中国語の発音が「見てマネ60」で変わった!現役日本語教師のフルーエント受講体験記

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短期間で中国語を話せるようになり、試験にも合格できるフルーエント中国語学院の「マンツーマンサポートコース。」

今回は、1年間のコース終了後、継続コースへと進まれた大下郁子さんの体験談インタビューをお届けします。

大下さんのご職業は日本語教師。独学で中国語を学び始めたのち、フルーエントで『見てマネ60』(フルーエントが独自に開発した発音練習教材)に出会い、短期間で中国語の発音に大きな変化がもたらされました。

「語学学習が好き!」と語ってくださった大下さん。 3年目のご継続も決まり、さらに学習に励んでおられます。 ご受講のきっかけから、三宅式メソッドがお仕事にもたらした好影響や、今後の目標までお伺いしました。

(取材:中国語ゼミ編集部 尾崎 くるみ)

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1. 語学学習が大好き!

大下様1sy

1-1.受講のきっかけは、自己流の発音に対する“自信のなさ”

尾崎くるみ(中国ゼミスタッフ 以下尾崎):まずは簡単なプロフィールからおうかがいします。中国語学習歴、中国語の資格、現在の状況など差し支えない範囲でお願いいたします。

大下郁子さん(ご受講生 以下大下さん):中国語学習歴は5~6年です。NHKのテレビやラジオの中国語講座で少しずつ勉強を始めました。フルーエントを受講する前に、中国語検定準4級を取得。2年前にフルーエントに出会い、入会しました。去年の11月に中検4級に合格し、今年の3月に中検3級に合格しました。コロナの影響もあり、試験を受けに行くのも難しい状況ですが、なんとか頑張っています。

尾崎:お住まいのところからは、試験会場が遠いのですね。

大下さん:はい、片道1時間以上はかかります。電車は1時間に1本です。

尾崎:それは遠いですね。中国語を始めたきっかけは何ですか?

大下さん:特に何か目的があったわけではなく、外国語を勉強するのが好きだからです。NHKの講座を色々と見たり聞いたりしていたので、いつかは中国語も勉強したいと思っていました。ただ、実際に勉強し始めてからは、面白いと感じながらも発音があやふやな状態で続けていて、なかなか上達はしませんでした。

尾崎:NHKの講座で独学で学習されていたのですね。Yトレーナーから、大下さんは数か国語を話されるとおうかがいしております。

大下さん:話せるというか、NHKの講座でアラビア語以外は大体勉強しています。中国語はもちろん、英語、ロシア語、韓国語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語など、一通り勉強しました。いつも「1年間は頑張るぞ!」と決めて勉強しています。

尾崎:すごいですね!

大下さん:いえいえ、全部初級止まりです。ニュースで字幕が付いていたら、「あ、この単語聞き取れるな」というレベルです。

尾崎:何か国語も聞き取れるというのは、想像ができない世界です。

1-2.中国語が分かれば、日本語の指導に役立つと感じた

尾崎:数々の言語の中で、実際に講座を受けられているのは中国語だけなんでしょうか。

大下さん:そうですね。日本語教師として中国の方に日本語を教える中で、中国に対する興味を持ったのと、中国語を勉強したら、彼らのことがより理解できるだろうと感じたことがもっと勉強しようと思ったきっかけです。

さらに、中国の方へ日本語指導を行う中で、中国の方が共通して間違える、独特な発音の癖があることにも気付きました。発音の指導はなかなか難しいのですが、自分も中国語の発音ができるようになったら、発音指導もより効果的にできるのではないか、と考えたんです。

尾崎:そうだったんですね。フルーエントの講座はどのように知ったのですか?

大下さん:「中国語 オンライン」と検索すると、三宅先生(フルーエント中国語学院 三宅裕之学長)のサイトが出てきました。

尾崎:たくさんの講座がある中で、フルーエントを選んでいただいた理由は何ですか?

大下さん:情報量が多かったからです。中国語ゼミではさまざまな内容の記事が公開されていて、中には中国語の発音を、日本人の先生が解説している動画などもありました。また、三宅先生が出されているHSKと英語勉強法の本も読んで、書かれている内容に納得しました。

語学学習のサイトで、「簡単にマスターできる!」などと書かかれているものもありますが、私はああいうのは嘘だと思うので。(笑)

尾崎:「過剰広告では?」と思う時もありますよね。

大下さん:三宅先生は「徹底的にやらなきゃ身につきませんよ」とおっしゃっていて、こういうことをちゃんと言うことができる人は本物だと思いました。

尾崎:学習の方法や、三宅学長の語学学習に対する考え方が大下さんのお考えと合っていたということですね。ありがとうございます。

2. 受講生×トレーナー対談:トレーナーの発音指導と最強の発音教材『見てマネ60』

ここから、大下さんを担当したYトレーナーとの対談をお届けします!

2-1.トレーナーからのアドバイスと『見てマネ60』で発音が劇的に向上!

尾崎:日本人トレーナーによるサポートで役に立った点やエピソード、ズバリYトレーナーのここが良い!と思うところを教えてください。

大下さん:Yトレーナーの、発音指導のスキルが素晴らしいです。録音を聞くだけで、私の口の形も見ていないのに、「もう少し口を横に引いて」、「舌はもう少し奥」など適切なアドバイスをくださって、神業としか思えません。

フルーエントの研修で学べるのなら、そのスキルを私も学びたいぐらいです!そして、こちらから質問をするといつも、迅速かつ丁寧に答えてくださいます。時にはご自身の考えのみならず、他のトレーナーの方にも意見を聞いた上で回答してくださることもあって。私の相談事をきちんと考えてくださっていると感じることができ、とても心強いです。

尾崎:ありがとうございます!

Yトレーナー:私だけではなく、フルーエント全体でサポートさせていただいた、と感じています。逆に私自身も、外国人留学生が抱えている問題など、大下さんに学ばせていただくことが多いです。大下さんに受講していただいていることが、フルーエントの財産だと思います。

大下さん:チャットワークで密にコミュニケーションが取れるところも良かったです。進捗状況や悩んでいることをすぐに共有できるんです。

学習を始めたばかりの頃は、発音に本当に自信がなくて、トレーナーに頻繁に相談していました。アドバイスをたくさんいただいて、それらに真面目に取り組んだら、2,3か月であっという間に発音が上達しました。

尾崎:素晴らしいですね。トレーナーのアドバイスをしっかり受け止めて努力されたのですね。Yトレーナーはその当時のことを覚えていますか?

トレーナーY:はい、最初に『見てマネ60』にじっくりと取り組んでくださったので、短期間で発音が劇的に向上したのではないかと思います。

大下さん:『見てマネ60』は本当にすごいんです!職業柄良く分かるのですが、ネイティブは学習者の発音を簡単には直すことができないんです。学習者の発音を聞いて何かおかしいと思っても、その場で「こうだよ」と発音して見せることしかできず、いわば対症療法。発音がすぐに戻ってしまいます。

尾崎:頭で考えることなく、幼い頃から自然に習得しているのが母語ですから、発音する際の口の形や舌の位置をいざ説明するとなると、難しいですよね。

大下さん:そうなんです!それに比べて、『見てマネ60』は、それぞれの発音の口の形を前からも横からも見ることができ、発音のコツを日本人のトレーナーが日本語で解説してくれています。お手本通り練習を繰り返すことで、中国語を発音する口の筋肉が鍛えられ、どんどん発音が定着していきました。本当に画期的な教材だと思います。

『見てマネ60』で中国語の発音を学んでいなかったら、私の中国語人生は全く違うものになっていたと思います。

尾崎:『見てマネ60』を活用していただき、嬉しいお言葉までありがとうございます!

2-2.フルーエントのサポートを2年間フル活用! 

尾崎:学習報告は活用されていましたか?

大下さん:はい、週に1回、学習内容と、次の週の学習予定などを報告しています。

尾崎:学習へのモチベーション維持につながっていますか?

大下さん:つながっていますね。多分、学習報告システムがなければ、勉強はするかもしれませんが、モチベーションは下がってしまうと思います。

トレーナーY:週1回は必ず報告してくださいましたね。最初は毎日報告をされていて、学習した時間を分単位で記載してくださっていました。最近は学習した内容を具体的に記載する方法に変えられて、その時々の学習段階に応じた活用をしてくださっていると思います。

尾崎:2年間途切れずにご報告されていて素晴らしいですね!マンツーマンサポートコースはコーチング(Zoom等を使って2か月に1回行われる学習サポートのひとつ。学習相談ができるほか、トレーナーはその場でご受講生の発音をチェックする)がありますが、参加されていますか?

大下さん:毎回参加しています。発音のチェックや、近況報告、学習の悩みを相談しています。発音に関しては良い点を褒めた上で修正点を指摘してくださるのが、とても良いです。

尾崎:大いに活用されているのですね。

大下さん:そうですね。2か月に1回というペースがちょうど良いと思います。

尾崎:ありがとうございます。Yトレーナー、大下さんとのコーチングやサポートについて教えてください。

トレーナーY:大下さんはお仕事のことなど、中国語学習以外のこともお話してくださったので大下さんの現在の状況が良く分かり、とてもサポートしやすかったです。また、いただいたご質問にチャットで回答をした際、「私はこういうふうに言われると理解しやすいです」「こうして欲しい」などと言ってくださるので、ありがたかったです。

学習報告や、チャットでのやりとり、そしてコーチングにより、現状を確認し、今後どのように進めていくかなど、お互いに整理して相談することができたことが良かったと思います。

尾崎:コーチングが、大下さんとYトレーナーの信頼関係を作る大切な場になったのですね。また、大下さんの場合、Yトレーナーはコーチングが終わったらすぐに次回の発音課題をお送りすると聞きましたが…。

トレーナーY:すぐお送りしています。(笑)提出課題も一つ終わったら、すぐ次、という感じですね。

大下さん:私は1日の中でまとまった時間を取ることができないので、先に課題の全体像を把握して、シャドーイングや音読にかかる時間を知っておきたいという思いがあります。全体像が大体分かっていると、1日5分でも少しずつ練習して前に進むことができますよね。だから、すぐに次の課題を出していただくよう、お願いしています。

尾崎:本当に素晴らしいですね。Yトレーナーはどう思われていますか?

トレーナーY:1つ終わってすぐ「次の課題がほしい」と言われた方は、大下さんだけですね。いつも熱心に取り組んでくださっているということが、そういうところからも感じられて、やはり私も気合が入りますね。

尾崎:トレーナーも身が引き締まりますよね。

2-3.課題のフィードバックは印刷して自分だけの教材に。

尾崎:フルーエントのカリキュラム、学習法、テキストで気に入っていただいている点はありますか?

大下さん:提出課題のフィードバックです。ネイティブからの作文添削や、トレーナーからの発音のフィードバックですね。

トレーナーY:私が嬉しかったのは、提出課題のフィードバックを印刷して使ってくださっていたことです。すごくやりがいを感じました。

尾崎:素晴らしいですね!

大下さん:これまで印刷したものがこんなに分厚くなりました。(画面越しに見せてくださる)(笑)

尾崎:わぁ!私も同じトレーナーとして、もしご受講生さんに同じようにしていただいたらものすごく嬉しいです。フィードバックをしっかりと活かしていらっしゃいますね。

*2年分のフィードバックのコピーと、聴読中国語(フルーエント指定の市販教材)にピンインを振った原稿。

 

大下さん:時間がなくても、とりあえず課題だけは絶対にやる!と決めて練習をすることで、結果的に文章を覚えるぐらいまでになります。自分にとって非常にプラスになっています。

尾崎:ありがとうございます。それから、フルーエントには『試験を受け続ける』『シャドーイングを学習の中心に据える』、などの学習メソッドがありますが、大下さんが共感した点はありますか?

大下さん:試験に関しては、学長カフェで三宅先生がおっしゃっていた「検定料は高いかもしれないけれど、それでモチベーションが高まるなら安いじゃないですか」という言葉にグッときて、カフェ終了後すぐに中国語検定に申し込みました。それで昨年11月の試験を受け、中検4級に合格。今年の3月には中検3級を受験し、合格することができました!

尾崎:学長のメソッドに共感し、即、実行してくださったのですね。合格も素晴らしいです!

大下さん:効果的な多読や速読のためにも、発音の習得は必須だと思います。発音が分からなくても、漢字なので読んで意味を理解することはできますが、頭の中で日本語の発音が鳴っているか、中国語のピンインが鳴っているかで、学習効果が全く異なると思います。

トレーナY:声に出して読まなくても発音は必要ということ、読書家で多言語を学ばれた大下さんがおっしゃると説得力があります。

大下さん:それから、『5、6行の短い文章を完璧に発音できるまで仕上げる』という考え方にも共感しています。毎日シャドーイングをして、一つの文章だけでも完璧にする、という学習方法はすごく良いと思っています。受講開始当初の課題は「シャドーイングを録音してください」だったのですが、途中から「音読を録音してください」と言われ、これはハードルが高かったですね。

トレーナーY:2年目から実践していかれましたよね。

大下さん:はい。最初はうまくできなかったのですが、続けていくことで、中国語レベルが一段上がりました。すると、Yトレーナーに今度は「自分が書いた作文を音読して録音してください」と言われました。

尾崎:自分が書いた作文なら簡単かと思いきや、難しいですよね!

大下さん:そうなんです、「ちょっと待ってください〜!」と言いました。(笑)

トレーナーY:そうですね。次は3年目が見えてきたので、提案させていただきました。これからはあらゆる文章に、お手本の音声はなくなります。大下さんには、教科書ではない普通の本の音読などもできるようになっていただきたいと思っています。

尾崎:そうなんですね。自分が書いた作文を読むことができるというのは、かなり力が付いている、という証しでもありますし、頑張っていただきたいです!

2-4.ネイティブから驚いてもらえた発音!

尾崎:中国語学習についておうかがいします。嬉しかったこと、苦労したこと、『見てマネ60』の活用による発音の上達についてなど、おうかがいしたいです。

大下さん:中国、台湾の方に日本語を教えることが多く、「中国語を日本語に訳してほしい」と言われることもあります。そういう時に中国語の文章を発音すると「おぉ!」と驚かれることがあります。(笑)

尾崎:「すごい!」という感じですね。

大下さん:「日本には中国語ができる人がたくさんいるけど、そんなに発音がきれいな人は初めてです!」と言われたことが嬉しかったです。私は、中国語をたくさん話せるわけではないけれど、フルーエントで徹底的に発音の練習をしたので、発音はきちんとできているのだと思います。

中国語が少しでもできることが、信頼感につながっていると思います。逆に学生から中国語を教えてもらったり、日本語と中国語の違いを知ることができたり、とても面白いです。

尾崎:そのように、自信を持って発音できるまで練習されたのですね。素晴らしいです!

トレーナーY:私が嬉しかったことは、大下さんが台湾の留学生に「风雅」(優雅である)で「文雅」(言葉遣いや態度が上品である)と褒められたことです。知的で教養の深い、大下さんにピッタリの言葉だと思いました。他に私が思いついた、大下さんにふさわしい中国語は「学覇」(学習が得意で、成績優秀な人。勉学の覇者のような意味。)です。大下さんはまさしく「学覇」です。

大下さん:「学覇」の称号、ありがとうございます!現在、中国、台湾の方に論文指導も行っていて、中国語の知識が仕事に役立ったこともあります。中国語ネイティブの方は論文に「実は」を多用する傾向があります。「其实(実は)」は、中国語の文章の中で、文頭に決まり文句のように使われることが多いです。でも日本語では、「実は」は何か、打ち明け話をする時に使うことが多いので、論文で使用すると非常に違和感を覚えます。

一時期中国語多読を集中的にやったので、中国語の文章の特徴もだいたい頭に入り、それが論文指導にも役立っています。

トレーナーY:論文で「其实」の訳として「実は」を用いておられるということですね。日本語の「実際、~」のような感覚で使っておられるのでしょうね。以前、中国の方は文頭を「2マス空け」(中国語の作文では、文頭の2マスを空けるルールがある)する人が多いとおっしゃっていましたよね。これも中国語作文のルールを知っているからこそ、間違いに気付くとおっしゃっていましたね。

尾崎:中国語がすでに、お仕事でも役立っているのですね。

2-5.プライベートと学習の両立。フルーエントから中国語以外で学んだこと 

尾崎:一日の学習時間はどれくらいですか?

大下さん:最初の頃は、1日2、3時間勉強していました。現在は中国語の音声を車の中で聞いたり、家事をしながら聞いたり、シャドーイングをしたりしています。一日の学習時間は30分ぐらいです。試験前にはまとめて勉強したりしています。

尾崎:子育てをしながらの学習は、お仕事もある中で、すごく大変だと思います。どのように両立されているのですか。

大下さん:車の運転をしながら中国語を聞く、といった「ながら学習」など、工夫して隙間時間を捻出するようにしています。子供も中国語に興味を持って、私がオンラインで台湾の学生に教えていると、子供も「ニーハオ!」と言って画面に入ってきたりします。子供も一緒に楽しんでくれていますね。

尾崎:隙間時間を活用して、中国語を日常生活にどんどん取り入れてくださっているんですね。素晴らしいですね。旦那さんは、大下さんが中国語を頑張っていることについて何かおっしゃいますか?

大下さん:『見てマネ60』で発音練習を集中的に頑張っていた時には、「なんか家の中に中国人がいる!」「今のはあれ?お手本だよね?」と言っていましたね。(笑)「お手本じゃないよ、私の声だよ」と答えたら驚いていました。(笑)

夫も上海に1か月単位で何度か出張していたことがあって、中国に対する親しみがあるので、自分も中国語を勉強したいと言っています。

尾崎:すごーい!旦那さんも驚かれたんですね。やっぱり中国語で話すと、声も大きくなったりしますよね。

トレーナーY:仕事、家事、育児、学習の全てをこなされていて本当にすごいと思います。スケジュール管理や環境作りを学習においてだけではなく、お仕事でも工夫されていて、私が見習いたいくらいです。やらなければいけないことがたくさんある中で学習をするということで、時間の使い方がお上手だと思っています。

この2年間は、時間帯も工夫して学習されていましたよね。最初はオンラインの日本語教室のお仕事が夜にあって、大変だったと思います。その後、そのお仕事は辞められて、朝は早く起きて学習して、夜は早く寝るというリズムも整ってこられましたよね。

その他の語学学習も続けながら、中国語学習もされているので、先日のコーチングでは、朝の限られた時間をどのように活用したら良いのか、というお話もさせていただきました。私から見たら、時間の使い方がすでに完璧に思えるのに、さらに改善されようとしていて本当に素晴らしいと思います。

尾崎:常に向上し続けていらっしゃるのですね。それでは、受講前と受講後の変化をおうかがいしたいです。中国語力、プライベートなどの変化を教えてください。

大下さん:発音にすごく自信がつきました。『見てマネ60』を活用していなければ、ここまで発音が綺麗にはならなかったと思います。

トレーナーY:大下さんは、ご受講される前に学長がオンラインで開催しているセミナーに、4回もご参加くださいましたよね。

大下さん:そうですね。私は中国語の勉強だけではなく、フルーエントには非常に感謝しているんです。フルーエントのおかげで、オンラインでセミナーを開催するという方法があることを知ることができました。当時はコロナが流行する前で、中国語学習に関して、Zoomを使ってセミナーを開催していたのは、フルーエントぐらいだったと思います。Zoomは今ほど認知されておらず、オンラインセミナーもあまりなかったと思います。

私は現在オンラインで日本語を教えていますが、コロナ禍が始まる前に、いち早く最先端の方法に触れることができたのは、非常に大きかったと思っています。

尾崎:今でこそ在宅のお仕事は当たり前ですが、大下さんは先駆けて始めておられましたよね。大下さんに良い影響があったと聞いて、とても嬉しく思います。ありがとうございます。

3.今後の目標や夢

3-1.日本語版『見てマネ60』を作りたい! 

尾崎:今後の目標や夢は何でしょうか?

大下さん:『見てマネ60』の日本語版のような教材を制作したいです。『見てマネ60』は本当に素晴らしい教材なので、フルーエントには各国語版を作っていただきたいと思っているくらいです。(笑)

トレーナーY:NHK語学番組のように、シリーズ化したいですね。(笑)

尾崎:大下さんはたくさん語学の勉強をしておられるので、他言語の発音習得の大変さを実感されていますよね。

大下さん:現在は多様化が進み、国際的なコミュニケーションが盛んなので、必ずしも発音が綺麗でなくても良い、訛りは個性だから尊重すべきという考え方もあります。でも、私はやはり発音が綺麗だと、自信を持って話すことができるので、発音の習得は語学学習の一番大事な第一歩だと思っています。

尾崎:ぜひ、まずは日本語版の『見てマネ60』を作っていただきたいですね!

大下さん:もう一つの夢は、中国の方が共通して間違える日本語表現がたくさんあるので、そういったことを中国語でまとめて本にできたらと思っています。中国語で書いて出版することができたらいいなと思っています。

トレーナーY:素晴らしいお考えですね!大下さんをサポートさせていただいていることに感謝しかないです。

3-2.大下さんにとっての語学学習とは? 

トレーナーY:最後に、私から大下さんに質問してもいいですか?大下さんにとって語学学習とは何ですか?なんだか『情熱大陸』のような質問ですが。

大下さん:なぜ様々な言語を勉強するのか、それには2つ理由があります。1つは、話す言葉は違えど、結局人間が表現したいことは皆、同じなんだと感じるのが面白いからです。様々な言語を学ぶと、その言語にしかない特有の文法ももちろんありますが、大体どの言語にも似たような文法項目があることが分かります。

たとえば現在、過去、受身、現在進行など。それを日本語ではこの文法、英語ではこの文法、中国語ではこの文法を使って表現するというだけの違いなんですよね。面白いですよね。

尾崎:そうですね。確かに、そう考えると面白いですね!

大下さん:2つ目は、学生時代にロシアでロシア人の官僚と日本人の研究者の通訳をしたことがあるんです。単なる学生通訳で、しかも下手くそなロシア語でしたが、ロシア人の官僚は、先生ではなくずっと通訳である私の顔を見て話していました。緊迫した内容の話だったので、とてもこわかったです。

しかし、自分で言葉を発しないと相手は自分を見てくれないんだということをその時肌で感じました。とても貴重な体験でした。今はAI翻訳や通訳が発達しているので、語学を自分で勉強しなくてもいいと考える人もいるかもしれません。しかし、その国の人を理解しコミュニケーションを取るためには、自分の言葉で発信することが必須だと思います。

トレーナーY:体験を踏まえて答えてくださり、ありがとうございます!自動翻訳が発達している今の時代に、自分で語学を学ぶ意義を改めて感じました。

大下さん:本当に語学学習が楽しいんですよね。家にいながら、世界を体験できるのが嬉しいんです。ペラペラではなくても、中国語を使うことで相手を理解しようとしていることが伝わり、信頼につながればと思います。

トレーナーY:語学を学ぶ意味は、単なる知識の獲得だけではないですよね。

尾崎:素晴らしいですね。大下さんは、今後も中国語学習を続けていかれるのですか?

大下さん:3年目もフルーエントで頑張ります!今年は、中国語検定を2級まで取ることを目標にしていきたいと思います。

トレーナーY:ご継続ありがとうございます!

尾崎:最後に、中国語に興味のある方、学習中の方へメッセージをお願いします。

大下さん:中国語が分かるようになると、世界が広がります。中国人の知り合いができたり、中国語で情報が取れたりします。三宅先生がいつもおっしゃっていますよね、「一生懸命やっているとチャンスが巡ってくる」と。これはまさにその通りだと思います。最近は新聞やテレビの取材もいただけるようになりました。フルーエントで一生懸命勉強して中国語を習得すると、チャンスが必ず巡ってくると思います!

尾崎:ありがとうございます。これからも大下さんのご活躍が楽しみですね。本日はどうもありがとうございました!

大下 郁子(おおした いくこ)プロフィール

京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了(日露交流史専攻)。日本語教育能力検定試験、行政書士試験、宅地建物取引主任者試験合格。趣味は読書と語学学習。

ロシアと親交が深い新潟で生まれ育ったことから、日露交流史に関心を持つ。日露戦争の際ロシアに取り残された日本人800名を日本に連れ帰った僧侶、太田覚眠(1866-1944)の思想と行動を研究し、博士号を取得。研究員や大学非常勤講師を経て、結婚を機に鹿児島に移住。家事、育児をしながら勉学に励み、2018年に日本語教育能力検定試験合格。2019年から日本語教師としての活動を始め、指導した日本語学習者は1000名を超える。研究者時代、英語やロシア語で論文を執筆し、「本当に正しい言葉で書けているのだろうか?」と不安に思った経験から、日本で学ぶ留学生をサポートする仕事に力を注ぐ。「オンラインで論文指導ができる日本語教師」として活動し、留学生に論文、レポート、研究計画書の書き方を教えている。また、(財)日越教育・交流協会のボランティア日本語講師として、地元鹿児島で働く外国人に日本語を教える活動も行う。日本で生活する外国人をトータル・サポートすることがミッション。

著書に『太田覚眠と日露交流―ロシアに道を求めた仏教者』(ミネルヴァ書房、2006 年)、編著に『太田覚眠全集』全5 巻(株式会社オンブック、2009 年~2010 年)がある。
ホームページ「留学生のための学術日本語支援
ブログ「日本の大学・大学院へ行こう!」 
ケーブルテレビによる(財)日越教育・交流協会取材動画 

記事をお読みいただきありがとうございました。

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中国語ゼミ編集部

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編集部のスタッフはの在住地も中国・日本・ヨーロッパと様々です。フルーエント中国語学院(https://fluent.asia/tsushin/)の
現役トレーナーも執筆しています。ゼロから中国語の勉強をスタートさせて、HSK6級や旧HSK7級を取得した上級者だからこそわかる、
効率的な勉強法や挫折しないためのコツをお伝えします。
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