中国語の発音|子音を効率よく覚えるコツ・練習法・教材まとめ

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中国語を勉強する日本人がぶち当たる壁は、「中国語ならではの発音」。中でも「子音」の発音は、舌の位置、口の形、息の出し方が独特なので難しさを感じてしまいます。

私(中国ゼミライターH.T)は、発音の習得にかなり苦労しました。特に子音の「r」と「l」が入る単語です。学習を始めて1年経った頃、中国人の友人から「日本(Rìběn)」と「旅行(lǚxíng)」の発音が間違っていることを指摘され、ショックを受けました。

当時、私は中国人講師から基礎を習っていて、ネイティブの発音をマネしながら練習に励んでいたのです。しかし、どうしても舌の位置や息の出し方が理解できず…モヤモヤしながらも1年間のマンツーマン指導を経て、HSK4級を取得。直後に、発音を間違って覚えていたという悲しい現実に直面したのです。漢字がわかって「中国語が読める」日本人だから、検定試験は通ってしまうんですね。

その後、発音をゼロからやり直すことを決意し、フルーエント中国語学院 通信講座で学びなおしました。2ヶ月間、発音トレーニングに打ち込んだ結果、中国人から「きれいな発音だね」と褒められるようになったのです。

難しい発音は、ネイティブの音だけを頼りに訓練するのではなく、日本語での説明と発音のポイントを理解した上で練習するのが近道です!子音の発音をマスターしたいあなたへ、具体的にどのような方法が効率的なのかこの記事にまとめました。

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1. 中国語の発音「子音」21個を覚えるコツ

中国語の子音とは、例えば「qī チー (七)」の発音で言うと、頭にくる「q」のこと。子音が単独で音になるのではなく母音「ī」を重ねて「チー」と発音されます。子音の発音を効率よくマスターするために、まず中国語発音の全体像を理解しておくとスムーズです!

中国語には、日本の「あ、い、う、え、お」に当たる母音が36個、それに伴って発音する子音が21個あります。母音と子音の組み合わせて、約400もの音が存在します。

さらに「声調(四声)」という4種類の音程の上げ下げが加わり、全ての発音を合計すると約1,600通り(厳密には1300くらい)にもなります。

こんなにも多くの音があるの?と、驚いたかもしれませんが、嬉しいことにアルファベッドで表記されているピンインの約7割は日本語の「ローマ字読み」ができます。残りの約3割は、口の形、舌の位置を工夫することでスムーズに覚えられます。

中国語発音を学ぶ際、日本語の50音のような発音表記の一覧「音節表(ピンイン表)」を見ながら覚えていきます。音節は、「韻母(母音)」と「声母(子音)」に分けられ、1つ1つが音の最小単位になっています。

ここまでサラッと理解できたところで、今回のテーマ中国語発音「子音」を学んでいきます。「子音」とは、音節の頭にくる音のこと。子音のみでは発音しにくく、子音+母音で1つの音が完成します。子音の練習では( )内の母音をつけて発音するようにしましょう。

中国語の子音・21個をグループ分けした表を確認し、実際の音声を聞いてみてください。

唇音(しんおん) b(a), p(a), m(a), f(a)
舌尖音(ぜっせんおん) d(a), t(a), n(a), l(a)
舌根音(ぜっこんおん) g(a), k(a), h(a)
舌面音(ぜつめんおん) j(i), q(i), x(i)
反り舌音(そりじたおん) zh(i), ch(i), sh(i), (i)
舌歯音(ぜっしおん) (i), (i), (i)
https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2015/05/90032.mp3

この中で、特に注意が必要な子音は「反り舌音」「舌歯音」の区別。日本人が苦手とする音ですが、先にポイントをつかんでおけば難しくはありません。

1-1. 子音のポイントは唇と舌の使い方

子音の発音を難しく感じる理由の一つは、唇と舌の使い方が独特であること。

例えば、子音「b」を含む「包(bāo)包む」は、音だけ聞くと「バァォ(パァォ)」と聞こえます。しかし厳密には日本語の「ボ」と「ポ」の中間に位置し、空気を前に出さないように発音する音。唇を閉じた状態から開けて、すぐに前と後ろの音が繋がるように発音します。

このように、一度に唇と舌、息の吐き方、強く発音する位置など、複数の注意すべき点があるので難しく感じるのです。

言い換えれば、唇と舌の使い方を効率よくマスターすれば、子音の苦手を克服しやすくなります。

1-2. 中国語の発音を効率的にマスターする4つの方法

1章でお伝えしたように、中国語の発音は約1300あり、日本語の50音に比べると数が多く、日本語には存在しない発音もたくさんあります。

中国語をモノにするためのキーポイントは、子音も含めた「発音の習得」。難しいと言われる「発音の壁」を難なく乗り越えるためには、先に学習法のポイントを理解しておくことが大切です。

発音練習を始める前に、以下4つのポイントを確認してください。

効率的に発音をマスターする【4つのポイント】

  1. まず頭で音の違いをしっかり理解した上で発音練習を繰り返す。
  2. 発音トレーニングは大きな声で
  3. 声調と口の動きを強調する
  4. 日本人と中国人の両方から教わる

発音練習の前に、音の違いを詳しく説明している教材を読んだり、日本人の中国語講師のレクチャーを受けて、論理的な理解を深めておきましょう。オススメの参考資料は、3-2で紹介している教材、3-3の発音教材・YouTube動画チャンネルです。

実際の発音練習では、普段より大きな声を出すことを意識しましょう。口の動き、4種類の声調(音の上げ下げ)を極端なくらい自分で再現することで、体で覚えることができ、自然と身につきやすくなるからです。

中国語の「正しい音」を覚えるためには、中国人講師の発音を見て聞いてマネをしたり、教材の音声を使ってトレーニングを繰り返します。「正しい音を出す方法」は、日本人講師から複雑な舌の位置や口の形などを日本語で教わるのがベストです。

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2. 子音の発音は21個|音声・動画で練習しよう!

中国語の子音は唇の使い方や舌の使い方、息の出し方などで分類されています。2章では、21個の子音を特徴ごとに分類し、分かりやすくまとめました。それぞれ音声・動画を掲載しましたので、確認しながら練習してみてください。

2-1. 無気音と有気音

項目 発音の特徴
無気音 息を抑えて発音する。子音と母音の間に時間差がない。

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/01-ba.mp3
有気音 ろうそくを吹くように息を強く吐いて発音する。子音と母音の間にほんの一瞬の時間差がある。

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/02-pa.mp3

無期音と有気音

実際にこの2つの音を聞くと「どこが違うの?」と感じる人も多くいます。それくらい、聞き比べないと違いが分からない音です。まずは何が違うのか理由を理解してから、耳になじむように何度も聴き比べを行いましょう。

一覧で見ると、次の表のとおりです。

無気音 有気音
b

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/03-bo.mp3
p

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/04-po.mp3
d

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/05-de.mp3
t

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/06-te.mp3
g

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/07-ge.mp3
k

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/08-ke.mp3
j

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/09-ji.mp3
q

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/10-qi.mp3
zh

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/11-zhi.mp3
ch

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/12-chi.mp3
z

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/13-zi.mp3
c

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2019/11/14-ci.mp3

発音時のポイントとして、無気音は音だけで見れば「ばびぶべぼ」のように濁音になる訳ではありませんが、日本人は濁音だと意識して発音した方が慣れやすいとされます。

有気音はラッパの「パ」の部分のように、子音が強くなります。息が一度に出るため、破裂音のような意識で口に出すと発音しやすいでしょう。口の前に薄い紙をかざし、揺れるくらいの強さで練習すると効果的です。

2-2. 唇音

唇音(しんおん)には「b,p,m,f」の4つがあり、口を閉じて力をいれ、勢い良く口を開いて発音することが特徴です。唇で音を調整するため、唇の動かし方に特に意識を向けて覚えましょう。

ピンイン 発音の特徴
b(o) 閉じた唇から貯めた息を出す
p(o) 息をたくわえ、息で口の閉じを破るように。
m(o) はじめは唇をしっかり閉じて、鼻にとおす感じで「ンモ」のような音を出し、口を開けると同時に「オー」に移る。
f(o) 英語の「f」に近い。下唇をすこしかんで、その隙間から強く摩擦音を押しだすイメージ。「フォー」ではなく「フオー」の感じ。少し「f」の摩擦時間を長めに。

正しい発音をチェックしたい方は、下記の動画を是非ご覧ください。

2-3. 舌尖音

上の歯茎と舌先をくっつけた状態で始め、離すと同時に声を出すのが舌尖音(ぜっせんおん)です。発音するとき離す場合と、離さずに鼻から息を出すように発音する場合も含まれます。

日本語で言うと「だぢづでど」など音が濁る時に似たような口の動きをしますが、中国語では音が濁らないように注意しましょう。

ピンイン 発音の特徴
d(e) 舌を上の歯茎につけ、唇を平たくし、舌を上あごの裏にくっつけた状態にセットして「ドゥアー」という感じ。なるべく音が濁らないイメージ。
t(e) 「de」の有気音。舌を上の歯茎につけ、平たい唇のまま、意識的に息だけをだす時間を作って「トゥアー」のように。
n(e) 舌先を上あごの裏から離しながら、鼻から息をだす。「e」の発音を意識して。
l(e) 意識して、唇を平たくしたまま、舌先を上あごの裏に強く当てたまま声を出すのが中国語の「l」です。英語の「L」とは違うので注意。

2-4. 舌根音

舌根音(ぜっこんおん)は舌を後ろにひっこめるようにしながら、舌とのどに力をいれて発音します。

ポイントは、唇を丸めないようにし、左右へ唇を引いた状態で発音することです。

ピンイン  発音の特徴
g(e) 唇をひらたく保ったまま、息をおさえて、喉から音を出すように「コー」または「クオー」という感じで。
k(e) 「ge」の有気音。gaの要領で有気音で発音。
h(e) 上の2つと同じ口の構え。摩擦音ですが、「e」がしっかり身についていれば、その前に「ホ」をつけて、「ホォー」「ホァー」という感じ。唇を丸めないように。

舌根音「g,k,h」の発音は、こちらの動画をご参照して練習してください。

2-5. 舌面音

2-3. 舌尖音とは反対に、舌先を下の歯茎の裏につけたまま発音するのが舌面音(ぜつめんおん)です。

ただし唇の動きは、唇を思いっきり横に引く点と、音が濁らないように注意する点は同じであるため、聴き比べながら違いを覚えていきましょう。

ピンイン 発音の特徴
j(i) 唇を左右に引き「ジ」と「チ」の間くらいの音。
q(i) 唇を左右に引き、息を出しながらはっきり「チ」の音。
x(i) 日本語の「シー」。唇を横に引く(i)を意識して。

舌面音の詳しい解説は、次の動画でもチェックできます。発音時の口の動かし方、唇の動きは動画で見た方が効率よく学べます。ぜひ映像で確認しながら練習を繰り返してください。

2-6. 引き舌音(そり舌)

日本人の苦手な音の1つで、舌の位置をきちんと覚えることが大切です。

まず舌先で前歯の裏から上あごを舐め上げ、くぼみが始まるところまで舌を下げます。歯を閉じて、唇は少しだけ開くのがコツです。舌は発音する間、最初から最後まで巻いたままキープしましょう。

ピンイン 発音の特徴
zh(i) 「舌の位置、セット」と「タコの口」をイメージし、奥歯を噛み合わせたまま舌をそり上げ、隙間から息を漏らすように「ジ」。
ch(i) zhiの有気音。舌をそり「チ」と発音する。舌はいったん上につく。
sh(i) 「舌の位置、セット」と「タコの口」をイメージし、無理やりに「シー」という。zh、chと違うところは、舌が1度も上につかないというところ。
r(i) 「shi」を伸ばして言うと、最後は「イー」という音が残る。この時の口で「リー」という。「shi」と同じで舌はひこっめた状態で口の中のどこにもつかない。

舌の位置は動画でもなかなか確認しにくいもの。ぜひ実際に自分が発音した音を録音して、自分の耳で聴き比べながら「舌の正しい位置」を見つけていきましょう。

こちらの動画では、そり舌音「zhi,chi,shi」の音の出し方を詳しくご説明しています。自分の発音と比べて練習にお役立て下さい。

2-7. 舌歯音

唇をやや左右に引き、舌先を上の前歯の裏に押し付けて発音する舌歯音(ぜっしおん)は、特に日本人には馴染みがなく、難しいと感じる人が多いのが特徴です。

ピンインで当てられているアルファベットとは読みが異なり、「i」は「ウー」に近い音を表します。ついつい「i」の表記につられて発音しそうになりますが、「イー」の音にならないよう注意しましょう。

ピンイン 発音の特徴
z(i) 舌先を上の歯の裏にあて、アゴを下にひき声を抑えるようにして、短くあいまいに「ズ」を発音する。
c(i) 舌先を上の歯の裏にあて、激しく息を吐くようにして、短くあいまいに「ツ」を発音する。
s(i) 舌先を下の歯の裏側につけ、舌と上の歯のすき間から息を出すようにして、摩擦させながら「ス」に近い音を発音する。自転車の空気が抜けるイメージで、sの子音をはっきり出す。

より詳しい発音方法は、下記の動画でも解説しています。実際の発音を聞きながらトレーニングして、舌歯音を克服しましょう。

3. 子音の発音を効率よく勉強するポイント

子音の発音を最短でマスターするためのポイントは3つ

  1. 有気音・そり舌音を重点的にする
  2. 口の形を目で見て実践
  3. 動画をフル活用

3章では、それぞれの勉強法のコツを紹介します。

参考:中国語発音の一覧「ピンイン表」にて、全ての音声を確認できます。まずは教材や動画を見ながら口の形や舌の位置、息の出し方を理解して、実際の音声を聞きながらトレーニングをしてみましょう。

音声付ピンイン表

中国語発音【声調別音声付き】ピンイン表(音節表)はこちら!

3-1. 有気音・そり舌音を重点的に

日本人が苦手な音である有気音とそり舌音は、特に重点的に取り組みましょう。

有気音は「口先で音を破裂させるような音」とあえて意識しないと、実際に発音すると人から聞くと「音が弱くて聞こえない」という事態を招いてしまいます。

正確に聞き取ってもらえないと言葉の意味そのものが変わってしまうため、最初のうちは大げさと思うくらい大きな声を出しましょう。

一方、そり舌音(引き舌音)は日本語にはない口の形や舌の動きを行うため、はじめは正確に発音できない日本人が多い音です。

たとえば「我是日本人。(Wǒ shì rì běn rén) 私は日本人です」は、子音5つのうちそり舌音が「shi、ri、ren」の3つも含まれています。つまりそり舌音が正しく発音できないと、自己紹介もうまくいかなくなってしまうのです。

変な癖がついてしまう前に、日本人講師から指導を受けて音の出し方を習得することをオススメします。

3-2. 口の形を覚える

発音の際、舌の位置や息の吐きだし方は合っていても、口の形が違っている場合があります。発音がしにくい場合、口の形が上手にできていないことが多いため、徹底して形を真似ることが大切です。

参考にする教材は、口の形をしっかり覚えるために、大きく映っている画像やイラストが載っているものがおすすめです。鏡を使って自分の口の形を確かめながら、大げさに思えるくらい教材を真似てみましょう。

ここでは、発音をマスターするときに便利な教材を2つ紹介します。

『紹文周の中国語発音完全マスター』(アスク出版)
  「発音」の学習に特化した教材です。この教材のよいところは、「発音の仕方について、イメージしやすい解説がある」「舌の位置や口の形を示す図や写真がある」「 CDがついていること」。詳細な解説が特徴で、口の型と舌の位置が丁寧に書かれており、大人が中国語の発音を「頭」で理解するのに役立ちます。
価格(税込) 1,980円
販売サイト 商品を見る
『アタマで知り、カラダで覚える中国語の発音』(アルク)
  日本人にとって難しい発音を重点的に分かりやすく解説している教材です。
音の出し方について、舌の使い方や口の形など、詳しい説明があるので、理論的に理解することができます。初心者の中国語の発音学習におすすめ一冊です。
価格(税込) 4,880円(新品が売り切れの場合もあり)
販売サイト 商品を見る

まず『紹文周の中国語発音完全マスター』は、舌の位置や口の形まで分かる図や写真と共に、CDも付属するため、理論を理解しながら発音を覚えたい人にピッタリです。

次に『アタマで知り、カラダで覚える中国語の発音』は、内容はとても丁寧で初心者が一から発音を理解するのにぴったりな一冊です。しかし残念ながら現在は絶版となっており、手に入りにくいという難点があります。

確実に手に入れたいのであれば『紹文周の中国語発音完全マスター』、もし新品で手に入る機会があれば『アタマで知り、カラダで覚える中国語の発音』をおすすめします。

3-3. 発音は動画から学ぶ

ピンイン表や本だけでは、発音を完全に習得することは難しいもの。何故かというと、実際の口の形の例がないことが多く、自分の発音が合っているか分からないためです。

口の形と音が同時に分かる動画は、本やピンイン表の弱点を補うのにぴったりな教材です。

特に「j(i)とzh(i)」「x(i)とsh(i)」「q(i)とch(i)」はピンインでは同じように見えますが、実際の発音を聞くとそれぞれ異なります。動画を注意深く見ながら繰り返しトレーニングしましょう!

繰り返し練習するときにおすすめの教材を紹介します。

見てマネ60

見てマネ60

発音をマネする方法、発声法、口の開き方を日本人トレーナーが丁寧に解説。その上で中国人トレーナーのお手本を聞く流れで効率よく学べるオススメ教材です。
全6巻ありますが1回あたりの分数は30分と短く、勉強時間の確保が難しい方にもおすすめです。中国語を聞き取る力も一緒に育ち、およそ60日で中国語の基礎となる発音・声調のマスターを目指せます。

フルーエント中国語学院 YouTube動画

フルーエント中国語学院 YouTube動画

フルーエント中国語学院が提供するYouTubeチャンネルは、1回あたり視聴時間が3~15分程度と短く、母音や声調の発声練習など内容ごと細かく区切られています。そのため自分が学びたい内容を、通勤の移動時間などスキマ時間を活用して勉強できるのが特徴です。

まとめ

  • 中国語の発音は全部で約1,300通りもある
  • 最初に子音の発音を重点的にマスターして効率よく勉強をすすめよう
  • 発音するときは口の形や舌の動かし方、息の使い方に注目
  • 動画を使ってスキマ時間を活用しよう

中国語の発音の中でも、子音は日本語にない音が多く、口や舌の動かし方、息の使い方が独特です。実際、中国語を自在に操るほど上達した日本人でも、完璧に発音できないことも多いもの。最初の段階から重点的に発音トレーニングを積み重ねることで、後の学習がグッと楽になります。

今回紹介した動画や解説を繰り返しチェックしながら、正しい発音をマスターしていきましょう。

記事をお読みいただきありがとうございました。

中国語ゼミ読者のみなさまは、

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