中国語のプロが選ぶ!レベル別おすすめ文法書

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中国語の勉強を頑張っているあなたは、「文法の壁」にぶつかっているかもしれません。

「文法の壁」は、やり方次第でうまく乗り越えることができるので、心配しないでください!今回の記事では、勉強法に悩んでいる方、今から中国語の勉強を始めたい方のために、中国語学習指導のプロが選んだおすすめの文法書と、文法を効率的にマスターできる勉強法をお伝えします。

「文法の壁」を確実に乗り越えて、中国語をマスターしましょう!

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講師は、中国語ゼミ監修者の三宅裕之。2001年に語学コーチングスクールを設立し、今まで15,000人以上を指導した語学×コミュニケーション力開発のプロフェッショナルです。

無料とはいえ、日本人が中国語を学ぶ驚きのメリット、話す力・聴く力が同時に上達する学習法を解説しますので、一生モノの知識を得られるはずです。

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1. 中国語をマスターできるおすすめ文法書・教材

文法書を選ぶ際に重要な点は、「構文(語順)」が身体で覚えられる構成になっているかどうかです。そのために、文法項目ごとに例文が載っているもの・音声教材があることが必須です。選りすぐりの教材をご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。

1-1. 入門レベル

中国語をこれから勉強する方におすすめの教材をご紹介します。レベルとしては、HSK1〜3級程度です。はじめにマスターするべき発音と、基本の文法の両方が分かりやすく収録されているので、1冊目の教材としても最適です。

1-1-1.「新ゼロからスタート中国語 文法編」と「ゼロからスタート中国語 文法応用編」

新ゼロからスタート 中国語 文法編」・「新ゼロからスタート中国語 文法応用編」(アルク)

 中国語を一からスタートする向けの教材です。文法編では、文法よりも重要だと言われる発音をしっかり学んでから基礎的な文法を身につけられる構成です。45の「文法公式」で、文法の基本をマスターできます。 文法応用編では、文法がとても簡潔に覚えやすくまとめてあります。基礎段階では、シンプルな例文の練習を繰り返して身体に染み込ませていくのがマスト。この2冊をワンセットで使うことをおすすめします。

1-1-2.「新訳第3版 中国語会話301(上)」と「新訳第3版 中国語会話301(下) 」

新訳第3版 中国語会話301(上)」・「新訳第3版 中国語会話301(下)」(語文研究社)

 「中国語会話301」シリーズは、初めて中国語を勉強する人のために作られた参考書です。日常的に使われる基本的な会話文を通して文法を学ぶことができます。 1つの章に対して、基本文、会話、入れ換え練習、単語、詳しい文法、練習問題といった内容で、私たち中国ゼミがおすすめしている勉強法の一つ、「入れ替え練習」が組み込まれています。

基本文も要点が押さえられた簡潔な文で暗記しやすいのもポイントです。 簡単な文法を繋げて会話を成立させるための様々な工夫がされていて、多くの会話練習をすることができます。 

1-2. 初級レベル

中国語の基本文法をひと通り学習した方、HSKでいえば3級~4級くらいの方におすすめの文法書をご紹介します。基本は分かっているけれど、中国語の語順が複雑で、うまく文を組み立てられない…という方は是非参考にしてみてください。

1-2-1. [CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【初級編】

[CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【初級編】」(コスモピア)

 中国語習得に重要な語順を身体で覚えることに重点をおいた教材です。同じ品詞、似ている意味・形・用法の単語が1ページにまとめられていて、一つの項目に一つの短文を暗記する方式で進められます。

難易度的にはHSK4級レベルで、音声教材はシャドーイングにも最適です。この本1冊をマスターすれば、文法の基礎が固まり中国語表現の幅も広がります。基本の語順を体得して、会話力の向上を目指しましょう。

シャドーイングの方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
シャドーイングで語学をマスターする方法

1-3. 中級レベル

中国語の基本的な語順は、ほぼマスターしている方、HSKでいえば4級~5級くらいの方におすすめの文法書をご紹介します。短文での表現はできるけど、少し複雑な内容だと戸惑ってしまう…という方は、是非参考にしてみてください。

1-3-1. [CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【中級編】

[CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【中級編】」(コスモピア)
 中国語の語順を身体で覚えることに重点をおいた、「口を鍛える」中国語シリーズの中級編。同じ品詞、似ている意味・形・用法の単語が1ページにまとめられていて、600の例文が収録されています。 Part1〜2では短文、Part3では複文、Part4では慣用表現といった構成で、段階的に習得するための工夫がされています。結果補語や方向補語なども、日常会話でよく使われる用法のものを多く収録しているので、初級から一歩進んだ中国語会話を習得できます。 HSK5級相当の内容で、HSK対策にも使えます。合格するには、この教材の内容を全てマスターできるようトレーニングしましょう。

1-3-2. CD2枚付 口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング

CD2枚付 口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング」(三修社)
基本的な中国語の学習は一通り終わったけど、思うように話せない。そんな人を対象に、スピーキングスキルを体得することを目的とした教材です。付属CDは約2時間半、作文問題を出し続けます。まさにトレーニングといった内容ですが、このトレーニングを続けることで、条件反射的に中国語が口から出てくるようになります。

1-4. 上級レベル

中国語の基本語順や会話をかなりマスターしている方、HSKでいえば5級〜6級くらいのレベルの方におすすめの文法書をご紹介します。今の会話力に加え、より豊かな表現を身につけるためのステップアップ本です。

1-4-1. [CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【上級編】

 「 [CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【上級編】」(コスモピア)
全75課、計600の例文の中で、上級レベルの900の単語を収録。今まで学習した語順の基礎を活かして、より豊かな表現力が身に付けることを目標としています。副詞や複数の意味を持つ前置詞等を整理して弱点を補強し、補語を使った多彩な慣用表現をマスターできる構成です。 「使えなくても会話には困らないし、聞けば理解できるけれど、自分では使えない」という中級の壁を越える表現を、確実に体得するための教材です。

1-4-2. CD2枚付 口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング

CD2枚付 口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング」(三修社)
 こちらの教材は中級レベルでおすすめした文法書と同じものです。「日本語を聞くと、すぐに中国語が出てくる」というレベルに達するには上級者でもトレーニングを重ねて身体に染み込ませることが必要になります。「体得させる」という事に特化した教材です。 

 

2. 中国語をマスターするための効率的な勉強法

中国語の動詞は日本語や英語のように活用しません。そこで大切になってくるのは、語順です。中国語はルール通りの語順で話して、やっと意味が通じます。

しかし一つ一つ「語順のルールを覚えること」は時間がかかる上に忘れやすく、効率的ではありません。「語順を体に染みこませていく」ことが中国語の文法習得への近道です。ルールを覚えることではなく、伝えられるようになることが語学習得のゴールです。

2-1. 一つの文法に対して一つの例文を暗記する

文法教材には、一つの文法ルールにつき複数の例文が載っています。その中から一つの例文のみを暗記します。残りは捨ててしまいます。ただし、覚えるべき例文は、日本語を見ただけでその内容の中国語がすぐに言え、かつ、書けるレベルまで練習します。もちろん発音も完璧を目指します。

2-1-1. 例文を暗記するために最適な勉強法は「シャドーイング」

「シャドーイング」とは、「聞こえてくる音声を、聞こえたとおりに発音していく」練習法です。繰り返すことで、「聞き取る・話す・読む」といった3つの力が一気に身に付きます。

最終的な目標は、ネイティブの音声を聞きながら、何も見ずに、発声できるようになることです。ここまで達成すれば、単語の意味、正しい発音やアクセントが身体に染み込んだということ。次に同じ単語や文章に出くわした時、母国語のようにすぐに理解でき、また自分の口から出てくるようになります。

シャドーイングの効果や方法は、こちらでさらに詳しく解説しています。
シャドーイングで語学をマスターする方法

2-2. 覚えた例文の単語を入れ替えて練習

1つの例文を完璧に覚えたら、次に言い換えの練習をします。

例えば「我去吃饭了(私はご飯を食べに行きました)」という例文なら、「我」や「吃饭」の部分を別の単語に入れ替えます。

ご飯を食べに行きました 。 吃饭了。
彼女本を買いに行きました。 买书了。

こうした応用練習を行っていくことで「話す」力と「書く」力を同時に鍛えていくことができます。さらに、他に覚えた中国語単語を、組み合わせて使う応用力も養うことができます。

せっかく選んだ文法書、どうせなら効率的に使いたいですよね。紹介した文法書の力を120%活用するための方法は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

 

中国語文法を効率的にマスターしよう

いかがでしたか?基礎からしっかり習得し、中国語に大切な語順を身体で覚えるためにも、レベルに合った文法書を選ぶことが重要です。語順のトレーニングを重ねれば、応用で様々な言い回しができます。思っていることを中国語で思った通りに表現できる日も夢ではありません。紹介した学習法で効率的に文法書を使って、中国語をマスターしましょう!

記事をお読みいただきありがとうございました。

中国語ゼミ読者のみなさまは、

・ネイティブとの会話を楽しみたい
・仕事で中国語を使えるようになりたい
・HSK、中国語検定に合格してキャリアアップしたい
・ドラマや映画を字幕なしで楽しみたい
・旅行で使える中国語を身につけたい


などなど、夢や目標をお持ちだと思います。

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