10分でわかる東洋医学のすべて〜東洋医学とは?漢方とは?鍼灸とは?

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東洋医学
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「東洋医学ってそもそも何?」、「興味はあるけれど難しそう・・・」などにお応えすべく「東洋医学」をギュギュッとまとめてみました。

  • 「東洋医学と中医学とは違うの?」
  • 「東洋医学は漢方や鍼灸だけじゃないの?」
  • 「東洋医学も四千年の歴史があるの?」
  • 「東洋医学というのは日本だけ?」

など「東洋医学」にまつわるハテナ?を解消します。

「東洋医学」とは日本では一般的に、中国で成立した医学全般を指すことが多いです。
たとえば、漢方や鍼灸や気功などです。

「東洋医学」に興味のある方が、他の中国の文化にも目を向けてみると「東洋医学」の理解が深まります。その国の文化を理解するにはやはり言葉を学ぶのが一番です。中国語にも興味を持っていただけると嬉しいです。

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1 東洋医学ってなぁに

1-1 東洋医学と西洋医学の違いは“体の見方と治療のアプローチ”

東洋医学と西洋医学の違いを一言でいうと、人体を診る視点が違うということ。
西洋医学がミクロ的な見方でどんどん細分化されているのに対し、東洋医学はマクロ的な見方で全体とそのバランスはどうかということを大切にしています。

治療に関しても、東洋医学は病気の原因となっているものに対してアプローチする根本治療が基本、西洋医学は出ている症状に対してアプローチする対処的治療が基本という違いがあります。

1-2 東洋医学が有用な症状はざっと70以上!

米国NIH(国立衛生研究所または国立保健研究所)が有用とした症状は約11の科で70症状以上もあるのです!
代表的なものは、頭痛・生理痛・更年期症状・不眠・胃腸障害・耳鳴り・難聴・肩こり・腰痛・五十肩・眼精疲労・夜泣き・かんのむしなどです。

最近ではさらに様々な研究が進み、東洋医学が有用とされる疾患や症状は増えています。

1-3 東洋医学って漢方や鍼灸や気功のこと

日本では一般的に、中国で成立した医学で漢方や鍼灸や気功などのことを指すことが多いです。

広い意味では、アジア全般に伝承される医学、すなわちペルシャを起源とするイスラム医学、インド医学、中国医学、チベット医学、モンゴル医学など。

1-4 東洋医学と中医学の違いは言葉の差

東洋医学と中医学は同じものを指します。

東洋医学とは西洋医学に対しての言葉で、中国では一般的に「中医(ヂョンイー)」や「国医(グゥォイー)」と言い、西洋医学のことは「西医(シーイー)」と言います。

日本で「漢方薬」と言われているものは、中国では「中薬(中药 ヂョンイャォ)」と言いますが、最近では日本の影響からか「漢方(汉方 ハンファン)」という言葉も使われています。

学問としては「本草学」や「中薬学」です。

ちなみに中国で日本の漢方医学(鍼灸学)のことは「皇漢医学」といいます。

1-5 東洋医学の成立は約二千年以上も前!

東洋医学の起源は、古代中国において二千年とも三千年とも言われます。

考古学的研究から、紀元前500年頃の春秋戦国時代には、中国固有の自然観と自然への観察から得られた経験的医術として、本草(薬学/漢方)、鍼灸、按摩などの徒手療法、道教・仙術の影響による導引術・按蹻(あんきょう)が成立していた事がうかがえます。

紀元前2世紀(前漢)の墳墓である馬王堆漢(まおうたいかん)墓(ぼ)からは14種の医書が出土しており、灸法に関する医書が確認されています。その他中山王劉勝(ちゅうざんおうりゅうしょう)(三国志で有名な劉邦の先祖)の墳墓からは、金・銀製の治療用鍼が出土しています。

儒教の思想家の孟子の逸話・問答集である『孟子(もうし)』(紀元前400年頃)には、“いまの王のたらんと欲するものは、なお七年の病に三年の艾を求むるがごときなり”という一文があり、戦国中期には灸に用いる艾の存在が裏付けられています。

*導引術・按蹻(あんきょう):古代における健康体操

2 体内の5大要素を知って得するインナー美容

2-1 人間の素は「精(せい)」

■キレイになるための行動 ⇒ 働き過ぎ、遊び過ぎをセーブして「先天の精(せんてんのせい)」を温存

「精」には大きく分けて二種類、「先天の精(せんてんのせい)」と「後天の精(こうてんのせい)」。

「先天の精」は両親から受け継いだもので、成長・発育のために使われます。大人になってハードに働いたり、遊びすぎるとガクンと減ってしまい老化が早くなってしまうので要注意ですよ!

「後天の精」は誕生後、飲食物より生成されるもので栄養とエネルギーの素。

さらに「先天の精」が無くなってしまわないようにサポートする役目もあるので日頃食べるものがとても大切になります。

2-2 無意識をコントロールする「神(しん)」

■キレイになるための行動 ⇒ ストレス発散のための引き出しをいくつか用意、日頃からご機嫌の自分をカスタマイズ

「神(しん)」は五臓の中に納まって、生命活動を支配・コントロールしている気で五種類あります。神気(しんき)ともいいます。

神気(しんき)は、その人からふわっと湧き出る生命力としてとらえることもできます。

自分自身の精神状態を常に安定できれば、内臓の働きも安定します。すなわちその状態がインナー美容につながります。

顕在意識や潜在意識も神気の一部と考えられます。

神(しん) (心臓)に納まり神気の中で最高位。
生理現象そのもので生体のあらゆる活動をまとめ、特に精神活動(意識的活動)をまとめ運営。
魂(こん) (肝臓)に納まり人の本性を支える神気。
無意識的、本能的活動をまとめ運営し人格形成に関係していると考えられている。
死後、肉体を離れる。
魄(はく) に納まり、本能的行動や習慣化した日常動作を行わせる神気。  
死後、屍体とともに朽ち果て地に還る。
意(い) (脾臓)に納まり、単純な記憶や、思考を含んだ神気。
志(し) (腎臓)に納まり、目的をもって思ったり、思いを持続させる神気。

2-3 生きていく上で必要なエネルギーの「気」

■キレイになるための行動 ⇒ 身体のエネルギーの元となる食事、毎日の積み重ねがインナー美容に大きく関わると肝に銘じて口にするものを厳選する!

身体に必要なエネルギーを生み出すには、あなた自身の身体が必要としているものを過不足なく摂ることが大切です。

私たちが生きているということは、身体の中のエネルギーが十分にあり巡っているということです。「気」とはエネルギー。死んでしまうと身体の中のエネルギーは完全に失われてしまいます。

「気」は身体の中だけでなく、自然界はもちろん宇宙にもあって、「気」があるから宇宙や自然や私たちが存在しているということです。

2-4 栄養プラス潤すための血液は「血(けつ)」

■キレイになるための行動 ⇒ 身体に必要な栄養を確保するためにきちんと食事をするのはもちろん、内臓の働きを活発にするためにセルフお灸をする!(セルフお灸の方法はこちらをご覧ください。)

私たちは食事をすることで栄養が吸収され血液が生成されます。
全身に血液が送り届けられると同時に必要な栄養も供給されます。
ただ、内臓の働きが悪ければ栄養の吸収も低下し、「血(けつ)」の生成も低下します。

東洋医学では「血(けつ)」によって栄養が供給されると同時に細胞・組織・器官が潤されると考えています。身体の栄養状態が悪ければ、お肌はカサカサ、髪の毛もパサパサになります。

実際、胃の摘出手術をされた方はどうしても栄養が吸収されず貧血傾向でお肌もカサカサ。このカサカサは栄養が足りていなくて起こるのでクリームを塗ってもほとんど効果がないのです。

バランスよく栄養のあるものを摂るのはもちろん大切ですが、しっかりと消化吸収できる内臓の働きがさらに大切になってきます。

手足にあるツボにお灸をすることで内臓の働きをアップすることができます!

2-5 体内の水分は「津液(しんえき)」

■キレイになるための行動 ⇒ 水分補給はこまめに!汗をかく夏場だけでなく、空気が乾燥する秋と冬は要注意!

人間の身体の水分は大人で約60%、子供では約70%、年齢を重ねていくとどんどん低下していきます。

体内の各臓器の働きが良く、水分と栄養が十分に足りている状態がインナー美容、それは“艶”としてお肌に現れます。

お茶やコーヒーなどはカフェインなどが含まれているので、利尿作用がありトイレが近くなり逆に水分不足となります。

純粋なお水を飲むようにしましょう!

東洋医学ではこの体内の水分を「津液(しんえき)」と呼んでいます。「津液(しんえき)」は身体の必要なところを潤すのと同時に少し滋養もしています。

関節がスムーズに動くのも、この「津液(しんえき)」が関節を潤してくれているおかげです。

体内で不要な「津液(しんえき)」は汗や尿として体外に排出されます。

正常であれば粘膜を潤しますが、不調になり代謝が悪くなると痰や鼻水や涙として溢れ出てきます。

正常な水分代謝が行われるかどうかは内臓の働きによるので、お灸で内臓の働きをアップしておく必要があります。

3 東洋医学のベースは「陰陽」

■キレイになるための行動 ⇒ 身体のバランスがどうかを感じるために、五感の感度を上げる!

東洋医学の考え方のベースは「陰陽」で、自然界のものを全て「陰陽」に分類しています。
では「陰陽」とは・・・

雲が日を覆うこと →日陰、相対的に静止したもの、内向的、下降、寒冷など “冷やすエネルギー”

日が差すこと →南向き、積極的に動くもの、外交的、上昇、温熱など “温めるエネルギー”

東洋医学では、体内の陰陽のバランスが取れている状態が健康。バランスが崩れている状態は不健康ととらえています。
      

【陰陽図】・・・陰陽がちょうど半分、バランスのとれた状態=中庸(ちゅうよう)

 

体内での陰陽はというと、陰気(身体を冷やすエネルギー)と陽気(身体を温めるエネルギー)です。
自然界の変化、それに対する身体の変化を感じ、その変化に順応した生活をするためには自分自身の五感を上げるしかありません。

<陰陽分類>

方向性 末端
中心
自然界
西

人間
人体

4 自然界のものを5つにカテゴリー化

■キレイになるための行動 ⇒ 季節ごとに関係する内臓や感情や味覚などを知り、日常の参考にする!

東洋医学のベースは「陰陽」ですが、自然界のものをさらに5つにカテゴリー化しているのが「五行(ごぎょう)」です。
その5つは、木、火、土、金(ごん)、水の自然界にある5種の物質です。
季節によって、それぞれ対応する内臓や感情や味覚や色などがあります。

 
 
自然(大宇宙) 五行
五方 中央 西
五季 長夏
五気 湿
五能
(植物の発芽)

(植物の成長)

(開花)

(種の収穫)

(種の貯蔵)
五色
五味 鹹(かん)
五穀 黍(きび) 粟(あわ)
五畜
五菜 韮(にら) 薤(らっきょう) 葵(き) 葱(ねぎ) 藿(かく)(大豆の葉)
五果 李(すもも) 杏(あんず) 棗(なつめ)

 

人体(小宇宙) 五蔵
五腑 小腸 大腸 膀胱
五主 血脈 肌肉(きにく)(皮下組織) 皮毛 骨・髄・歯
五官 耳・二陰
五華 面色 毛(体毛)
人体の生理と病理 五神 意・智 精・志
五志 憂・悲 恐・驚
五声 哭(こく)
(泣き叫ぶ)
呻(しん)(うめく)
五変 噦(えつ) 欬(がい) 慄(りつ)
五音
五液 涎(えん)(よだれ) 涕(てい)
(鼻水)
唾(だ)(つばき)
五臭 羶(せん)・臊(そう)(油臭い)  焦
(焦げ臭い)
香(香しい) 腥(せい)(生臭い) 腐(腐れくさい)

■冬場のダイエットは無駄な努力!?
五能は各季節の気(エネルギー)によって発動する働きで、もちろん私たち人間にも影響します。
冬の「蔵」は、次の春に向けて蓄える季節となるので身体は蓄えよう!蓄えよう!とします。いつも通りに食事をしていても太りやすくなります。
冬場は痩せようとするのではなく、いつもより摂る量を気を付けて太らないようにしましょう!

■五味・・・自分にとって適切な量を摂ると、対応する内臓の働きが良くなりますが、摂りすぎるとかえって負担がかかり内臓の働きが悪くなるので要注意!
例)脾の働きが悪い人は甘いものが止めれず過食してしまう。。。

■五色・・・対応する臓腑の働きが悪いとそれぞれの色が肌に出てきます。
例)脾が悪いと足の裏が黄色、肺が弱い人は色白、腎の悪い人は肌が黒ずむ(特に腰)など

■五官・・・対応する臓腑の働きが悪いとそれぞれの場所に症状が出る。
例)肝→視力低下・ドライアイ、脾→熱の花・口内炎、肺→鼻水・鼻づまり、腎→中耳炎・耳鳴りなど

5 体内の仕組み〜東洋医学の見方〜

5-1 西洋医学のいう内臓との違いは?

西洋医学と東洋医学で認識している内臓は名前もほぼ同じですが、働きの捉え方が違っています。

西洋医学 東洋医学
心臓
血液を全身に送り届ける 血液をつかさどる
神気を貯蔵
精神・意識・思惟活動を主宰する
五臓六腑をコントロールする
肝臓
栄養分の貯蔵と分解 気がスムーズに流れるようにコントロール
血液の貯蔵
血液量の調整
脾臓
赤血球をろ過
古い赤血球を集め、赤血球を破壊
血液中の有害な微生物も回収して、無害化
消化・吸収
栄養の素を心・肺に送り届ける
身体機能の保持
血液のコントロール
胃酸により食べ物を殺菌
胃の収縮により食べ物を液状化する
一時的に食べ物を貯蔵
食べものを受け取る
食べものをお粥状にする
小腸にお粥状になったものを下す
呼吸により体内に必要な酸素と
体内に不要な二酸化炭素の交換
気をコントロールし、呼吸もコントロール
全身に気を散布、不要な気は排出
気道をきれいに保持しながら気を下へ降ろす
水分調整
呼吸・気の動き・血液の運行を調整
腎臓
体内の血液をろ過して尿を作り
体内の水分量を調節
精を蓄える
成長・発育・生殖・老化をつかさどる
水分をコントロール
吸気をコントロール

5-2 西洋医学と違うとらえ方がすごい

西洋医学がミクロ的に細分化されているのに対して、東洋医学は、全身をマクロ的&ミクロ的に診ます。

五臓六腑のお互いの関係性が大切で、全体に対して部分はどうなのか、部分に対して全体はどうなのかと常に相互関係に目を向けています。

私たちの身体は常にバランスをとりながら良い状態をキープしようとしていますが、部分が悪くなれば全体にも影響が出て、全体のバランスも崩れます。

その他、「五行(ごぎょう)」をベースに季節と身体の関係なども同時に診ていきます。

東洋医学では“心と身体は一つ”という「心身一如(しんしんいちにょ)」の思想から、心と身体の状態を同時に診て同時に治療するということが二千年以上前からおこなわれています。

*心身一如(しんしんいちにょ):肉体は精神によって支配され、精神は肉体によって支えられるという思想

6 東洋医学ならではの診察方法

6-1 五感を用いる診察方法

東洋医学の診察方法は自身の視覚、聴覚などを用いるもので大きく分けて4つあるので「四診(ししん)」といいます。

望診(ぼうしん) 視覚を通して病態を診察する   ex.望神、顔面診、舌診
聞診(ぶんしん) 聴覚・嗅覚を通じて病態を診察する   ex.呼吸音、声、体臭など
問診(もんしん) 問いかけと応答により病態を診察する   ex.十問法(主訴・経過など)
切診(せっしん) 指頭・指腹および手掌の触覚を通じて病態を診察する   ex.切経、腹診・脈診

6-2 舌で何でもわかってしまう!?

東洋医学ではどのように舌を診るかというと・・・

■正常な舌とは
「淡紅舌(鮮やかな赤)・薄白苔(舌表面にうっすらと白い苔)で潤い、ツヤ、動きが健康的」

舌の状態の変化は・・・
人体の気血の盛衰病邪の性質病位の深さ病状の進展状況を反映していると捉えています。

■舌の色・大きさ・形、苔の色や質や厚さなどから
→ 熱や冷えがあるかどうか、栄養が足りているかどうか、血行状態、水分代謝や内臓の状態などを判断。

6-3 脈からわかる体内の情報は膨大!!

脈は左右の手首の6箇所を診ます。

脈診
脈状診・・・脈の性状により、病因を推察したり、発熱の度合、予後の判定、病の進行度合などを判断

<六部定位脈診:五臓六腑の状態を把握>

  寸口 関上 尺中
肺/大腸 脾/胃 心包/三焦
心/小腸 肝/胆 腎/膀胱
寸関尺の部位
無病、健康人の脈状(=平脈)
一呼吸に四回か五回拍動し、その形状は硬くも柔らかくもなく、太くも細くもなく、浮いても沈んでもなく、不整脈もない
<平脈の特徴>
それぞれの季節に応じた正常な状態の脈
①「有神」・・・脈象が緩和であるだけでなく有力でもあること
②「有胃気(胃気がある)」・・・脈の去来に余裕があって平均していること
③「有根」・・・尺部を沈取したときも、一定の力があること

7 診察しながら治療法を決定!

東洋医学で大切なことは「証(しょう)」を決定すること、それを「弁証(べんしょう)」といいます。

では、「証」とは何かというと・・・・
①四診によって導き出された病の全体像であり、同時にその治療法、手技などに投影(指示)するもの
②疾病の色々な段階ごとの病態をまとめたもの
例)気が足りない →気虚証、気が滞り血行が悪い →気滞血瘀証、脾の働きが弱い →脾虚証など

■四診(診察) → 弁証 
         → 治則(証が決まると治療法則も自ずと決定) 
          → 治法(治療方法=処方:方剤(葛根湯など)、ツボの決定・操作方法など) 

■弁証の基本は・・・

八綱弁証(はっこうべんしょう)
八綱とは

表・裏・寒・熱・虚・実・陰・陽の八つを指し、証候を分析するための基準

病位の深浅(病位) 表・裏
疾病の性質(病情) 寒・熱
正邪の盛衰(病勢) 虚・実
裏・寒・虚
表・熱・実

*陰陽は、六綱を統括

八綱弁証
とは
 四診で得られた証候に関する情報を、八綱を原則として総合的に分析し病変の部位と性質、疾病過程における正気と邪気の盛衰などの状況を解明する

*東洋医学では「証」の決定が治療の基本となり、西洋医学の症状に対しての処方とは違います。
もし西洋医学的に症状から処方や治療方法を決定すると治療に誤りが起こったりするので注意が必要です。

8 まとめ

東洋医学いかがだったでしょうか。
東洋医学は自然哲学がベースに成立した医学なので、地球上で生活するには必要なものです。
少し東洋医学の知識があると、日常生活に役立つことがたくさんあり、日々の養生にもつながります。

キレイになるための行動は元気でいることにもつながるので、女性だけでなく男性にも大切なことです!
ぜひ日常生活に役立ててください。

この記事をきっかけに東洋医学に興味を持ってもらい、病院に行くほどでもないけれどなんか体調がすぐれないという時に、「漢方薬飲んでみようかな」「鍼灸施術を受けてみようかな」など選択肢の一つになると嬉しいです。

記事をお読みいただきありがとうございました。

中国語ゼミ読者のみなさまは、

・中国人と流暢に会話を楽しめるようになりたい
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などなど、夢や目標をお持ちだと思います。

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執筆者プロフィール
佐々木友子(はりきゅうメリディアンケアサロンRuyi院長 ホームページFacebook

佐々木友子profile19歳の時に2度のアキレス腱断裂を経験(1ヶ月で2回!)し、退院後のつらい時に鍼灸治療を受け、その治療効果に感銘を受け鍼灸師を目指す。
大学卒業後、専門書を原文で読めるようになりたいという思いから中国浙江省杭州へ語学留学、その後台湾台中で就業。帰国後、北京中医薬大学日本校に入学。当時、最高レベルの教授陣から本場の中医学を中国語と日本語で学び国際中医師の資格を取得。profile 免状
日本で就業できるように鍼灸専門学校へ、鍼灸師の資格を取得。その後、鍼灸教員資格も取得。
専門学校で、教員補助→非常勤講師→専任教員→非常勤講師として鍼灸師育成に携わる。
鍼灸の良さを一人でも多くの人に知ってもらうために、東京・大阪でお灸教室を開催。

 

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