【ポスト・コロナ時代のビジネス、ライフスタイル】三宅裕之

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ポストコロナ時代 ビジネス ライフスタイル
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先日まで3日間、計50人のご受講生に、ビジネス&ライフ コンサルティングをさせていただきました。コロナ真っただ中のコンサルティング。一人ひとりの状況に対して、仕事とプライベートに関して様々なアドバイスをさせていただきました。

コンサルティン後の晴れやかな表情や、気づきとアクションプランの報告をいただき、改めてこの時期にコンサルティングができて良かったと感じています。

この場で、みなさんにもお役に立てるかもしれないことを共有しておきますね。

ポイントは「新型コロナの影響の長期化と〈ポスト・コロナ時代〉を踏まえて、行動を起こすこと」です。

新型コロナは長引き、収束後には新しい時代が始まる

おそらく、コロナウィルスの影響は長引きます。そして、収束後には「ポスト・コロナ」の時代が始まります。いや、ポスト・コロナの時代はすでに始まっています。

つまり、 「収束後に元に戻るのではなく、新しい世界になる」ということ です。

例えば、今の就職活動は、大会場での会社説明会がなくなり、動画セミナーなどに切り替わっています。面接もZOOM越しの面接が登場しています。(ちなみに弊社の面接も、ここ数年ずっとZOOMです。)子供たちもオンライン学習を始めました。リモートワークも急速に広まりました。

コロナ収束後に、それらが完全に元に戻るでしょうか? 戻りませんよね?

また毎日満員電車に揺られて時間をかけて出社したいですか?

子供との大切な時間を奪われたいですか?(あ、大丈夫、お子さんは、平日は学校には行ってくれるので今より仕事に集中できます。笑)

すべてがオンラインになる

わかりやすく言えば、「すべてがオンラインになる(オフラインとの融合も含む)」ということであり、その流れそのものはコロナ前から始まっていました。今回の新型コロナウイルスが、流れを劇的に加速しました。

リモートワークが当たり前になり、リモート学習も当たり前になり、遠隔診療なども当たり前になります。会社の存在意義もまったく変わっていくでしょう。

その前には痛みもあるかと思います。今回コンサルティングさせていただいた50人のみなさまの業種の中でも、コロナウイルスの影響を大きく受けている方がたくさんいらっしゃいました。

弊社も中国語事業やセミナー運営を行っていたりするので、もちろん影響あります。私の居住地もシンガポールなので、日本との行き来などを含めた影響はとても大きいです。

いつだって、ピンチはチャンス

ビジネスとして特に影響が大きいのが、ホテルやレストランなど箱を持っている方、マッサージやエステなど、直接人に触れるお仕事の方ですね。

私も、イタリアンを六本木などで数店舗経営する友人から、数週間前に連絡がありました。私の方から、シンガポールの状況や、Grab food, Uber eats,などの宅配サービスの現状について伝えました。ちなみにその友人は即行動し、宅配サービスをスタートさせています。売れているそうです。

50人の方へのコンサルティングでは、徹底的に「リモート」をキーワードとして様々なプランニングをしていきました。店舗や場を持っている方には、しばらくそこに人が戻ってくる可能性が低いことはズバッとお伝えし、「じゃあどうするか?」を共に考えていきます。

教室事業などはオンライン化がしやすいですね。

弊社も8年前までは新宿にセミナールームや教室を持っていましたが、オンラインに切り替えました。すると、世界中の人がお客さんになり、世界中の優秀なスタッフさんに働いてもらえるようになりました。当時は経営が苦しくて教室を閉じたのですが、結果的に売上も利益も飛躍的に増えました。

いつだって、ピンチはチャンスです。

店舗のスタジオ化

僕の考えでは、「店舗のスタジオ化」が選択肢のひとつになると思っています。

仮にエステサロンを持っていたとしましょう。そこはサロンでなく、発信していくスタジオになります。(なので本当は路面店でなくていいです。)お客さんさんは来てもいいのですが、お客さんは、「お笑い番組で会場にいる人」みたいになります。真のお客さんは、画面の向こうにいます。「●●メソッドでキレイになる方法」などを発信していく基地がスタジオサロンです。

もちろん発信だけでなく、オンラインスクールとして継続課金型のプログラムを組み、サブスクリプションで売上を上げていきます。弊社の中国語スクールでやっているように、コーチにやトレーナーよるサポートを介在させるのもいいですね。

この手のオンラインによる教え方のヒントを得たい方は、オンラインで学べるプラットフォームで様々な講座を研究してみるといいかもしれません。

最難関に思われるホテルはどうでしょう?

あえて突飛なアイデアを言いますが、例えば、ホテルのスイートルームもスタジオ化して発想してみましょう。自宅のソファでVR(バーチャルリアリティ)を装着して、一流ホテルのスイートルームに宿泊体験をします。料理は実際に宅配で高級フレンチが運ばれてきてもいいかもしれません。

VRだけでなく、ZOZOスーツみたいなのを装着して、窓を開けるとひゅーと風を感じたり、隣を見ると絶世の美女(美男子)がいる、なんて世界もありです。笑 いや、現実よりいいですね、きっと。そして、「本当に泊まりたい」となったらホテルに来ればいいのです。

「こうしろ」と言っているのではなく、あくまで発想法のひとつです。

海外旅行、留学、ホームステイだってオンラインでも可能なのではないですか? 

頭の中にもうひとつの宇宙を創る

とにかく頭の中にもうひとつの宇宙を創るのです。それが現実になります。

私もコロナ騒動の数ケ月前の社内会議で、「ZOOMで自動でお化粧してくれる機能がそのうちできると思うよ。」と話していたら、先日、資生堂さんが動画ソフトの自動お化粧機能をリリースしてくれました。

いずれにせよ、オンラインやリモートに縁遠いところの業種ほど、オンライン化を発想してみます。そこに逆転の発想が生まれるはずです。

こうしてこの原稿を書いている間にも、さっそく昨日コンサルティングをさせていただいた外科医の方から「遠隔医療プロジェクトを病院のリーダーとしてスタートさせました」というご報告をいただきました。ワクワクしますね。

会社でお勤めの方も、もっともっと自由になります。そもそも会社同士も、もっと繋がっていきます。ビジネスの垣根が低くなるのと協業が増えるので。会社何社も掛け持って働いたり、自分の会社を経営しながら、他社で従業員をしたりもするでしょう。同時に投資もやって。

在宅ワークが中心になるので、必ずしも高い家賃で都心に住む必要もありません。

分断の先にある繋がり。僕たちはもっと繋がっていく。

コロナの影響で、国家はしばらく表面的には分断されるでしょう。人は国から出なくなり、地域から出なくなり、家から出なくなります。

でも、実は家からオンラインで世界中と繋がれる世界が待っています。自動翻訳も発達し、容易に外国の人とコミュニケーションをとれるようになります。

僕たちは、家にいることによって孤独になるのではないのです。個々人は、もっと他者と繋がっていくのです。

このコロナ騒動の中でも、弊社フルーエント中国語学院のコースには、続々とお申込みをいだたいています。きっと時代の流れが見えている方々だと思います。私たちも新しい時代の語学学習、異文化コミュニケーションのノウハウを提供していきます。

その先の光を見よう。

新型コロナ、怖いかもしれません。不安になるかもしれません。超リアルに困っている方も多いでしょう。亡くなった方だっています。今もICUにいる方もいます。

心よりご冥福とご快復を祈っています。

そして、だからこそ、僕はその先の光を見たい。光を見ませんか?

コロナが奪った命がある、今後も奪われる命もあるかもしれない。でも、世界の人々が衛生的になり、免疫力を高め、今年のインフルエンザ患者数や死亡者数はかなり減っています。失った命は決して帰ってきませんが、コロナが救った命だってたくさんあるかもしれません。

今年は、中国のPM2.5だって、各種の生産活動の停止や車の移動が激減した影響で、大きく改善されて空気がきれいになっています。中国の死因NO.4は呼吸器系疾患であり、毎年10万人あたり80人が亡くなっていました。14億人あたりだと100万人を超えます。今年のきれいな空気で救われた肺だってあるでしょう。(なお、日本人の死因NO.4も肺炎で毎年10万人以上が亡くなっています。)

学校や会社が休みになって、みんなが家に過ごすようになりました。家の人口密度が急に高まった大変なのはわかります。でも、大切な家族の時間が劇的に増えました。「あの時は大変だったけど、あれはあれで良かったね。」と思える日が来るでしょう。

さあ、あなたはどうしますか?

だからコロナは良いって言っているのではないですよ。現実をどうとらえ、どう行動するかは、やっぱり僕たちひとりひとりの選択なのです。あなたの選択なのです。

現実は、あなたの目の前と、あなたの頭の中の両方にあるのです。「現状の外側の世界」は、あなたの頭の中に描けるのです。そこに向かってあなたは行動することができるのです。

以上、私見です。シェアなどもご自由にどうぞ。

さあ、あなたはどう考え、どう行動しますか?自分のために、周りのために、世界のために。

最後になりましたが、健康管理には十分留意しましょうね。自分と他者を愛するためにも。

地球の調和を祈って。 三宅裕之

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