フルーエント中国語学院:トレーナーインタビューVo.11

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フルーエントマンツーマンコースの中で、ご受講生の中国語学習に伴走するトレーナー。普段は学習のサポート役として活躍する彼らですが、トレーナー自身はこれまで、どのように中国語の勉強を積み重ねてきたのでしょうか。

トレーナーとひとことに言っても、中国語との出会いや、勉強の期間、方法などは十人十色です。

11回目となる「おしえてトレーナー!ぶっちゃけ听力、どうやって鍛えたの?」の連載記事でも、トレーナーにお話を聞きながら「どのようにして中国語を学び、その力をどう向上させてきたのか」という過程を、特に「听力=リスニング」という観点にスポットをあて、徹底深堀りします。

トレーナーそれぞれが実践してきた具体的な学習方法を検証することで、中国語が聞きとれるようになるまでの具体的な段階、どのような過程をへるのか、そして、外国語を学ぶ上で大切なマインドセットなどもあわせてお伝えしたいと思っています。

ぜひ、ご自身の学習の参考にしてくださいね。それでは、11人目のトレーナーをご紹介します。

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(取材:中国語ゼミ編集部 永田 )

Vol.11 敦子トレーナー

子育て中でも、時間を活かして語学習得の道へ

永田:敦子トレーナーはご家族の赴任で台湾に行かれた、と聞いていますが、それ以前にも台湾、中国語との関わりはあったのでしょうか。

敦子トレーナー:縁ができたのは駐在がきっかけです。私の場合、駐在期間はある程度長くなる、と事前に聞かされていたので、そうだとするならば、やはり語学を頑張ろう!と思って、赴任1年目から台北の語学学校で学びました。子どもにまだまだ手がかかる頃でしたが、先生に自宅まで来てもらい、腕で寝かせながら、勉強していました。

永田:今まさに私もその状況なので、バタバタの渦中でも勉強をする!と決めて行動されている点、つくづく素晴らしいって思います。

敦子トレーナー:それだけの時間があるなら、勉強しない手はないと思っていました。とはいえ、勉強を開始してすぐ、「読み書き」はある程度習得できたのですが、「話す」となると、なかなか通じなくて…。「いったいどうやったら通じるようになるのか?」と必死で考えて、今度は大学で勉強することを決めました。

訪れた中国語力飛躍のきっかけ

敦子トレーナー:大学に行くことは、子どもたちがちょうど幼稚園に通いはじめて、ある程度まとまった時間が取れるタイミングに合わせてスタートしました。とっても楽しかった!

永田:大学で学ぶこと、すごくあこがれます!

敦子トレーナー:異年齢の同級生同士、中国語を使って、自分たちの国の文化やしきたり、それぞれの価値観について意見を交わすことが本当に楽しくて。

永田:当時の大学生活において、敦子さんの中国語力にも変化があったのでしょうか?

敦子トレーナー:大学に通い始めると、圧倒的に中国語に触れる(ひたる)時間が増えます。このことに、やはりとても大きな意味があったと思います。はじめの何日かは、語学学校で勉強を重ねていたにも関わらず、先生の話す中国語もほとんど聞き取れずに辛い思いをしました。

でもわからないなりにも聞き続けていると、2週間ほど経ったころ、「あれ、今のは聞き取れたな。」と感じることが増えてきたのです。初めは単語だけでしたが、それが次第にフレーズにのび、最後は「ほぼ全部、何と言っているか分かる!」というところまでリスニング力が伸びました。この頃が中国語学習におけるひとつのターニングポイントだったように思います。

永田:素晴らしいご経験でしたね。

敦子トレーナー:楽しい気持ちで大学に通えていたことも、相乗効果となっていたのかもしれません。とにかく、当時の仲間が素晴らしかったんだと思います。

新たな壁は、「話す」こと

敦子トレーナー:そんな風にして、聞き取りの力は向上したのですが、「話す」ことにはまだまだ課題がありました。ここでも自分なりにリサーチをしてみたところ、自分が住んでいる地域で発音専門の先生がいらっしゃることがわかり、その先生にお世話になることにしました。

永田:なるほど!

敦子トレーナー:その先生は北京に縁をお持ちの方で、美しい北京語を話されていました。もともとは台湾の子どもたちに、正しい北京語を伝えたいという思いで子ども向けのレッスンをされていたのですが、そこに私も生徒として通ったのです。子どもに交ざって(笑)

永田:いいなぁ!

敦子トレーナー:やっている内容はほんとうに基礎的なことだったのですが、その先生が厳しかったものですから、少しでも違った発音をすると、すぐに修正されました。口の中を見せてくれて、舌の位置などもチェックされましたよ。

永田:サリバン先生みたい(笑)鍛えられそう…。

敦子トレーナー:そんな教室が家のすぐ近くにあったので、大学が終わったあとほぼ毎日通っていました。

永田:ご縁ですねぇ…。

敦子トレーナー:そこで発音が向上したこともあって、私の中国語が「通じる」ようになってきたのです。そうすると、嬉しいですよね。嬉しいとさらに話そうとする、話そうとすると伝わって、さらに楽しくなる…という良い循環が生まれました。

永田:敦子トレーナーが話せない、とされていた原因は発音にあったということでしょうか。

敦子トレーナー:そうだと思います。語学学校ではそれほど発音トレーニングをしていませんでした。やはり発音の練習って、お互いに根気も求められるものですから、先生もそれほど厳しくは指摘しなかったのだと思います。

発音の先生のところで訓練するまでは、ピンインもおざなりでしたが、意識するようになって、ますます伝わる中国語に変わっていきました。

永田:有意義な時間だったことが伝わってきます!

日本に帰国後、さらなる学びの道へ

敦子トレーナー:帰国後も勉強する場を探したのですが、なかなか中級以上の学習者が学ぶところを探しきれず、2年程度は積極的に学ぶことができませんでした。「このままだったら忘れてしまうなぁ。」と思っていた頃、すでに次の赴任地である大連にいた夫を訪ねて、中国に遊びに行きました。その旅行で中国語を久しぶりに使ったのですが、それがとっても楽しかったんですよね。

「あぁやっぱり中国語を勉強したい!」そう思ったので、日本に戻ったあと、関西にある通訳学校に通い始めました!

永田:通訳学校を選ばれた理由というのは?

敦子トレーナー:とにかく、中級者以上が学べる場という観点で探しました。ですので、特に通訳になろうといった明確な思いはありませんでした。

永田:ここまでお話をうかがって、敦子トレーナーは、子育てしながら勉強する親のロールモデルだなと思いました。隙間時間で勉強して、コツコツと続けて、結果も出す!という気概をお持ちですもんね。独学することは以前から得意でいらっしゃったのでしょうか。

敦子トレーナー:独学は決して得意!というわけではありませんが、やるしかないという思いで学び続けました。暗闇の中に一筋光がみえたら、それを頼りに歩く…といった具合です。

永田:すごいです!お子さんもいらして、きっとじゅうぶんに時間を取れない時もあったと思うのですが。

敦子トレーナー:そうですね。けれど、子どもに手がかかるときでも、子どもがいるからこそ、勉強するといいと私は思っています。

永田:というと。

敦子トレーナー:受講生さんの中にも子育て真っ最中の方がいらっしゃいます。みなさん「子どもを寝かしつけてから勉強します。」と言われますが、私は、子どもが起きている時間にこそ勉強をして、親が何かを学んでいる姿を見せたらいい!と考えています。

もちろん、これはお子さんの年齢にもよりますし、一概には言えません。が、私自身は、自分が学ぶ、しかも「楽しそうに」勉強している姿を子どもたちに見てもらって、良かったと感じています。

子どもがいるから”こそ”勉強すべき

永田:子どもがいることが学習の足枷になるなんてことはないのかもしれませんね。まして、親がイキイキと学ぶ姿でいたら、それほど素晴らしいお手本はないのだと感じます。「勉強しろっ」て言われて、勉強するわけないことは、自分を振り返っても身に染みて理解できますし(笑)

敦子トレーナー:子育てに時間を取られている間はいいのですが、子どもが巣立ったあと、自分に何が残るんだろうとも考えました。この先の自分のためにも、勉強を続けてきたのだと思います。

永田:敦子トレーナーがずっと勉強を続けてこられた理由のひとつが、ご自身の将来についての展望にあったのかもしれませんね。

敦子トレーナー:しつこいですよねぇ。ずっと勉強して(笑)

永田:まさか!

敦子トレーナー:仕事も辞めて、専業主婦だったわたしには特にコネなんかもありません。仕事を得たり、何かを成そうと思ったら、資格を取ったりだとか、コツコツ勉強するしかないんですよね。

永田:コツコツ続けるってそれだけでもう賞賛に値すると思います。ご受講生様に、学習を継続するための心構え、ポイントなどお伝えいただけますでしょうか。

敦子トレーナー:そうですね。確かな中国語力をつけるためには、やはり何においても基礎が大事だと感じています。ピンインや文法、基本的な語彙ですね。土台の部分が完成したら、そのうえで毎日、中国語を最低2時間、聞くことを継続していただきたいです。

永田:基礎と言いますと、具体的にどの程度のレベルでしょうか。

敦子トレーナー:そうですね、HSK3級くらいは必要でしょうか。「聞き取れない」状態から、「聞き取れる」ようになるにあたっては、きっと脳の中で様々な変化が起こってるんだと思うんですよね。脳って面白いなぁって思います。

永田:目には見えませんけれどね。

敦子トレーナー:学習効率をあげるために、脳の仕組みもうまく活用できたらと思って、これまでに何冊か本を読んだりもしましたよ。それを今、ご受講生様にお伝えすることもあるので、かつての学びが今、活きているなって実感しています。

永田:脳科学の本まで!つくづく、強い向学心を感じます!そもそも、敦子トレーナーは、どういった経緯でトレーナーのお仕事を始められたのでしょうか。

敦子トレーナー:コロナが大きく影響して、それまで続けていた通訳案内士のお仕事が全くなくなってしまったんです。その時に、改めて「自分は何がしたいのかな」「自分には何ができるのかな」を見つめた時、台湾の時に出会った発音の先生のことが頭に浮かびました。

生徒ひとりひとりに向き合って、発音を向上させてくださった先生でしたが、「私も、あのようなことがしたい!」と思っていることに気づいたんですよね。

永田:なるほど。

敦子トレーナー:中国語を教えることで、生徒さんご自身の人生が豊かになれば良いなと思います。また、私自身、通訳案内士のお仕事をする中で、中国語を理解し、使える日本人がもっと増えて欲しいという思いも持つようになっていました。

現状、日本におけるインバウンドの世界で働く人の多くが、中国の方です。ですが、今後はより多くの日本人が、中国語や英語を使って、外国からのお客様をおもてなししたり、自分たちの国の良さを伝えることができるようになるのが理想だと感じています。

永田:素晴らしい志だと感じます。敦子トレーナーご担当のご受講生様も、敦子さんの思いに触発されている方が多いのでしょうね。トレーナーの皆さんのお話をうかがっていると、それぞれに「名言」をお持ちだということが、わかります。

今回、敦子トレーナーからも例にもれず、いくつかの名言が飛び出しました。これからも、ご自身の学びを続けながら、ご受講生様にも学ぶことの意義や楽しさ、ぜひ伝えていってください!

フルーエントからのご提案~学習のTips~

親が何かを楽しく学んでいる姿を自分の子供に見せることができる環境は、とっても理想的なものだと感じました。勉強がどうして大切なのか、「勉強しなさい」というだけでは、やはりなかなか伝わらないもの。

その点、「あぁ楽しい!」「こういうことができるようになって、嬉しい」そんな、親のリアルな姿を間近に見ることができれば、きっと子供は「勉強は楽しいもの」と実感でき、自発的に学んでいくのかもしれませんね。

楽しい、という気持ちで学ぶことは学習者本人のみならず、周りにもいい影響を与えるのではないでしょうか。学習のTips、本日お伝えしたいのは、「学ぶことが楽しい」と思える状態をキープするためにできること。私はよく、「日本人で、勉強をすることで外国語を使いこなせるようになった方の動画」を観ていました。(芸能人の方が英語を使っているシーンを切り取ったものなど)勉強を積み重ねていけば、こうなれる!という自分の理想を感じることができましたし、時にはその人に「なりきって」動画の外国語をリピートしてみたりして、自分のテンションをあげていました。

動画でもよし、映画でもよし、できれば視覚と聴覚の両方から「理想をリアルにイメージできる」ものに触れると、「楽しい」をキープしながら勉強ができるのではないかなと思います。

記事をお読みいただきありがとうございました。

中国語ゼミ読者のみなさまは、

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中国語ゼミ編集部

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編集部のスタッフはの在住地も中国・日本・ヨーロッパと様々です。フルーエント中国語学院(https://fluent.asia/tsushin/)の
現役トレーナーも執筆しています。ゼロから中国語の勉強をスタートさせて、HSK6級や旧HSK7級を取得した上級者だからこそわかる、
効率的な勉強法や挫折しないためのコツをお伝えします。
今やどこでも学習できる時代!中国語や中国文化に興味ある仲間を増やすことが私たち中国語ゼミの願いです!

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