こんにちは。フルーエント学長の三宅です。先日、「HSK中国留学・就職フェア」で講演をしました。
上の写真は、そのときにご一緒した段文凝先生(右)と私(左)です。
では、フェアでの内容を共有しますね。
2017HSK中国留学・就職フェア
今年の「HSK中国留学・就職フェア」は、大阪、東京で2日間行われ、中国の超一流大学が20校以上参加、日本中国の企業も多数来ていました。
中国の北京大学や精華大学は、大学世界ランキングで、もはや東大・京大より上です。留学フェアは、そういう一流大学の教授陣と、なんと通訳付きで話せてしまう贅沢な機会。社会人の短期留学の説明なども聞けるので、本当に良い機会でした。
来年は、中国語学習者の方へもっと強くお勧めしようと思います。中国語を学んでいる方は、仮に留学に興味がなくても絶対来た方がいいです。
NHK「テレビで中国語」の段文凝先生と講演
私自身はNHK「テレビで中国語」の段文凝さんと講演。段文凝さん、とっても美人。
ビジュアルだけでなく、中身も素晴らしかったです。彼女は、天津師範大学という中国の教育大学を出て、アナウンサーとして活躍の後、来日。NHKの「テレビで中国語」に出演しながら早稲田の大学院でジャーナリズムを研究。タレント・先生として活躍しています。
段先生の講演内容は、日中の文化の違いについて。同じ講演をする私の立場から言うと、彼女にとっての外国語である日本語で、日本人の前で講演するのは「ホントにすごいなあ」と思いながら見ていました。
段先生も話していましたが、私が面白いと思っている中国文化の特徴は、「仲が良いほどお礼を言わない」ということ。例えば、友人同士で食事会をします。すると、大抵は企画した人が支払います。そして、誰もお礼を言わない。そう、言ってはいけないのです。言わないことが礼儀。お礼を言わないというのはそれだけ仲が親密であることを示しているのです。
「お礼などのかしこまった言葉は必要ない間柄である」という意思表示です。そして、お礼の代わりに次回は別の人がおごるのです。同様に家族間でも「謝謝」とはめったに言いません。同じ論理ですね。ただ、外国人である我々がお礼を言うのは問題ないのでご安心を。
私は個人的に中国のこういう文化は好きですね。近い関係になったらホントにぐっと近くなる。
段文凝さんとはフルーエント中国語学院としても、これからも一緒に何かできればいいと思っています。またお知らせしますね。
私が講演でお話したこと
私の講演内容は、「HSK最強学習法&中国語キャリア(留学、就職、転職)」でした。
これは今回のフェアの内容に合わせました。正直、この「HSK中国留学・就職フェア」で講演するには私が日本一適任だろうと思っています。笑
私は、HSK、キャリアデザイン双方のプロであり、私自身も日本、中国、シンガポールで会社経営をしているので。HSK・留学・就職・転職のそれぞれが私の専門領域なので、持っているものをできるだけお伝えしました。おかげさまで東京会場は、200人くらいの会場が2回とも超満員。立ち見の方も出ました。
HSKについてお話するには、中国語学習全般の話をする必要があります。中国語キャリアについて話すには、キャリアデザインとライフデザインについての話をする必要があります。それらについて、できるだけすぐに使える内容をそして一生の財産になる内容をお話させていただきました。
講演の内容動画を、今後ご紹介しようと思います。ぜひメールマガジンにご登録ください。
中国語キャリアについてのポイントは、どのレベルの中国語力を目指すのかということ。私がおすすめする中国語力の目標は「自分のビジネスについて1対1で、中国語で話せること」です。
ここをひとまずの目安にします。自分のビジネスなので自分がよく話す内容になります。また、1対1なので聞き返すことも可能だし、会話の主導権を自分が持つことも可能です。
HSKで最上級の6級を取ったうえでこのレベルを目指すといいでしょう。
次回のフェアではぜひ会場でお会いしましょう。