。

中国人は「ありがとう」とあまり言わないといわれています。これは、中国と日本では感謝に対する考え方や習慣がだいぶ違うからです。中国人は親しい仲であるほど「水くさい、他人行儀だ」という考えから、お礼は言いませんが、親しくない間柄や仕事の関係ではその場でお礼の言葉をいいます。

日本人のように「先日は ありがとうございました。」などと、過ぎたことを繰り返す習慣はありません。これをすると、むしろ催促されていると感じる人もいるので、注意が必要です。

ただ、私たちが中国人に感謝の言葉を伝えると、必ずといっていいほど相手の中国人からは「どういたしまして」という意味の言葉が返ってきます。そのため、私たちも相手からの感謝の言葉にこたえる為に、「どういたしまして」という意味の様々な場面で使える「不客气」を覚えておくことが大切です。

・「不」は変調が起こるため、「不客气」の実際の発音は「bú kè qi」となります。 『四声(声調)の発音をマスターする!【音声・動画付】』の『3-3. “一”と“不”の声調変化に注意する』で解説しています。

・尚、難しいと思われがちな中国語の発音のコツはコチラをチェック!
中国語の発音基礎|効果的なトレーニング方法|動画・音声付

2 感謝の言葉に応じて使いたい「どういたしまして」のフレーズ

相手から感謝の気持ちを伝えられたときは、たいていの場合、上記の「不客气」とこたえておけば問題ありません。ただ日本語でも「どういたしまして」という意味の言葉が色々とあるように、中国でも感謝の言葉に応じて最も適当な「どういたしまして」のフレーズがあります。これを覚えておけば、相手との関係がより良いものとなるでしょう。

2-1 ありがとう(「谢谢」)と言われたら

「谢谢(xiè xie)」は中国で最もよく使われる感謝の言葉です。これに対しては、以下のようにこたえることが多くあります。

Bú yòng xiè
不用谢
ブー ヨン シェ

これは文字どおり「感謝は不要です」という意味の言葉で、「谢谢」に対してよく使われています。中国人であれば皆、反射的に口から出るといってもいいかもしれません。

もうひとつ、多く使われる表現が 没事儿 です。

Méi shir
没事儿
メイ シァー

これは相手に謝られたときに「大丈夫」と返答するときと同じ表現ですが、謝罪されたときに限らず、感謝されたときにも使うことが出来ます。

2-2 お手数をおかけしました(「麻烦你了」)と言われたら

相手のために時間や労力を割いた場合、「谢谢」だけではなく、「麻烦你了(má fan nǐ le マーファンニーラ)」(お手数をおかけしました)と、労力を割いたことに対して感謝されることがあります。

そんなときは、以下の回答のいずれかをお使いください。

「どういたしまして」

Bú kèqi
不客气
ブー クァチー

「お礼には及びません」

Bú yòng xiè
不用谢
ブー ヨン シェ

「大丈夫です」

Méi guān xi
没关系
メイグァンシー

「たいしたことない」

Méi shir
没事儿
メイ シァー

 「大丈夫です」

Méi wèntí
没问题
メイ ウェンティ

「かまいません」

Méi shénme
没什么
メイ シェンムァ

「当然のことです」

Yīnggāi de
应该的
インガイ デァ

「いやいやご丁寧に」

Tài kèqi le
太客气了
タイ クァチー ラ

「何を水くさい」

Nín kèqi le
您客气了
ニン クァチー ラ

「全然手間じゃない」

Bù máfan
不麻烦
ブー マーファン

「ささいなことです」

Jǔ shǒu zhī láo
举手之劳
ジュ ショウ ヂー ラオ

3 褒められたときに「いえいえ」と言いたい場合

私たち日本人が中国人から、「中国語がお上手ですね」「あなたの服素敵ですね」などとほめられることもよくあります。

最近の中国の若い人であれば、「谢谢(xiè xiè)」と言ってそのまま受け取ることが多いようですが、私たち日本人としては謙遜したいと思う人もいるでしょう。

そして中国人もまた、日本人と同様に褒め言葉には謙虚な回答を好む人が大勢います。

そこで、謙遜するときに使えるフレーズをいくつかご紹介します。

「とんでもないです」

Nǎlǐ nǎlǐ
哪里哪里
ナー リー ナー リー

「褒めすぎですよ」

Guò jiǎng le
过奖了
グゥォ ジィァン ラ

 

まとめ

何気ない一言ですが、相手から感謝の言葉を述べられたときに、「どういたしまして」と自然に中国語でこたえることができれば、お互いに気持ちがよいものです。

また、「どういたしまして」は、使う機会が多く、しかも簡単に使えるフレーズですので、中国語を使う自信にもつながります。是非使ってみましょう。

記事をお読みいただきありがとうございました。

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コメント

  1. 不客气
    不用谢
    拼音間違ってますよ。
    ほんとにマスターしたんですか?っていうレベルの間違いですね。

    1. いつも「中国ゼミ」をご愛読いただきありがとうございます。
      ご指摘の件は「不」の声調記号が第四声になっている件だと存じます。
      「中国ゼミ」のピンイン表記は小学館の中日日中辞書にならい、表記しております。

      「不」が入った単語は、実際の発音の際には声調変化を起こし、第ニ声で発音されますが、辞書やテキストなどでの表記上は一般的に元々の声調“bù(第四声)”で表記するルールになっておりますので、「中国ゼミ」でも元々の声調記号で記載しております。

      「不」以外にも、辞書やテキストでの声調記号と実際の発音が異なるものがあります。詳しくは『【音声・動画付】これで解決!四声(声調)の発音と入力』の2-4-2、2-5で解説しています。ぜひご一読ください。

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