【中国語文法】中国語の疑問文は6パターンを覚える!

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中国語 疑問文
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中国語の疑問文の特徴は、

  • 英語のように語順を変更する必要がないこと
  • 動詞と形容詞は肯定・否定形を並べて疑問文を作れること

です。

疑問文は会話の中でも使用することが多いですし、メールのやり取りなどでも日常的に使用されるものです。疑問文の作り方を正しく理解しておくことで、知りたいことを相手に尋ねることができますし、コミュニケーションも取りやすくなります。

ぜひ疑問文のパターンをマスターして、会話の幅を広げてください。

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1. 中国語の疑問文<6パターン>

疑問文は会話の中でも頻繁に使用されるものですし、コミュニケーションを取るためには必須です。中国語の疑問文は大きく6つのパターンに分けられます。詳しく見ていきましょう。

1-1. 文末に「吗」を付ける「是非疑問文」

中国語の平叙文の文末に「吗(ma マー)」を付けると疑問文になります。これが最も基本的な疑問文の表現です。日本語訳では「~(です)か。」となり、相手に肯定か否定かの答えを求める問いかけに用いる表現です。

平叙文 疑問文
吃饭
ご飯を食べます
吃饭
ご飯を食べますか?
吃饭了
ご飯を食べました
吃饭了
ご飯は食べましたか?
他是学生
彼は学生です
他是学生
彼は学生ですか?

1-2. 肯定形と否定形を並べる「反復疑問文」

肯定形と否定形を並べて「反復疑問文」を作ることができます。形容詞・動詞・助動詞の肯定形+否定形で疑問文となります。これは文末に「吗」は置きません。

平叙文 疑問文
你很
あなたは疲れています
累不累
あなたは疲れていますか?
中国人
彼は中国人です
是不是中国人?
彼は中国人ですか?
卫生纸
トイレットペーパーあります
有没有卫生纸?
トイレットペーパーはありますか?
不在
彼はいません
在不在
彼は居ますか?
日语
彼女は日本語ができますか?
会不会日语?
彼女は日本語ができますか?

1-3. 文末に「没有」を付ける「反復疑問文」

1-1の「吗」のように、文末に「没有(méiyǒu メイヨウ)」を付けると疑問を表すことができます。

例えば「ご飯は食べましたか?」=「吃饭了吗?」(chī fàn le ma チーファンラーマー)の「吗」を「没有」に置き換えて「吃饭了没有?」(chī fàn le méi yǒu チーファンラメイヨウ)とすると同じ意味になります。

「没有」を文末につける場合は、過去・過去完了の文章に使います。
話し言葉では「没有」の代わりに「没」だけを用いることが多く、後ろに「了」を伴って目的語をとるときは、特に「没」だけで使用されることが多いです。

平叙文 疑問文
吃饭了
ご飯を食べました
吃饭了没有
ご飯を食べましたか?
吃饭了
ご飯を食べましたか?

1-4.「还是」で複数の選択肢を問う「選択疑問文」

「还是(Háishì ハイシー)」をつけて、複数の選択肢を問う「選択疑問文」になります。「还是」をつける場合はそれだけで疑問文になりますので、「吗」をつけないように注意しましょう。

普通の疑問文 選択疑問文
你今天来?明天来
あなたは今日来ますか?明日来ますか?
你今天来还是明天来?
あなたは今日或いは明日来ますか?
你吃苹果?吃香蕉
あなたはりんごを食べますか?バナナを食べますか?
你吃苹果还是香蕉?
あなたはりんご或いはバナナを食べますか?

1-5. 疑問詞を使用して作る「疑問詞疑問文」

疑問詞を使用した疑問文「疑問詞疑問文」は、尋ねたい部分を疑問詞に置き換えて、クエスチョンマークをつけるだけでOKです。「吗」をつけません。

平叙文 疑問文
你明天去上海
あなたは明日上海に行きます
你明天去哪里
あなたは明日どこに行きますか?
这个20元
これは20元です。
这个多少钱?
これはいくらですか?
<疑問詞の例>
nǎ lǐ
哪里
どこ
shén me
什么
なに
nǎ ge
哪个
どれ
shén me shí hòu
什么时候
いつ
shéi

zĕn me
怎么
どのように
wéi shén me
为什么
なぜ


いくつ
duō shǎo
多少
どのくらい

1-6. 「呢」を用いる「省略型疑問文」

語尾に「呢(ne ヌァ)」を用いて「省略型疑問文」を作ることができます。「名詞句+呢?」「節+呢?」の形で表されます。

省略型疑問文の場合は、前に文章があり、その流れをくんで省略した表現で相手に尋ねることができます。

長い疑問文 省略型疑問文
我要咖啡。你喝什么
私はコーヒーにします。あなたは何を飲みますか?
我要咖啡,你
私はコーヒーにします。あなたは?

2.中国語の疑問文の約束

中国語の疑問文にはさまざまな形式がありますが、疑問文として成立させるためにはいくつかの約束があります。それが守れていないと文章として成立しなかったり、相手に伝わらなくなってしまうので注意しなければなりません。逆に言えば、約束さえしっかりと守っていれば疑問文はそれほど難しいものでもありませんし、マスターするのも遠くはないと言えます。疑問文を作る上での約束を知って、さらに理解を深めていきましょう。

2-1. 疑問文の文末に「呢」を付けて答えを催促する表現にできる

1-6の省略型疑問文とは違う用法で、1-1の「吗」1-3の「没有」を語尾に使う形以外の疑問文は文末に「呢」を付けることで、答えを催促する気分を表しますことができます。

疑問文 「呢」を付けて答えを催促する
あなたはどこに行くのですか?
你去哪里?
あなたはどこに行くのですか?
你去哪里
あなたは行きますか?
你去不去?
あなたは行きますか?
你去不去

「吗」「没有」が付く文には付けられません。
(✖)「吃饭了没有吗呢?」
(✖)「吃饭了没有呢?」

2-2. 基本的には疑問文の文末のイントネーションは変えない

疑問文=語尾を上げる、とイメージする人は多いかもしれませんが、英語や日本語などのように、疑問文だから語尾を上げるという約束は中国語にはありません。基本的には疑問文の文末のイントネーションは変えずに、ピンインのとおりに発音すればOKです。

2-3. 簡単な文末のイントネーションを上げて疑問の意味を表すことができる

さきほどお伝えした通り、中国語は基本的には疑問文でもピンインのとおりに発音しますが、短い単純な文章であれば、平叙文の文末のイントネーションを上げ気味に言うことで、疑問を表すことも可能です。

これは主に口語で使われる表現であり、「真的?(Zhēn de ヂェンデァ)」(本当に?)や「我?(Wǒ ウォ)」(私?)などで使用されます。日常会話で使用される表現ですので覚えておきましょう。

本当に?
Zhēn de
真的?
ヂェンデァ
私?

我?
ウォ

3. 疑問文の答え方

疑問文の作り方を知れば、次に疑問文の答え方を知っていきましょう。実は中国語の場合、日本語の「はい」「いいえ」に単純に相当する単語がありません。疑問文の問いかけ方によって、答え方が変わるのです。

疑問文の答え方にはいくつかのポイントがありますので、それらを知って上手な答え方をマスターしましょう。

3-1. 名詞述語文の答え方

名詞述語文は「○=△ですか?」と聞かれているパターン。基本的にはイエスかノーかで答えることができます。

「~ですか?」に対して肯定なら「是」、否定なら「不是」となり、単純なはい、いいえを答える場合に使用される表現です。これで答えられるのは、質問の文章に「是」または「不是」が使われているときです。

疑問文 答え方
Nǐ shì xué shēng ma
你是学生吗?
あなたは学生ですか? 
Shì

はい
Bù shi
不是
いいえ

3-2. 形容詞・動詞の述語文の疑問文の答え方

形容詞か動詞の述語文の疑問文の答え方は、聞かれた述語で答えます。例えば「好きですか?」と聞かれたら、「はい」ではなく「好きです」と答えます。

疑問文 答え方
Nǐ xǐ huān zhè bù diàn yǐng ma
你喜欢这部电影吗?
あなたはこの映画が好きですか? 
Xǐ huān
喜欢
好きです
Bù xǐ huān
不喜欢
好きではありません
Tā zài bù zài
他在不在?
彼は居ますか? 
Zài

います
Bù zài
不在
いません
Yŏu méi yŏu wèi shēng zhǐ
有没有卫生纸?
トイレットペーパーはありますか? 
Yŏu

あります
Méi yŏu
没有
ありません
Nǐ lĕng ma
你冷吗?
寒いですか? 
Lĕng

寒いです
Bù lĕng
不冷
寒くありません
Tā huì bù huì rì yŭ
他会不会日语?
彼は日本語ができますか? 
Huì

できます
Bù huì
不会
できません
・「不」は、ピンインは「bù」と表記しますが、後ろに第四声の音がくる場合は、実際の発音は「bu」が変調して第二声「bú」となります。詳しくは『四声(声調)の発音をマスターする!【音声・動画付】』の「3-3. “一”と“不”の声調変化に注意する」で解説しています。
・中国語の「はい」「いいえ」の答え方を詳しく解説してます。
【発音付】もう迷わない!中国語の「はい」と「いいえ」12パターン

 

4. 疑問文をはじめとする〈中国語の文法〉をマスターする方法

中国語の文法は覚えるのが大変!と思いますよね。効率的に覚えるにはコツがあります。

文法教材(文法項目ごとに、例文がいくつか載っているシンプルなもの)には1つの文法に対していくつも例文が載っていると思いますが、1つだけを完璧に覚えることです。残りは捨ててしまいます。ただし、覚えるべき例文は100%完璧に覚えます。

ここで言う完璧とは、日本語を見ただけでそれに対応する中国語がパッと言えて、かつ、書けるレベルのこと。もちろん発音も完璧を目指します。

1つの例文を完璧に覚えたら、次に言い換えの練習をします。例えば「我是日本人(私は日本人です)」という例文を覚えたのであれば、「我」や「日本人」の部分を他の単語に変えてみるのです。こうした応用を行っていくことで「話す」「書く」といったアウトプットの力を鍛えていくことができます。正しい文法で書いたり話したりできるとともに、別に覚えた中国語の単語を、組み合わせて使う力を養うことができます。

中国語の力を効率的にアップさせるには、「発音」をまず徹底的にマスターし、その後「総合教材」「短文教材」「単語教材」のジャンルで教材を1冊ずつ揃え、徹底的にやり込むのが有効です。

 

まとめ

疑問文は日常会話の中でもよく使用されるものですし、きちんとマスターすることで会話の幅を大きく広げることができます。

中国語をマスターするのに大切なのは、王道ですが地道な努力しかありません。やみくもに手当たり次第教材に手を出すより、効率的な方法で、「これ!」と決めてやり込むことで、確かな力が身に付きます。

記事をお読みいただきありがとうございました。

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中国語ゼミ編集部

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現役トレーナーも執筆しています。ゼロから中国語の勉強をスタートさせて、HSK6級や旧HSK7級を取得した上級者だからこそわかる、
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