中国語を使う仕事内容は多様化しています。昔は製造業か商社が主な就職先でしたが、最近はIT関連業、広告業界など幅広い業種で中国語を使うケースが増えてきました。今後、中国語の需要が増えることはあっても、減ることはないでしょう。
この記事では、中国語の求人に焦点を充てて解説していきます。多くの方に参考になるように、様々なケースを想定してご案内しています。
- 中国語を活かした仕事を探したいけれど、どんな仕事があるのかが分からない
- どのように探したらよいかわからない
という方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
1. 中国語を使った仕事を見つける際のポイント
語学を活かした職業全般に言えることですが、語学を活かした職業といっても、職種、業種、雇用形態等幅広くあります。そのため、仕事を見つけるポイントを絞ることが大切です。では、仕事を見つけるポイントを見ていきましょう。
1-1. どこで働きたいのか
まず、仕事選びにおいて働く場所を決めることは、大切なポイントです。大まかに分けると「日本で働くか」、「中国語が使われている中華圏で働くか」の選択になりますが、これはじっくり考えて決める必要があります。
中国本土か中華圏で働こうと思ったら、家族のことも考えなくてはいけません。家族の問題の中には、子供の教育・親の介護も含まれます。短期間の出張であれば問題はありませんが、長期にわたり中国本土か中華圏で働くことになると、家族と接する時間が短くなり、家族のケアどころではありません。
また、日本で働く場合も、中国への出張機会があるか、もしくは中国への転勤機会があるかという点も確認できるといいでしょう。それぞれの拠点に生活の基盤を置いた場合の、メリット・デメリットについて、自分の生活にあてはめながら、シュミレーションしておくことが大事です。
1-2. 中国語を活かす対象は誰か
次に、仕事選びのポイントとして、中国語を活かす対象は誰かを明確にしておきましょう!
日本人を相手にしたもの、そして中国語圏の人を相手にしたものがあり、例えば、前者の場合、中国企業との取引のためや商談、また中国から視察に来る管理職社員のアテンドでは中国語力が必要とされます。また後者には観光業や小売店等のサービス業での求人があり、それぞれの対象で仕事に違いがあります。
1-3. 自分の条件を明確にすることが大切
また、中国語を活かす仕事を見つけるには、勤務形態を明確にすることもポイントの一つです。
最近は、正社員以外でも中国語を活かせる仕事があります。自分のライフスタイルを優先したい場合には、アルバイトや派遣社員といった形態でも中国語を活かせる仕事がありますので、自分にはどの雇用形態があっているか考えてみましょう。
正社員として働きたいけど不安がある人は、インターンシップ制度がある会社を探すこともおすすめです。インターンシップ制度の良さは、実際に仕事が体験できて会社のスタッフと触れあえることです。インターンシップ制度を採用している企業は増えているので、小まめなチェックが大切です。
2. 働く場所とターゲットによって異なる仕事内容
中国語力が必要とされる求人の需要は高いですが、働く場所とターゲットによって仕事内容は異なります。具体的に、どのように異なるのかを見ていきましょう!
2-1. 日本での中国人対象の求人
日本に居ながら中国人を相手にする仕事には、空港の販売員・ホテルのフロント・家電量販店・観光案内所などがあります。いずれの仕事も基本的な中国語は必要ですが、中国人の行動パターンや中国文化も把握しておくことが重要です。
『中国人と楽しく付き合うキーポイント! 特徴、性格、マナー、結婚、恋愛、仕事、食生活、歴史…』
2-2. 日本での日本人対象の求人
日本で日本人客を相手に、中国語を使って働く方法もあります。主な仕事には、通訳業・翻訳業・中国語講師・ツアーコンダクターなどがあります。
中国語の通訳や翻訳は業種によっては不可欠なので、需要は確実にあるでしょう。中国語圏へのツアーに参加する日本人旅行者に同行して、堪能な中国語を活かして観光ガイドをする求人もあります。勤務先の拠点は日本になりますが、中国語圏への出張が多い仕事です。
また、中国語を勉強したい日本人生徒に中国語を教える講師の求人があります。ネイティブの講師だけでなく、理論的に文法や発音を教えることができる日本人講師は貴重な人材です。
その他、最近では、IT関係等中国企業が日本に進出しているケースも多くみられるので、中国企業の日本支社で、日本市場への営業戦略を助ける人材も需要が多くなっています。
2-3. 中国現地での日本語求人
中国本土もしくは他の中国語圏で、中国語と母国語の日本語を活かした求人があります。
そのような職種には、日本人専用マンションスタッフ・不動産関連・旅行関連・クリニックなどがありますが、変わった職種では日本人の子供を対象とした日本語教師の仕事があります。
紹介した職業は日本人相手の仕事ですが、現地の中国人スタッフとの協力も欠かせません。現地の日本人及び中国人への対応が必須になるため、良好なコミュニケーションを実現するには、日中文化を理解することが重要です。時には板挟みとなり、大変なこともありますので、柔軟に物事に対応できる忍耐力も備えていることが必要です。
3. 日本国内で中国語を活かせる求人が多い職種は
日本国内でも中国語を活かせる仕事はありますが、以下の内容では求人が多い職種を紹介していきます。また、それらの職種に就くために必要なことも併せて見ていきましょう。
3-1. 中国人の観光案内をする通訳案内士
通訳案内士になるには、国家試験に合格することが必須です。合格率は10%以下の超難関ですが、攻略的に勉強すれば合格することも不可能ではありません。長期戦を覚悟して、粘り強く勉強することによって得られることが多いはずです。自国のことを得意な中国語を活かして案内できることはやりがいも感じられます。
通訳案内士に必要なスキルは高度な語学力は勿論ですが、語学力だけではなく、中国の文化や歴史に精通していることも大切です。また、他に必要なスキルとして、コミュニケーション能力もあります。コミュニケーション能力を磨くためには、さまざまな中国人と交流することが大切です。
目標を持つことによって、中国語をマスターするモチベーションがもっとあがりますね。
3-2. 中国との取引が多いアパレルや食品のバイヤー
日本で販売されている衣服の多くが、中国で製造されていることは既にご存知ですね。中国との取引が多いアパレルメーカーは、中国語ができる人材を常に求めています。
また、アパレル関係の会社以外にも、食品会社のバイヤーも中国語が必要です。中国経済の発展により、巨大市場の中国でも日本の食品に注目を集めています。安心かつ安全な日本食への需要は年々高まっており、日本ならではの「和」の食品を中国に輸出するバイヤーの需要も増えてきました。そのため中国語ができるバイヤーの仕事はこれからも需要が下がることはないでしょう。
4. 中国語を使った仕事を探す方法
次に中国語を活かした求人情報の検索方法をご紹介します。日本で働く場合と、現地で働く場合を分けて紹介しています。是非仕事探しにお役立てください。
4-1. 日本での就職を目指すなら
まず、日本で就職する場合の求人情報の検索方法をご紹介します。
4-1-1.マイナビ転職グローバル
URL:https://tenshoku.mynavi.jp/global/
日本最大級の海外・外資系企業に特化した転職・求人サイトです。語学のスキルを活かしてグローバルに活躍したい方に特に人気がありおすすめです。
4-1-2.DODAグローバル
老舗の求人雑誌が運営しているサイトですが、語学のスキルを活かしたグローバルに活躍したい方への求人が多いです。エージェントサービスに申し込むと、転職の相談や、非公開の企業へも応募できます。
4-1-3.リクナビ
URL:https://job.rikunabi.com/2020/
リクナビでは、インターンシップ制度を採用している企業も紹介しています。登録すると、スカウト機能や転職のノウハウ情報を頂くことができます。新卒・転職・派遣といった就職活動全体をサポートする求人情報サイトです。
4-1-4.タウンワーク
タウンワークはフリーペーパーですが、地域に特化した求人内容が特徴です。アルバイトやパートをお探しの方にお勧めです。
4-1-5.アデコ
アデコは世界に展開している人材派遣・人材紹介の会社です。業種も幅広く、特にIT関係やエンジニア向けの求人が多いことが特徴なので、中国語を活かしてIT業界で働きたい方には特におすすめです。
4-1-6.ハローワーク
ハローワークは国が運営している職業紹介機関です。求人内容は正社員としての勤務形態も多いですが、中小企業が多いのが特徴です。タイミングが合えば、中国語関連の求人情報が得られることがあるので、住んでいる地域で、中国語関連の仕事をしたい方はチェックしてみましょう。
4-2. 中国での現地就職を目指すなら
中国語を使って仕事をしたい人は、現地で就職するという道もあります。現地で就職したい人は必見です。ご参考にしてください。
4-2-1. カモメ
日本語で書かれている、こちらのサイトが便利です。中国のエリアごとの就職情報が充実しています。
4-2-2. ALA!中国
URL:https://china.alaworld.com/
こちらのサイトも求人数が豊富です。求人は条件別で整理されているので探しやすいという特徴があります。中国国内の求人と、日本国内の求人があります。
4-2-3. JAC Recruitment
URL:https://www.jac-recruitment.jp/
管理職や専門家の求人が多いサイトですが、世界10ヵ所にある独自のネットワークで、強力にバックアップしています。海外の求人も多いので、専門性のある人にはとてもおススメのサイトです。
4-2-4. NNA jobwire
URL:https://jobwire.nna.jp/china
現地の求人情報が豊富で、比較的高給の案件が多いです。利用を躊躇している人は、一度無料相談を受けてみましょう。
4-2-5. RGF HR Agent
URL:https://www.rgf-hragent.asia/china
大手の人材紹介サービス会社のリクルートが運営している、海外の企業を紹介しているサイトです。無料で求人の閲覧もできるし、履歴書や職務経歴書の書き方も相談に乗ってくれます。
4-2-6. 現地で直接紹介してもらう
現地で仕事を探すには、日本人交流会などに参加して、ネットワークを広げましょう。中には会社の経営者や、採用担当者と出会える可能性があります。また、同じく仕事を探している方から貴重な情報が得られることもありますので、積極的に人とのつながりを作ることは大切です。
ただし、ビザなしだと15日以内の滞在制限があるので、短期の語学留学をして滞在期間を長くするのも一つの方法です。ビザなしの15日以内で仕事を見つける場合は、人材コンサルティング会社を利用するのが、効率的かもしれません。
例えば、蘇州には次の人材コンサルティング会社があります。(参照リンク:https://www.ren-one.com/ )大手ではなく、ホームページにも人材情報はあまり掲載していませんが、まずはこのような会社で相談し、日本人の求人状況を確かめることも良い就職活動のツールの一つです。
また、時間と費用に余裕がある場合には、中国への留学は学費も安く、生活費も安いのでお勧めです。中国へ留学するときは、目標をしっかりと定めましょう。目標を定めることによって、中国語を早く習得することができ就職のチャンスも増えます。
『絶対に失敗しない!中国留学のすべて 9つのポイント』
4-3. 中国での現地就職市場情報
では、中国における現在の就職市場をみていきましょう。
中国ゼミの北京在住男子によるホットな情報です!ご参考にしてください。
日本では何年働いても、数パーセントしか給料アップがないケースがありますが、中国企業であれば少なくとも2倍以上の給料アップが当たり前のように見込まれます。中国国内では日本人人口が減っているため(駐在員含む)、日本人の採用枠が大幅に拡大しています。特に製造業のマネージャーの求人は多く、日本でマネージャーとして勤務していた人が、定年後中国で働いているケースも見られるほどです。
他にはワンイーヨウシー(https://game.163.com/)、日本でもシェアを拡大している携帯電話会社ファーウェイ(HUAWEI)、シェアレンタル自転車mobike等です。
また、深圳のIT関連(ゲーム業界の日本語翻訳)に需要が多くみられます。(平均給料3万元(50万円~80万円))
欧米企業も、中国での求人を積極的に行っています。中国の欧米の企業は福利厚生も良く、仕事とプライベートを充実できるといったように、労働環境も良いので人気がありますが、中国語の他に英語もできることも必須になるので、両言語を使いこなせる人にとってはとても有利で好条件な道です。
中国で働く上で給料面ややりがいのある仕事を任されることなど、様々な魅力がありますが、半面、中国企業は先いつどうなるかわからないリスクは確かにあります。日本社会にどっぷりつかっていたら、安定感覚に慣れてしまっていますが、中国での就職をお考えの場合には、中国的な考えを持つことも重要でしょう。
中国で就職することは、躍動をリアルタイムで感じられるという、決定的なアドバンテージがあります。中国語ができて、仕事のスキルがあれば、必ず、中国での就職につなげられるでしょう。
5. 中国語を活かした仕事をする際に知っておくべきこと
中国語を活かした仕事に就くためには、勿論中国語力は必須ですが、それ以外にも必要なことがあります。以下では、語学以外に大切なことを紹介します。
5-1. 語学力だけでは仕事はできない
中国語が必要な仕事はありますが、語学力と仕事は直結しません。それは、語学力はあくまでも、仕事をする手段にすぎないからです。語学が堪能でも、仕事力がなければ、会社にとって必要とはされません。
また、語学のプロである通訳や翻訳の業務も、語学力があるだけでは務まりません。日本とは違う中国の文化や歴史に関しても知識を深め相手を理解することが大事です。さらに聞いたことを訳す頭の回転の速さと的確に表現できる高い日本語力も重要です。また実際に中国で生活して本場で中国の人々の生活を経験することも通訳として必要なスキルとなるでしょう。
また、中国語教師も、語学力があるだけでは務まりません。中国語を教えることに熱意を持つことができ、的確に質問に答えられ、発音の基礎をしっかりと教えることができる資質を持っていることも重要です。
求人内容を見るときは中国語能力の有無だけではなく、必要な仕事のスキルもチェックすることが大切です。中国語ができても、仕事のスキルがなければ仕事に就くことは難しいでしょう。
また、逆に言えることは、既に今、仕事スキルがあるけれど、中国語のスキルが高くない場合には、中国語をもっと学習することによって、中国語力を付ければ、必ず中国語に関連した仕事に就くことができるでしょう。
5-2. 中国の歴史や文化をよく学んでおこう
中国語ができても、周囲の人と良好なコミュニケーションが取れなければ、仕事は円滑には進みません。どんな仕事であっても、周囲の協力なしでは進行しません。良好なコミュニケーションを取るには、中国の歴史や文化を知ることが大切です。歴史と文化を知ることによって、中国人の考え方が理解しやすくなるからです。
本から中国の文化や歴史を学ぶことはできますが、中国の映画や音楽に接することでも、学ぶことはできます。映画や音楽から学ぶ利点は、気楽に学べることです。
中国人が参加しているパーティや会合には、積極的に参加しましょう。そこで中国人に触れることによって、中国人の考え方を知ることができます。そのようなパーティや会合の情報は、情報誌やインターネットで見つけることができます。
『中国人と楽しく付き合うキーポイント! 特徴、性格、マナー、結婚、恋愛、仕事、食生活、歴史』
中国語を活かせる仕事を見つけて夢を叶えよう
「中国語を仕事に活かす」という具体的な目標があるからこそ、真剣に中国語を学ぶことができます。今はグローバルビジネスの時代で、日本だけに目を向けて仕事をする時代ではありません。中国の経済成長は飛躍的で、今も成長をし続けています。
日本にいたら無理なことでも、中国では実現できることがあります。そんな希望に向かって、突き進むのは素晴らしいこと。仕事に対する向上心がある人ならば、中国語を活かして働くことは意義のあることでしょう。
語学力と仕事のスキルがあれば、中国語を活かした就職への門戸は必ず開いています。目標に向かって、中国語をマスターしましょう!
記事をお読みいただきありがとうございました。
中国語ゼミ読者のみなさまは、
・ネイティブとの会話を楽しみたい
・仕事で中国語を使えるようになりたい
・HSK、中国語検定に合格してキャリアアップしたい
・ドラマや映画を字幕なしで楽しみたい
・旅行で使える中国語を身につけたい
などなど、夢や目標をお持ちだと思います。
そんなあなたにお願いがあります。
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