WeChatでの支払いは超便利!使い方を徹底解説

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中国では今、現金ではなく電子マネーの支払いが一般的になっています。中でも人気アプリWeChat (微信 ウェイシン)で利用できる「WeChat pay」の支払い機能は、たった1~2年の間に中国生活で欠かせないものの一つになりました。

そこで、この記事ではWeChat payの基本から、実際の使い方まで紹介していきます!

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1. WeChatPayでの支払いは超便利!

WeChat payとは、WeChatアプリから利用できる決済機能。

本場の中国では、オンラインであらゆるものが決済できます。

タオバオや京東(JD.com)などのオンラインショッピングはもちろん、レストラン、タクシー、携帯電話、水道、ガスの支払いなどなど…。個人間での金銭のやり取り、小さな道端の屋台での購入も含め、今や都市部ではWeChatによる支払い不可のところが無いと言っても過言ではないくらいです。

中国で生活していると、もう財布を持ち歩く必要を感じないほどその便利さを実感できます。

 

小さな屋台でもWeChatPayのQRコードが置かれています。小銭を持っていなくてもスマホさえあれば支払い可能!

なぜ、これほどまで街のあちこちで利用可能になったでしょうか。

それは、WeChatが個人間で金銭のやり取りが可能なため、お店側が支払いシステムの利用を申請せずに、個人のQRコードさえレジの辺りに貼っておけば良い、という手軽さが理由です。(もちろん、システムを組んで販促活動と連動させるなど、大掛かりに運用することも可能)写真のような小さな屋台では、店員さん個人のアカウントと見られるQRコードが設置されています。

2. WeChatでの支払いは日本でも利用可能?

WeChat Payは英語での表記。中国語では「微信支付(Wēixìn zhīfù ウェイ シン ヂー フー)」といいます。WeChat Payは日本でも使えるところがありますが、いくつか制限があります。

下記では、日本でWeChat Payが利用可能な場所と注意点をまとめました。

2-1. WeChat PayのQRコードは主に中国人観光客向け

日本でWeChat payが利用できる主な店舗、有名なところでは

  • ドン・キホーテ
  • イオン
  • マツモトキヨシ
  • ビックカメラ
  • ヤマダ電機
  • エディオン
  • ラオックス
  • 上新電機
  • ブックオフ
  • 各地空港
    などで導入されはじめています。

上記の店舗やスポットでは、中国人観光客のためにレジにQRコードを設置しています。

日本での利用条件としては

  • WeChat Payと紐付いている銀行口座が中国国内のものでなければならない
  • その口座が中国の身分証明書で開設したものであること

外国人の身分証明書を使って開設したものである場合は、日本国内でWeChat Payを利用することができません。

従って、現在は中国在住の日本人で、中国に銀行口座を開設していたとしても、日本国内でWeChatPayは利用できないはずです。

3. 中国ではWeChatでの支払いが主流に

日本国内ではまだまだ利用範囲の狭いWeChat Payですが、中国ではWeChat Payの支払いが主流になっています。中国国内でのWeChat Payの利用範囲を詳しくみていきましょう。

3-1. あらゆる支払いに使えるWeChat Pay

北京在住の筆者が、過去に使用したことのある場所を列挙しました。

  • コンビニ
  • レストラン
  • カフェ
  • ファストフード店
  • 出前(外卖 wàimài)
  • 屋台
  • タクシー(アプリ「Didi」)
  • 各種スーパー
  • 各種小売店
  • 京東(JD.com)などのオンラインショッピング
  • ホテル
  • シェアサイクル
  • 電話料金
  • バスや地下鉄で利用する交通カードのチャージ
  • 電気
  • ガス
  • 映画チケット
  • コンサートチケット
  • 子どもの習い事費用
    などなど…

とにかくどんな支払いにでも使えます。

一説によると「98%が利用中」というネットの記事も見かけますが、WeChatの利用にはスマートフォンが必要です。都市部のスマートフォン普及率ですら約58%ほどと言われているので、この98%という数字は少し煽りすぎかもしれません。

3-2. WeChat Payには欠点もある

とにかく便利ではありますが、欠点が2つほどあります。

    1. 停電時には電気が使えないので、使用不可になります。また、店側も支払い側もネットワークに接続できている状態ではないと使えません。中国では突然停電になることは珍しくないので、最低限の現金は持ち歩くように努めましょう。
    2. 支払いする場所の近くのレストランでWi-Fiに接続したことがある場合、その電波を拾ってしまい、モバイルデータ通信に切り替えないと決済がうまくいかないときがある。

WeChat Payを使っていて不都合を感じるのは、今のところ上記2ケースのみです。

4. WeChat Payでの支払い方法

WeChatを使って実際に支払う方法、基本的な流れを紹介します。

基本的にWeChat Payは銀行口座と紐付けられていて、銀行の口座に残っているお金をそのまま使うことができます。また、自分のWeChatアカウントに、お金をチャージして使うことも可能です。

4-1. 支払い方法

WeChatの電子決済はとても便利!その支払い方法は、1つではありません。

4-1-1. レジのQRコードスキャナーで支払う

自分のWeChat内にあるQRコードを表示させ、レジ側でスキャンしてもらう方法です。

  • WeChat 画面右上の「+」を押す
  • マネーを選択する
  • QRコードが表示されるのでレジでスキャンしてもらい完了

4-1-2. 支払い相手のQRコードをスキャンする

  • WeChat 画面右上の「+」を押す
  • QRコードのスキャンを選択する
  • スマートフォンのカメラが店舗にあるQRコードをスキャン
  • 支払う金額を入力し、パスコードを入力
  • 支払いボタンを押し完了

4-2. WeChatでのお金の受け取り方法

WeChat Payでは、友だちとして繋がらなくても直接相手からお金を受け取ることができます。

  • WeChat操作画面右上の「+」を押す
  • マネーを押す

  • 「お金を受け取る」を押す
  • 自分の受け取り用QRコードが出るので、相手にスキャンしてもらう

※QRコード画面の「金額を設定」を押して、自分で受け取り金額を設定することも、相手に金額を入力してもらうことも可能です。

4-3. 割り勘の際に極めて便利

グループでランチ、飲み会のときに割り勘するケースが多いですよね。その場で計算した金額を現金で支払うのは面倒なもの。そんなシーンで、WeChat Payを利用すれば1円単位で割ることができ、とても便利です!日本人に適した機能と言えますね。

下記では、個人間やグループ間でお金を送信する方法を紹介します。この方法は、何かの会費を集めるときにも便利です。

4-3-1. <方法1>個人同士でつながって送金する

個人間で送信する方法は簡単です。(下記は、相手とのチャット画面下の画像です)

  • 送金したい相手のチャット画面を開く
  • 画面の右下「+」アイコンを押す
  • 送金アイコンを押す
  • 金額を入力してから送金ボタンを押す
  • 今すぐ支払うボタンを押す
  • 指紋認証(スマホで設定している場合)または6桁の支払いパスワードを入力
  • チャット画面から相手に送金される
  • 相手が承認して支払い完了

4-3-2. <方法2>グループチャット内で送金する

WeChat Payではグループ間送金も簡単です。割り勘の例で説明します。

  • WeChat 画面右上の「+」を押す
  • マネーを選択
  • 割り勘を選択(表示されていない場合は下へスクロール)
  • 今すぐ作成を押す
  • 割り勘するメンバーが入っているチャットを探して選択する
  • 金額を入力すると自動的に人数分で割った金額が表示される
  • 今すぐ作成を押す
  • 支払うメンバーに請求がいく

※上の画像は、800元分をグループの5人で割り勘にした場合のイメージです。

この割り勘機能は、メンバーを選択することでグループの一部の人だけに請求がいくことも可能です。例えば、送別会のときに支払うメンバーだけ選択して、送別される人はメンバーから外すという使い方もできます。

5. WeChatにお金をチャージする方法

5章ではWeChatにお金をチャージする方法を紹介します。

WeChat Payの支払いは、中国の銀行口座の残高から直接引き落とされる形WeChat内にお金をチャージした分から支払われる形の2パターンがあります。

その際、指紋認証または最初に設定した6桁の支払いパスワードの入力が必要です。私の場合は指紋認証で、スマホのボタンに親指を置くと認証されています。(スマートフォンのバージョンや設定によっては暗証番号が必要なケースも)

中国の銀行口座を持っている方は、WeChatに紐付けてお金をチャージしてみましょう。指紋認証やパスワードなしで、WeChat内の残高からワンタッチで支払いできます。

5-1. 基本は中国の銀行口座が必要

WeChatにお金をチャージするために、基本は銀行口座の残高からチャージする形になります。その流れを紹介します。

5-1-1. 銀行口座の残高からWeChatにチャージする方法

  • WeChat操作画面右下の「本人」を押す
  • 「WeChat Pay」を押す
  • 「ウォレット」を押す
  • 「Balance(残高)」を押す
  • 「料金補充」を押す
  • チャージ金額を入力して「次へ」を押す
  • 指紋認証または6桁の支払いパスワードを入力
  • 「送信に成功しました」と出たら完了ボタンを押します

 ※WeChat Payにチャージする場合、手数料は発生しません。

5-1-2. WeChatの残高から銀行口座に戻す方法

逆にWeChatに補充したお金を銀行口座に戻すこともできます。ただしこの場合は、金額に応じた手数料が発生するのでご注意ください。

では、銀行口座にお金を戻す方法を紹介します。

  • WeChat操作画面右下の「本人」を押す
  • 「WeChat Pay」を押す
  • 「ウォレット」を押す
  • 「Balance(残高)」を押す
  • 「引き出し」を押す
  • 銀行口座に戻したい金額を入力して「引き出し」を押す

※「すべて引き出す」を押すとチャージしている全金額を銀行口座に戻すことができます。

  • 指紋認証または6桁の支払いパスワードを入力
  • 「送信に成功しました」と出たら完了ボタンを押します

※銀行口座にお金を戻す場合は、原則0.1%の手数料を差し引かれた金額で講座に入金されます。ただし、どんなに少額の場合でも最低1毛(1元の10分の1)が手数料としてかかります。

5-2. WeChatで誰かから送金を受ければ利用可能

基本的にWeChat Payの利用には、中国で銀行口座を開設する必要がありますが、誰にでも簡単にできることではありません。中国に銀行口座がない人は下記の方法でPay機能を有効にすることができます。

5-2-1. WeChat Payが使える人から送金してもらう方法

  • WeChat をインストールしてチャット機能を使えるようにします
  • WeChat Payが使える人からチャット機能を使って送金してもらう
  • 「領収書を確認」ボタンを押す
  • 本人を確認するダイアログが表示されるので「Verify」を押す

本人の確認でも、基本的に中国で開設した銀行口座番号が要求されますが、クレジットカードでも可能です。日本のクレジットカード番号16桁など必要事項を入力してください。

ただし、このクレジットカードからWeChat Payにチャージすることは、現状まだ出来ません。

6. WeChat pay 支払いの安全性は?

決済機能があるWeChat Payをはじめ、お金の出し入れをするプラットフォームには高い安全性が要求されます。6章では、WeChat payの安全性と注意点をまとめました。

6-1. 安全性は中国国家が力を入れている

WeChatに限らずメッセンジャーアプリは、常にセキュリティー面の問題と直面します。セキュリティーが甘ければ個人情報の漏洩のおそれがあります。

しかしWeChatは中国政府が検閲していて、共産党政府批判や犯罪に絡む会話のやり取りさえしていなければ、比較的安全といって良いでしょう。

ただし、出会い系アプリなどを通じて知り合った相手から詐欺被害に遭うケースも多いため、見ず知らずの人とのやり取りには細心の注意が必要です。

6-2. 簡単なQRコード支払いシステムゆえの弱点

WeChat pay自体には特別な危険性はありませんが、QRコードを悪用した犯罪事例はあります。

手口は、店舗のQRコードを偽物のQRコードに差し替えられてしまう方法。飲食店でお客さんがQRコードにアクセスして支払いを済ませても、実際のQRコードは店舗とは無関係な人だったのです。

中国のニュースで流れていた犯罪事例ですが、印刷されたQRコードは簡単に上から偽のQRコードを貼ることができます。忙しい飲食店などで、気付かれなかったようです。

偽物のQRコードは、専用ソフトを使えば誰でも簡単に作成できます。QRコードを利用するときは、できるかぎりモニター上に表示されるQRコードを利用した方が安全です。

また、店にこちらのバーコードやQRコードをスキャンしてもらい支払う際に、後ろにいる客にもスキャンされてしまい被害に遭うケースもあります。後ろに並んでいる人たちにスキャンされないよう注意しながら利用してください。

WeChat Payでの支払いを体験してみよう!

WeChatはとにかく便利です。ただし、中国に居を構えていない日本人にとっては、利用までのハードルがとても高いのも事実。しかし、今の中国を知る上で、QRコード決済を各所で体験することはとても重要かもしれません。

中国在住の知人友人がいるようであれば、ぜひ中国に滞在する時に頼んでみて、ある程度の金額をWeChatPayで決済してみてください。恐らく日本に帰った途端、たくさんの現金を使うことに面倒臭さを感じるようになるはずです。こうした気持ちの積み重ねが、日本でのキャッシュレスの普及の促進につながっていくでしょう。

記事をお読みいただきありがとうございました。

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現役トレーナーも執筆しています。ゼロから中国語の勉強をスタートさせて、HSK6級や旧HSK7級を取得した上級者だからこそわかる、
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