HSK5級に高得点で合格!映画など文化も楽しめる「シニアの中国語学習」とは?

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フルーエント中国語講座の受講生インタビュー、今回は、かつて中断した中国語の学習を、フルーエントでリスタートされたNさん。

大学での専攻が中国語だったNさんでしたが、卒業後は中国語とは関わりのない道へ進まれます。一度は途絶えた中国語とのお付き合いでしたが、退職をきっかけに学習を再開されました。1年コースを終えたのちは、継続生として学びを続け、今も着実に中国語力を伸ばしておられます。

大学時代には中国語の醍醐味がよくわからなかった、と話されるNさんですが、フルーエントで学びを深めるにつれ、中国文化や他言語との違いなどにも興味を持つようになったそう。

再び開いた中国語の扉の先で、新たな魅力を発見されたNさんに、今現在の中国語との向き合い方、学習における工夫点についてお話をうかがいます。

学習を楽しく続ける上でのヒントが満載のNさんのインタビュー、ぜひ参考にしてみてくださいね!

(取材:中国語ゼミ編集部 高田寿実)

1. 中国語を専攻するも、興味を持てないままだった大学時代

中国ゼミ 高田(以下 高田):まずはNさんと中国語との出会いからお話をうかがいたいと思います。大学時代に専攻されていたのですね?

Nさん:そうなのですが、入学したとたんにやる気を失ってしまいまして。テキストも今ほど豊富ではなく、内容が政治的なものだったりして、全然興味を持てなかったんです。真面目に勉強すれば身に付いたのかもしれませんが、最低限の単位を取った後は、より興味のあった英語の勉強に力を入れました。英語の単位を中国語に振り替えてくださいとお願いしたこともあって、教授にあきれられたりもしました。

高田:とはいえ、最初に中国語を専攻されたことには、何か理由があったのでしょうか。

Nさん:高校のときから、漢文が好きでした。それに、日本語と同じ漢字を使う外国語ということで、中国語を学んでみたいな、と考えました。

高田:日本語と共通するものに、興味が湧いていたということですね。

2. 就職後は英語の道へ。退職目前、再びたどり着いた中国語

高田:大学卒業後、英語のお仕事に就かれ、以来30年以上続けられた、とうかがいました。

Nさん:いったん翻訳関係の会社に勤め、その後、自分でアメリカに一年半ほど留学もしました。帰国後、いくつか仕事を経た後27年間、英語の翻訳や通訳を続けてきました。

高田:翻訳・通訳者というスペシャリストとして、ハイレベルなお仕事をされていたのですね。

Nさん:ハイレベルかどうか、自信はありませんが、特化した部門だったと思います。

高田:専門的な分野だったのですね!そのお仕事を退職される2年前に、「中国語をもういちど学ぼう」と思われた、ということですが、何かきっかけがあったのですか?

Nさん:それまでにも仕事関係で、視察の人が中国から団体で来られていました。ただ、その時は自信がなくて中国語はほとんど使いませんでした。それがとてももったいないなと感じて。その思いが学習再開の後押しになったのかもしれません。

高田:何かひらめいたものがあったのですね。

Nさん:そうですね。またその頃、父が他界しまして、しばらくして落ち着いた頃に、「そうだ父は、私が子供の頃に、よく中国の話をしてくれたな」と思い出したんです。結局、父は食料品店をするに至りましたが、若い頃は中国で貿易の仕事をしたいという夢があったらしくて。子供の私に、若い頃の夢を語ったり、漢詩や中国の諺を覚えさせたりと、そんなことがありました。そのことをふと、思い出したのですね。

3. 数十年ぶりの中国語!フルーエントとの出会い

高田:その後はどのような学習をされたのですか?

Nさん:会話のレッスンに通いました。ただ全く熱心ではなく、予習復習もしませんし、教室に週一回行って先生と話すだけでした。しかし、通い始めるとすぐに「もう、中国は昔の中国ではないんだ」ということが実感としてわかってきました。学校や先生たちの雰囲気も、今の日本と変わらないことに驚きました。なにせ数十年、理由もなく中国や中国語を避けてきたので、事情がまるでわかりません。浦島太郎みたいなものですよね。

高田:その後、フルーエントにたどり着かれるまでにはどのような経緯がありましたか?

Nさん:このままだらだらと何年もレッスンを続けていてもお金の無駄だ、と思い、どこか集中して基礎から学べるところはないか、と探して出会ったのがフルーエントでした。私は飽きっぽい性格で、通信講座なるものは最後までやり通せたことがありません。しかしフルーエントはトレーナーがついてくれるということ、また三宅学長の「気が乗らない時でもやらざるを得ない仕組みを作ってしまう」という言葉に動かされ、始めることにしました。

4.“やる気”に頼らない、システマチックな学習方針に納得!

高田:やる気を出すとか、モチベーションを上げることが大切とよく言われますね。ただフルーエントは、「学習をシステム化すること」を推奨しているので、たとえやる気がなくても、「やるしかない」といった心持ちになるのかもしれません。

Nさん:その方針が、とても良いなと感じました。

高田:日本人トレーナーとのやりとりは、いかがでしたか。

Nさん:発音のコツから文法に関する質問、学習に役に立つサイトやアプリ、本、参考書など幅広く教えていただきました。トレーナーご自身も実践されていた「徹底暗唱法」という音読の方法は、とても効果があるとわかりました。

シャドーイングは、音声が流れたあとに、追いかけるようにして同じ内容を口に出す、という方法ですが、この暗唱法は、一節とか、一文が流れた後で音源をいったん止め、その部分を文字を見ずにリピートすることを目指す、というなかなか厳しいものでした。

シャドーイングをしていると、つい、文の意味を考えずに繰り返していることがありますが、リピーティングはそれが許されない(?)ので、シャドーイングとリピーティングと、両方組み合わせるといいかと思います。

また、トレーナーさんは、こちらがちょっとたるんでいたりすると、ふっとメッセージを送ってくださり、「作文はどうなっていますか」などと聞いてくださるので、今、月に一度の作文課題も何とか提出することができています。叱咤激励される感じですね。トレーナーは中国滞在の経験をお持ちで、現地仕込みの知識や体験を教えてくださるのも魅力です。

高田:Nさんは、フルーエント1年目の頃から文法もしっかりと学ばれていたようですね。

Nさん:はい。正直言って、大学の卒業時の中国語のレベルと言ったら、英語で言えば中一のレベルにも達しないくらいでした。そのくらい文法はあやふやだったので、レベル1、2から真面目に取り組みました。

高田:0から再スタート!という気持ちだったのですね。

Nさん:はい。発音だけは、大学入学時に頑張って取り組んだ覚えがあったのですが、実際フルーエントでチェックしていただくと、少し違っていることもわかりました。

高田:細かな発音の学び直しもしつつ、文法もあやふやな部分をつぶしながら、学習を続けてこられたのですね。そして現在、学習2年目ですでにHSK5級も高得点で合格されたとのこと!

Nさん:初級の部分は一生懸命勉強したので、クリアになった部分もたくさんあります。ただ、作文となると間違ってしまう部分もあり、まだまだだなぁと感じています。

5. 基礎をおさえつつ、次なる目標は6級!具体的な学習法とは

高田:基礎を身に着けられ、今後は6級に向けて学習に取り組まれているとうかがいました。今はどのような勉強をなさっていますか。

Nさん:6級も一度受験しましたが、リスニングがほとんどできなかったので、強化策として、トレーナーから教えていただいた「ディクテーション」に現在、取り組んでいます。過去問のリスニング問題を題材に、内容を辞書で調べ、シャドーイングをし、ディクテーションをして、完璧に理解するという方法を続けています。

高田:大変だと思いますが、反面、すごく伸びるんだろうなと想像します。

Nさん:時間はかかりますが、続けていきたいと思ってます。

高田:すると、今は過去問を中心に勉強されているのですね。

Nさん:HSKの試験の前は過去問中心ですが、試験が終わると、またフルーエント6級のテキストに戻る、という感じです。

高田:Nさんは暗記方法をたいへん工夫されていますよね!

Nさん:HSK基礎語彙5〜6級の本はとても分厚いので、少々もったいないのですが、これを少しずつバラしていくんです。一日分、6ページとして、その6ページ分をガチャックで止め、クリアファイルに入れてどこにでも持ち運んでいます。

高田:本当に素晴らしい努力ですね。

Nさん:理想としては、一回目、朝起きた時に音声を聞きながらざっと読み (この時は本を読む感じで、こんな単語があるのか、とか、日本語と違うぞ、とか、この例文は面白いなど考えながら、軽く読みます)、二回目は電車の中や喫茶店で目を通します。三回目は夜、家で取り組みます。そして四回目は次の日の朝、復習のつもりで見るんです。

高田:読めない、想像もできない単語もあり、最初は大変に思われていたようですが。

Nさん:はじめてHSK6級の単語集を目にした時には、とても覚えられそうにない!と感じました。でも、6級になると、日本語と同じ漢字、意味のものが結構、あるんですね。そういうものが出てくると、一日の「ノルマ」が進むので嬉しくなります。

6.生活の一部になった中国語の学び

高田:ここからは、学習を始められてからのご自身の生活の変化についておうかがいします。学習を再開され、嬉しかったことはありますか。

Nさん:だんだんと自分の世界が広がりました。フルーエントで勉強を始めてから少しずつ中国語の本も読むようになりました。NHK出版の『茉莉花 やさしい中国語で読む自伝エッセイ』や『聊斎志異』は解説もあり、初心者でも楽しく読めます。

それから会話の先生からおみやげにもらった「小学生版西遊記」。孫悟空の話は幼稚園以来読んだことがなかったので、こんなに楽しく、エキサイティングな話だったとは知りませんでした。

 

実際の「小学生版西遊記」がこちら。ピンイン付きで中国語学習にピッタリ。

Nさん:映画だと、张艺谋 (チャン・イーモウ)監督の映画が好きです。「妻への旅路」(归来),「生きる」(活着)「あの子を探して」(一个都不能少)が特に好きです。当時の中国の「古さ」や哀しさがユーモアをもって描かれています。中国語の台詞は短くゆっくりしているので、聞き取れる部分もそこそこあります。

高田:検定対策だけしていると、どうしても疲れてしまうことがあると思いますが、Nさんの場合は本や映画、好きなジャンルを自分で開拓されていますね。今、Nさんにとって中国語は、どのような位置づけにありますか。

Nさん:今、私の生活から中国語を取ったらずいぶん寂しくなるなあと思います。(笑) 歩きリスニングをする良い散歩コースも見つかって。中国語が生活の一部になりました。

Nさんのお気に入りの遊歩道。
遊歩道にはお花も。

7. 日本語教師のボランティアもスタート!

高田:現在、プライベートで中国語を使う機会はありますか。

Nさん:数か月前から中国の留学生に日本語を教えるボランティアを始めました。数年前に地元の日中友好協会主催の日本語を教える短期講座に参加したところ、そこでは日本語を学びたがっている留学生を紹介してくれるとのことでした。そちらで、日本にいる大学院生を紹介してくださり、いま、オンラインで週一回、日本語を楽しく「教えて」います。

高田:やってみて、いかがでしたか。

Nさん:私は日本語を教える技術も知識もないのですが、次第に日本語と中国語の違いがとても面白く感じられ、いろいろ調べつつ、学生からの質問に答えています。最初は、中国の若者と中国語を話すのが恥ずかしく、勇気がなかったのですが、今では授業の最後の10分くらい、中国語で話すようにしています。

会話学校でのネイティブ講師は教え方も上手ですが、こちらの学生さんは、尋ねるとひとつひとつ、首をかしげ、「そうかな、こう言うかな、ああ言うかな」と考えてくれ、これもまた、新鮮な感じで楽しいです。

高田:ご縁がつながっていますね。

Nさん:また、HiNativeというアプリによるサイトの投稿を始めました。これは、世界各地の人が外国語についての疑問を投稿し、その外国語のネイティブで、我こそは答えましょうという人が自由に答えてくれる無料のサイトです。

こちらでちょっとした中国語の疑問を投稿すると、数分の内に中国語のネイティブから回答が来ます。「聴読」の課文で、どうもここがわからない、という場合に質問したら、数人から回答が来ました。簡単に二、三行で回答する人もいれば、わかり易い例文や類語まで付けて丁寧に回答してくれる人もいます。

高田:ボランティアで日本語を教えたり、HiNativeでやりとりもされ、日本語、中国語、英語の違いにも、興味が湧いてこられたようですね。

Nさん:そうですね。日本語にしかない表現、中国語にしかない表現などに気づいて、「あぁ言葉の違いって、面白いんだな」とつくづく感じています。

8. 将来の夢は“留学”

高田:中国語の扉を再び開けられたNさんですが、今現在の目標やこれからの夢についてぜひお聞かせください。

Nさん:この年齢で中国に留学に行く人なんているのかしら、と思いますが、コロナ禍が収束し、もし機会があれば短期の留学に行ってみたいと思います。学習面ではHSK6級を目指していこうと思っています。まだまだですが、こちらも楽しみながら、続けていければいいなと考えています。

高田:これから中国語学習を始められる方々にぜひ、メッセージをお願いします。

Nさん:音読やシャドーイングをしていて、つくづく発音が大事だと思います。四声を正確に読むことができると、中国語の文が体に染み入るように入ってくると感じます。フルーエントでは発音に多くの時間を割いていて、自分の発音を自分で聞くこと、人に聞いてもらうこと、を重視しています。発音練習はめんどうがらず、丁寧に取り組まれることをおすすめします。実は私は自分の声を聞くのが嫌で、あまりやっていなかったのですが、トレーナーの方々から、気づかない発音の点を多く指摘していただき勉強になりました。

また、シニアの「生きがい」として中国語学習はお薦めです。日本にはシニアが親しみやすい中国文化が豊富にありますし、英語などの西欧語に比べて、学習に出てくる例文も身近でのんびり学習できる気がします。

9.Nさんからの中国語メッセージ

今回ご紹介しましたNさんから中国語を学習している方へメッセージがあります。

音声はこちらからお聞きください。

Nさんからの中国語メッセージ

中国語
学中文有很多好处,特别是对中老年人的身心健康很好。学习语言可以锻炼大脑的功能,大声地读外语可以锻炼嘴唇和嗓子的肌肉,学习语言还可以成为人生的意义之一。比起西洋语言,中文由于使用汉字,对日本人来说更容易接受。日本的很多文化也都和中国有关系,比如太极拳、中药、气功等都是从中国来的。希望大家通过学习中文,加深对这些文化的理解,丰富自己的人生经验。

日本語訳
中国語を学ぶ事にはたくさんの利点があります。特に中高年にとって心身の健康に良いです。言語を学ぶ事で大脳の機能を鍛えられますし、大きな声で外国語を読むと唇や喉の筋肉を鍛えることができます。言語を学ぶ事は人生の一つの意義でもあります。特に中国語は漢字を使っているので、日本人には受け入れ易いです。日本の多くの文化も中国と関係しています。例えば太極拳、漢方、気功など、すべて中国から来たものです。みなさんも中国語を学ぶ事で、これらの文化の理解を深め豊かな人生経験をしてほしいと思います。

 

中国語学習再開を機に、新たな生きがいに出会われたNさん。これからも実直に学びを続け、さらなる喜び、楽しみを見いだされるのではないでしょうか。数年後、中国の地で、様々な国の方々とともに、中国語を学ばれているNさんの姿が見えるようです。

遠藤さおりトレーナーよりコメント

フルーエントで1年間学習され、2年目からNさんのトレーナーを担当させて頂いております。

前任トレーナーとの絆が深く、私で務まるか心配でしたが非常に温かく受け入れて頂き感謝しております。

Nさんは真面目な性格で、何事にも一生懸命取り組まれていて私の方が学ばせていただくことが多いです。大学時代に中国語を専門に学ばれていたこともあり、いただく質問も鋭いものばかりで私自身勉強させていただいています!

Nさんの素晴らしいところはたくさんあるのですが、何と言っても生活に上手に中国語学習を取り入れていらっしゃることです。散歩道で音源を聴きながらシャドーイングをされたり、ボランティアで中国の方に日本語を教えながら最後に少し中国語で会話を楽しんでいらっしゃったり。国際交流までさりげなく生活に取り入れておられ、本当に素晴らしいと思っています。

HSK6級合格に手が届くところまで来られているので、あともう一息頑張って頂きたいです!応援しています!!

                                                                                                               ****************

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