WeChat Payとは?中国の超便利なスマホ決済を徹底解説

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中国生活の支払いは、スマホを利用した「モバイル決済」が主流。中でも、中国版LINEのようなアプリWeChatのモバイル決済「WeChat Pay」が大人気!

中国では、お金を持ち歩くことがなくなったともいわれています。実際私(北京在住男子)も、ほとんど財布を持ち歩いていません。すべて決済はWeChatPayを利用しています。

とにかくスマホさえ持っていれば、屋台や交通機関など何でも支払できて超便利!

この記事では、そんな急速に拡大したWeChat Payを徹底解説します。

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1. WeChat Payとは

中国版「LINE」とも呼ばれているWeChat。そのアプリから電子決済するシステムが「WeChat Pay」です。1章ではWeChat Payの特徴、中国で急速に拡大した背景などを紹介します。

WeChatの基本情報やLINEとの比較をしています。こちらの記事も参考にしてください。
・『WeChat(微信)とは?中国発!人気アプリ|発音付
・『WeChatとは中国版LINE?アプリの共通点、違いは?

1-1. WeChatアプリを使った電子決済

WeChatを利用した電子決済、WeChat Payは2013年8月より中国国内でサービスがスタートしました。

WeChatアプリ内で決済ができる便利さから、コンビニ、病院、屋台などあらゆるところで利用可能。猛スピードで普及しています。

1-2. 中国の電子決済はWeChat Payとアリペイで二分化


QRコードをスマホで読み取るモバイル決済は、WeChat Payとアリペイ(支付宝)がシェアを二分化しています。

先に登場したのは「淘宝(タオバオ)」などのネットショッピングモールを運営するアリババグループの「アリペイ」。現在、登録会員数が多いWeChatのWeChat Payが、アリペイを追い抜く勢いで拡大しています。

WeChatPayのライバル「アリペイ(支付宝)」とは?
WeChatを運営するテンセントにとってのライバルは、アリババが運営している「アリペイ(支付宝)」。タオバオではWeChat Payを利用できないため、タオバオでショッピングの際にはアリペイを使う必要があります。

アリペイやタオバオについてはこちらの記事で詳しくご説明しています。
タオバオでの買い方|お得にショッピングするヒント集

1-3. 急速に拡大している原因

モバイル決済が世界一発展している国といえる中国。インターネットユーザーの約8割が、主要な決済方法で「モバイル決済」を選択するほど習慣化しているのです。

モバイル決済が中国で急速に拡大した大きな要因は次の2つです。

  • 10億人以上といわれるWeChatの圧倒的なユーザー数
  • 支払う側と受け取る店側、双方がとても簡単で便利

他にも付随的に考えられる要因もいくつかあります。

  • 偽札が多い
  • 窃盗が多い

中国では偽札が多く出回っていることから、現金に対する信用が日本ほど盤石ではありません。どのお店も100元札を受け取ったときには、必ず何かしらの方法でチェックしています。怪しい場合は受け取ってくれません。

1-3-1. WeChatの利用者を取込みシェア拡大

中国の大都市でのスマホの保有率は99%、スマホユーザーの9割以上がWeChatを利用しているといわれています。

2014年の時点で4億人の月間ユーザー数を抱えていたWeChat。2013年WeChatの追加機能としてWeChat Payのサービスが開始されると、一気にモバイル決済が浸透しました。

その後も順調にユーザー数は増加し、現在、月間アクティブユーザー数が10億人を超えています。

1-3-2. とにかく便利!バラエティに富んだ機能

中国の最高額紙幣は100元(日本円で約1,600円 ※2019年7月現在)です。

高額紙幣がないのは偽札防止、盗難防止のためといわれています。その100元札、ある程度の金額を持ち歩くとなると、かなりの枚数を持ち歩くことになり、盗難に合う危険性が高まります。WeChat Payの利用によってそのリスクがなくなりました。大金の札束を持ち歩く必要もなくなったのです。

ただし、スマホを紛失したり壊してしまえば「支払いできない」という逆のリスクを抱えることになります。しかしお金そのものがスマホと一緒に紛失するわけではないので、その分でもやはり便利ではありますね。

さらに、細かな釣銭もWeChat Payでやり取りできます。小銭が発生しないので、グループでの飲食の際の割り勘が1円単位でも公正かつ簡単になりました。

他に面白い機能として、お年玉やお祝いの送金があります。お祝いメッセージ付きで相手に送信できるなど気が利いたサービスも。お祝いもキャッシュレスとは、さすが中国です!

また、WeChat Payなら「何にいくら使ったのか」履歴が完全に残るのも魅力。家計の管理も楽になりますね。

…などなど、メリットを挙げ出したらキリがないほど。細かいサービスもいくつかあって、とにかく便利で楽しく使えるのです!

1-3-3. 店側も導入が簡単

モバイル決済が急速に拡大した原因の一つが、お店側も簡単に導入できることです。お店のWeChat PayアカウントにつながるQRコードを掲示するだけで導入可能なので、屋台や市場などでも急速に拡大しました。

とくに屋台などでは、偽札での支払いや釣銭のわずらわしさから解放されるのも大きなメリット。

また、導入費用も少なく、ユーザーがスキャンするタイプでは手数料は無料、そのほかのタイプでも約0.6%の負担費用です。

POS改修をおこなわない場合は、写真のようにQRコードをレジの近くに貼付するだけでOK!初期投資も安く、簡単に決済できるため、大手小売業も屋台のような小さいお店でもWeChat Payの導入が広まりました。

1-3-4. 偽札の心配がない

偽札は多くの中国人の悩みの種でした。貨幣制度の歴史が長い中国ですが、昔から偽札で一攫千金を狙う人物が多く存在。相変わらず偽札が流通しているようです。

そのため紙幣の支払いの際は、受け取った紙幣が本物かどうかを確認することが当たり前でした。

私の近所のスーパーにも紙幣をチェックする機械が設置

スーパーなどの商業施設では、必ずといっていいほど偽札判別機が設置されています。

偽札の心配がないモバイル決済、電子マネーには安心感があることも大きなメリットですね。

1-4. 現状は中国人のためのシステム

銀行口座とアプリを紐づけて支払いができるWeChat Pay。サービスを利用するには、基本的に中国の銀行口座と、中国で使用可能なスマホの電話番号が必要です。

現状、WeChatPayは中国人のためのシステムで、外国人向けサービスではないようです。中国への出張や旅行の時に気軽に使えるとは限りません。現地に住んでいて、中国の銀行口座や携帯電話の番号を持っている人は問題なく使えます。

しかし、中国に銀行口座がない場合にも利用する方法もあります。こちらは次の章2章.日本人も使えるかをご覧ください。

1-5. 基本的には中国の銀行口座が必要

WeChat Payは中国の銀行口座との紐づけが必要です。WeChat Payにチャージするには中国の銀行口座が必要となるため、中国の銀行口座を開設しなければなりません。

WeChat Payは、銀行口座に紐づいたデビットカードのようなものなのです。

中国の銀行口座開設のハードルは高い

日本人である私たちが中国の銀行の日本支店で開設したものは、WeChat Payでは利用できません。また中国に行って口座を開設するのも手間がかかり、かなりハードルが高いです。

共通報告基準(CRS)により、2017年からは外国人旅行者の口座開設が難しくなりました。非居住者である外国人が口座を開設するには、以下の条件が必要です。

  • 留学、就業、ビジネスなど中国での居住証がある
  • 中国の納税者番号を持っている
  • ホテル以外の住所、中国の携帯電話を所有していること

この3つが基本要件となっています。

2. 日本人もWeChat Payを使えるか

便利なWeChat Payですが、日本人が中国で利用する場合、基本的には中国で開設した銀行口座が必要です。

では、中国に銀行口座がない日本人は、どうしたら中国でWeChatPayを使えるのか?ヒントをまとめました。

WeChatアプリ、WeChatPayの支払いについては、中国ゼミのこちらの記事もオススメ!
・『中国発「WeChat」はスゴいアプリ!使い方、設定方法とは?
・『WeChatでの支払いは超便利!使い方を徹底解説

2-1. 中国の銀行口座がない場合の利用方法

~中国の銀行口座がなくてもWeChatPayを利用するヒント~
ポケットチェンジを活用
②日本のクレジットカードを利用
③代理店を利用

2-1-1. 空港などのポケットチェンジでチャージする

ポケットチェンジとは、旅行者などが余った現地通貨を各種クーポンや電子マネーとして変換し、受け取るサービス。空港などに設置されたATMに似た機械を利用してチャージできます。

<ポケットチェンジの利用方法>

  • ポケットチェンジのタッチパネルで日本語を選択。交換するサービスはWeChat Payを選択。
  • ポケットチェンジの機械に現金を投入。
  • QRコードが印刷されたレシートを手に入れる。
  • QRコードをスキャンしてチャージする。  

レシートのQRコードに期限はありません。また、レシートには次回使用できるクーポンコードが印刷されているのでなくさないようにしましょう。

2-1-2. 日本のクレジットカードと紐付ける

以前、少しの間、日本のクレジットカードとWeChat Payの紐付けが可能でしたが、その後しばらく出来ませんでした。しかし、2018年後半になって再び復活したようです。

ただし、上限が1000元分まで(約16,000円 ※2019年7月現在)程度しか利用ができないようです。単に体験用程度でしかありません。

※今後、規制などによって海外のクレジットカードとの紐付けができなくなる可能性もあります。

2-1-3. 代理店に依頼する

ポケットチェンジは空港に出向く必要があり、手間がかかりますよね。もう一つ、WeChat Payにチャージする方法として考えられるのが、チャージを請け負う代理店の利用があります。

クレジットカード払いに対応するチャージ代行サービスがいくつか存在するようです。それぞれの業者によって、異なる手数料が発生します。手続きするサイトは、英語、中国語のみ対応のケースもあるのでご注意ください。

3. 中国での利用状況

WeChat Payは、ネットショッピングからコンビニなどの店舗、タクシー、屋台やストリートミュージシャンの投げ銭まで…中国ではあらゆるシーンで活用されています。

3-1. ネットショッピング

WeChat Payが一番利用されているのはやはりネットショップです。ファッションアイテムから鉄道のチケットまで、あらゆる買い物に利用されています。

3-1-1. ネットショッピングモールでお買いもの

WeChatのアプリ内には、企業が出店できるショッピングモール「微店(ウェイディエン)」があります。各ブランドのオフィシャルショップが出店しており、WeChat Payでの支払いが可能。

WeChat利用者の間では、さまざまな商品情報を検索することが日常生活の一部として定着しているほどです。「見つからない商品はない」ともいわれるネットショッピングでは、思いもよらぬものや「無いだろう」と思っていたものが見つかるケースが多く、非常に面白いです。

3-1-2. 新幹線や航空券のチケットの支払いに

鉄道のチケットや航空券も、WeChatと連動で支払うことができます。

ただし、チケットの支払いがWechatpayで行えるだけであって、実際は利用する鉄道や飛行機のチケットを自動発券機などで発券しなければなりません。

現在、中国の主な自動発券機は中国人の身分証明書が必要なため、私たち日本人は発券機が使えないので注意が必要です。

3-2. 街のいたるところで使える

とにかく便利なWeChatpay!中国の街のいたるところで使用できます。

3-2-1. レストランでは注文から支払いまで

レストランではWeChatで注文しWeChat Payで支払いができるお店が増えてきました。レストランの各テーブルに置かれたQRコードを使い、注文から支払いまで完了できる仕組みです。

私がよく行くイタリア料理のレストランもQRコードで支払いができます

テーブルのQRコードをスキャンすると、WeChatの画面上にメニューが表示され、画面上で価格をチェックしたり料理の写真を拡大してみることができます。注文を行うと同時に自動的に決済され、厨房のスタッフには注文の内容が伝わります。

ただし、今でも従来通りに冊子のメニューをみながら注文し、会計のときだけWeChatで決済するというケースもまだまだ多いです。

3-2-2. 市場や屋台での支払い

近所の八百屋さんにもQRコードが設置されています
屋台にもQRコードのステッカーがあります
野菜を売っている市場でもこのようにQRコードがあります

市場や屋台にもQRコードが提示されています。お客は注文した後にQRコードをスキャンして、WeChat Payで支払いを済ませます。小銭のやりとりがなくとても便利ですね。

3-2-3. ストリートミュージシャンへの投げ銭もできる

こちらは、週末に路上で見かけました。子供の病気治療のための募金が目的で演奏しているミュージシャンの方です。

ストリートミュージシャンもWeChat Payでおひねりを受け取っています。ミュージシャンは自分のそばに自分のWeChat PayのQRコードを提示。観客はそのQRコードをスキャンしておひねりを入力します。

3-2-4. コンビニでの支払い

QRコードを利用した24時間営業の無人コンビニがあります。通常店内への入り口の扉は鍵をかけられていますが、WeChatのQRコードで本人確認をすることで入店が可能に。

店内でほしい商品を選んだ後、読み取り機で一括読み取りを行います。QRコードが表示されたらWeChat Payで支払いを。その後、扉の鍵が開いて外に出られる仕組みです。

3-2-5. タクシーを呼んで自動支払い

中国版UBERとよばれる「滴滴出行(ディディチューシン)」は、中国の大手ライドシェア企業です。

中国の都市へ交通サービスを提供しています。その滴滴出行のアプリ滴滴打車(ディディダーアチャー)がWeChatと連動しているので、WeChatを使ってタクシーを呼び出し、WeChat Payで支払いが可能です。

3-2-6. 出前も自動支払い

自宅や職場だけでなく、出張先にも配達してくれる外卖(ワイマイ)。外卖アプリから注文し、WeChat Payで支払うことが可能です。配送料が発生しますが、日本の出前サービスと比べると割安。アプリでの割引も多いため、原価よりも安くなることもあります。

3-2-7. シェア自転車

中国の都市部で流行しているシェアサイクル。自転車にはGPSとSIM付き通信モジュールを搭載。

WeChatで周辺の空いている自転車を探すことができ、QRコードを読み取ることで利用できます。一回の利用、もしくは30分毎に1元(約16円 ※2019年7月現在)という安さ。

移動には非常に便利ではあるものの、廃棄処分となった自転車の山の写真をみると、このブームのいびつさを些か感じてしまいます。

3-2-8. お土産屋

先日、日本からの来客があり、観光地を回りました。お土産屋さんが並ぶ中、木工細工屋さんでも支払い用QRコードがありました。

3-2-9. 神社

面白い場所の例として、神社があります。小銭を持ち歩かなくても、お賽銭もWeChatPayで支払えるなんて、中国の電子決済システムの浸透性が実感できます。

4. 日本でWeChat Pay利用可能店

相変わらず中国からの訪日観光客が多い日本。中国人向けに、WeChat Payを導入する店舗が増えてきました。

4-1. インバウンドを中心に利用拡大

2015年より、日本でも一部の店舗にてWeChat Payが導入され始めました。中国からの旅行客向けの決済サービスとして、コミュニケーションアプリのWeChatを通じて、顧客の囲い込み、口コミ拡散による利用者の拡大につなげる狙いがあります。

訪日観光客が日本で決済するときのメリットは、日本円を人民元に換算してスマホの画面に表示できること。日本の小売店としては、WeChat Payを利用して商品を購入した顧客に対して最新の情報を発信することでリピーターの増加が期待できます。

4-2. 利用できる店舗

日本でも私たちの身近な店舗へのWeChat Payの導入が進んでいます。

4-2-1. コンビニ

2018年2月よりファミリーマートでは全国の店舗でWeChat Payの取扱いをスタートさせました。

ローソンでは2019年3月末に導入しています。セブンイレブンでも、WeChat Payと提携する「LINE Pay」の導入によって利用可能になりました。

以前、中国人観光客のターゲットは家電量販店やデパートでしたが、現在の関心は飲食業や小売業。特に観光客が多い地域のコンビニでは、使い慣れたWeChat Payでの決済ができる安心感からか、客単価が上がったとの統計も出ています。

4-2-2. デパート

デパートでも訪日客に対応するためにWeChat Payを導入が増えました。2015年、大丸松坂屋百貨店がいち早く導入しました。

その後、高島屋、東急百貨店、小田急百貨店、近鉄百貨店、東武百貨店などで導入され、拡大し続けています。  

4-2-3. 家電量販店

ビックカメラ、ヤマダ電機、エディオン、上新電機、ラオックスなどの家電量販店の一部でも利用可能です。

一時期よりは減少しましたが、家電量販店には今でも多くの訪日客が買い物に訪れているため、WeChat Payの導入が欠かせません。

4-2-4. ドラッグストア

訪日中国人客にニーズが高いドラックストア。特徴的なのはベビー用品や化粧品など「購入したい商品」がすでに決まっていることです。

増える中国人客に対応するために、ココカラファイン、サンドラッグ、ツルハグループ、ウエルシア、スギ薬局グループなどのドラックストアチェーンではWeChat Payを導入しています。

4-2-5. その他店舗

無印良品、ドン・キホーテ、ラコステなどの一部店舗で利用可能となっています。

とくにドン・キホーテでは訪日外国人を意識したマーケティングを行っています。日本でのWeChat Pay旗艦店となったMEGAドン・キホーテ渋谷本店など37店舗で利用可能。

WeChat Payで商品を購入するとドン・キホーテのWeChat公式アカウントに自動的になる仕組みで、顧客は継続的に商品の情報を入手したり、問い合わせもできます。

4-3. 中国の銀行口座を持っている外国人でも日本では使用不可

2018年の時点で、外国人は中国以外では残念ながらWeChat Payの利用はできないようです。中国に在住の日本人で、中国国内に銀行口座を開設していても、日本ではWeChat Payを使用できません。

これは中華人民共和国身分証と紐付けられていないアカウントによるWeChat Payの利用は不可能になったためです。理由としてあげられるのは、WeChat Payはお金が流れる仕組みなので、外国人が中国で稼いだお金が中国国外へ流出するのを防ぐ狙いがあるといわれています。

5. WeChatPayの危険性、注意点

簡単で手軽に利用できるWeChat Payですが、危険も含んでいます。

中国ゼミのこちらの記事では、WeChatPayを安全に使うための方法について詳しくご説明しています。
WeChatは危険性が高いの?安全に使うポイントを解説

5-1. QRコード詐欺

QRコードを読み取るだけで送金できるシステムを悪用した詐欺事件が相次いでいます。

  • 本物のQRコードの上に偽物のQRコードを貼り付ける
  • レジで会計中に後ろの人に支払い用のQRコードをスキャンされる

といった事件も発生しています。中国国内で利用の際は、レジの後ろの人などにも気を配りましょう。

5-2. 携帯電話の盗難による不正利用 

海外で気を付けなければならないのはスリによる携帯電話の盗難。中国でもほんの一瞬のすきにスマホを盗まれてしまう被害が続出しているのでご注意ください。

もしそれでも盗まれてしまった場合は、以下の対策を講じましょう。

<海外ローミングができるキャリアと契約している場合>
・電話でスマホの紛失届
・回線の一時停止
・スマホのデータを遠隔操作で消去する設定をする
・iCloudやAndroidのパスワードを変更する

5-3. 電気がないところでは使えない

当たり前の話ですが、WeChat Payを利用する際は、自分のスマホと店側のレジの電気が使えることが最低条件です。

中国では、突然買い物をしているお店やレストランが停電してしまい、WeChat Payでの支払いができなる場合があります。そんな緊急時に備えて、必要最低限の現金は持っておくべきです。

もちろん、自身のスマートフォンの電池が無くなり、電源が落ちてしまった場合も使用できません。電池の残量には十分気を配っておきましょう。

まとめ. WeChat Payの今後に目が離せない!

中国での経済活動に欠かせないWeChat Pay。日本人にとっては、中国国内でしか利用できないなど制限はありますが、猛スピードで拡大したスマホ決済の今後に注目したいですね。

ここ数年、日本でもPayPay、LINE Pay、楽天Payなど多くのスマホ決済サービスが増えました。中国のようにキャッシュレス化が浸透するのか…。現金やクレジットカードが浸透している文化を考えると、日本では中国とは違った決済スタイルにたどり着くのかもしれません。

ぜひ、中国に行く機会があればWeChat Payが街中で使われているシーンに触れて、体験してほしいです!

記事をお読みいただきありがとうございました。

中国語ゼミ読者のみなさまは、

・ネイティブとの会話を楽しみたい
・仕事で中国語を使えるようになりたい
・HSK、中国語検定に合格してキャリアアップしたい
・ドラマや映画を字幕なしで楽しみたい
・旅行で使える中国語を身につけたい


などなど、夢や目標をお持ちだと思います。

そんなあなたにお願いがあります。

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